TOEICとは

TOEIC® Programは、アメリカにある非営利テスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)が開発・制作している英語コミュニケーション能力の測定テストです。TOEIC® Programは特定の文化を知らないと理解できないような表現を排除することで誰もが公平に受けることができるように設計されたテストとなっています。英語力測定テストのグローバルスタンダードとして世界中で実施され活用されています。

日本におけるTOEIC® Programの運営は一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が行っています。IIBCのサイトには、TOEICは「オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定します。」とあります。しかしながら、現状としては就職活動のために受験する大学生や、業務で英語が必要なフルタイム勤務者が一番多いようです。

テスト内容は知識・教養としての英語ではなくオフィスや日常生活における「実践的な英語コミュニケーション能力」を幅広く測定する内容となっています。テスト結果は合格・不合格で判定されるのではなくスコア判定されるため、現状の英語力の把握や目標設定にも活用できるのが特徴です。

一般的にTOEICと言われているテストは、TOEIC Listening & Reading Testのことを指します。このテストはビジネスの場や日常生活での会話や文章でのやり取りといった英語能力を測るためものです。TOEICと言えばこのテストを指すことが一般的ですが、実は、このTOEIC Listening & Reading Testは、英語コミュニケーション能力を公平公正に評価する世界共通の基準としてのTOEIC Programの中のテストの一つとして位置づけられています。

TOEICとは

出典:https://english-innovations.com/3802/

TOEIC®を構成する2つのブランド・5つのテスト

TOEIC® Programは「TOEIC® Tests」と「TOEIC® Bridge Test」という2つのブランドで構成されています。TOEIC® Testsは「TOEIC® Speaking & Writing Test」「TOEIC® Listening & Reading Test」「TOEIC® Speaking Test」「TOEIC® Writing Test」の4種類に分かれており、TOEIC® Bridge Testと合わせて合計5種類のテストが存在しています。

  • TOEIC® Tests
  • TOEIC® Listening & Reading Test
  • TOEIC® Speaking & Writing Test
  • TOEIC® Bridge Tests
  • TOEIC® Speaking Test
  • TOEIC® Writing Test

テストの形式

5つのテストの中で最も受験者数が多く、学生の就職活動や、社会人のキャリアアップ、海外赴任などさまざまな場でスコアが英語力の目安としてりようされているTOEIC Listening & Readingと昨今英語のコミュニケーション能力を測るために注目をされているTOEIC Speaking & Writingを解説していきます。

TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC、或いはTOEIC L&Rと表現されます。)

  • 問題数200問(リスニング100問・リーディング100問)
  • 制限時間2時間(リスニング45分・リーディング75分)
  • 試験方式 マークシート方式
  • 結果v990点満点(Reading 495点満点、Listening 495点満点)

1年に10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)全国80都市で実施されています。

申し込み方法 インターネット コンビニ端末
受験料 5,725円(税込)
受験者数 年間約250万人(団体受験を含む・2015年調べ)

TOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&Wと表現されます。)

TOEIC L&Rテストで高スコアを取っても、話せない人がいることから、TOEIC S&Wもビジネスで重要なスキルを測るテストとして注目されるようになりました。

  • 問題数19問(スピーキング11問・ライティング8問)
  • 制限時間1時間20分(スピーキング20分・ライティング60分)
  • 試験方式 パソコン上で受験
  • 結果 200点満点

1年に24回(月1回、土曜または日曜の午前と午後に1回ずつ)主要都市他で実施されています。

申し込み方法 インターネット コンビニ端末
受験料 10,260円(税込)
受験者数 年間約2万6千人(団体受験を含む・2015年調べ)

TOEIC S&Wは、まだまだ受験者数が少ないですが、TOEICによる上場企業への調査では英語コミュニケーション能力の4技能テストの中で、スピーキングとリスニング能力を求める企業が特に高く、今後TOEIC L&R スコアに加え、S&Wテストの必要性が益々高まることが予想されています。

TOEIC® Programの特長

TOEIC® Programには3つの特徴があります。

  • 合否ではなくスコアで評価される
  • グローバルスタンダードとして世界約160ヶ国で実施
  • 実際のコミュニケーション能力を評価

1合否ではなく
スコアで評価される

TOEIC® Programは合格・不合格ではなくスコアで評価されます。プログラムの中で最も受験者数が多いTOEIC® Listening & Reading Testの場合、配点がリスニングセクション・リーディングセクションともに495点、合計990点満点となっています。日本の受験者の平均スコア(2016年)は516(リスニング:288・リーディング:228)となっています。TOEIC® Programでは現時点での英語力をスコアで確認できるため、英語力に関する客観的な目標設定や現状確認にも最適です。

2グローバルスタンダードとして
世界約160ヶ国で実施

TOEIC® Programは特定の文化を知らないと理解ができない表現が排除されているため、国籍に関わらず公平に英語コミュニケーション能力を測定することができます。英語力を測るためのグローバルスタンダードとしてアジアから北米、南米、アフリカ、ヨーロッパまで全世界約160ヶ国で実施されており、TOEIC®スコアを入社基準や昇格基準として定めている企業も数多くあります。

3実際のコミュニケーション
能力を評価

TOEIC® Programは知識・教養としての英語ではなくオフィスや日常生活における実践的な英語コミュニケーション能力を測定することを目的としており、各セクションで出題される会話シーンも実際のビジネスシーンや日常生活の場面に即したものとなっています。

TOEIC® Programを受験するメリット

TOEIC® Programを受験するメリットとしては、主に5つが挙げられます。

  • 昇進や配属に活かせる
  • 現状の客観的な英語力を把握できる
  • 英語学習のモチベーションになる
  • 実践的なビジネス英語力を身につけられる
  • 就職・転職時のアピール材料となる

1昇進や配属に活かせる

最近では英語を社内公用語に定める企業や昇進時、配属決定時にTOEIC®のスコアを考慮する企業が増えてきており、TOEIC®でハイスコアを獲得することでキャリアの可能性は広がります。

2現状の客観的な
英語力を把握できる

TOEIC® Programを受験することで、現状の自分自身の英語コミュニケーション能力をスコアという客観的な指標に基づいて把握することができます。TOEIC® Listening & Reading Testではリスニング力とリーディング力を、TOEIC® Speaking & Writing Testsではスピーキング力とライティング力を測定することができ、英語4技能についてそれぞれの能力を客観的に測ることができます。

3英語学習の
モチベーションになる

TOEIC® Programを受験すると、スコアという客観的な指標に基づき日々の英語学習の成果を測ることができるため、自身の英語力の上達を実感することができます。また、英語学習の目標をTOEIC®のスコアとして明確に設定することもでき、定期的に受験することで英語学習のモチベーション維持・向上に役立ちます。

4実践的なビジネス英語力を
身につけられる

TOEIC® Programのテストは実際のリアルなビジネスシーンに即した内容で構成されているため、TOEIC®の学習をすることで自然と実践的なビジネス英語力を身につけることができます。スコアだけではなく、実践的なビジネス英語を学ぶための教材としてもTOEIC® Programは大変おすすめです。

5就職・転職時の
アピール材料となる

新卒・中途採用の入社条件として一定以上のTOEIC®スコアを求めている企業も増えています。また、入社条件としては明確に定めていなかったとしても、TOEIC®スコアにより客観的に証明された英語力を評価する企業は数多くあり、ハイスコアを獲得していれば就職・転職時の強力なアピール材料としても使えます。

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