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ケンブリッジ英検
  • ケンブリッジ英検
  • 2023.9.15

ケンブリッジ英検の難易度、試験情報、他試験との比較!メリットやデメリットも紹介

この記事では以下のことがわかります。
 ケンブリッジ英検の概要や特徴、受験料、試験レベル、他の英語試験(TOEICなど)との違いが理解できます。また留学や国内入試に活用する際のメリットとデメリットも明確になります。ケンブリッジ英検は実践的な英語力を身につけることを重視し、世界で認知されています。試験レベルはA2からC2まであり、自身の目標と実力を考慮して受験することで、英語力の総合的な向上につながります。留学や進学を考える方にとって、重要な情報を得ることができます。

ケンブリッジ英検とは

 ケンブリッジ英検は大学入試でも使える総合的な英語力及び4技能(Reading, Writing, Listening, Speaking)です。実生活でコミュニュケーションのための英語を身につけることを目的とする検定試験です。英語の知識・文章の理解及び運用力を試せます。

 世界130カ国以上、年間250万人にのぼり、大学・企業・政府・省庁・省庁など2000以上の国内外の機関に認定・活用されています。CEFR(言語能力評価の国際基準)を具現化した内容を試されるので、客観的に英語力が測れます。

全ての試験において読み書き・話す聞く英語能力が試されます。

CEFRに沿った試験のため、試験難易度が低い試験から順に

A2 (最も低い)→ B1→ B2 → C1→C2(最も高い)

試験の特徴:(公式サイトより)

  • 言語能力評価の国際基準CEFRを標準とした試験
  • 国内の大学入試への活用(国公立・私立大学の個別入試で活用可能)
  • 厳正な試験実施体制:安全性・信頼性・公平性を備えた試験
  • 日本の学習指導要領との親和性:リーディング問題の単語は日本の教科書でほぼカバーされ、4技能全ての試験の出題問題は学習指導量が目標となって設定されています
  • コミュニケーション能力重視
  • スピーキングは受験生2対1で「伝えること」を重視しており、英語学習におけるやる気アップにつながります

公式サイト:日本ケンブリッジ英語検定機構 

日本ケンブリッジ英語検定機構(Cambridge Assessment Japan Foundation)とは?

 英国ケンブリッジ大学の一部門として世界に英語力を証明するサポートを使命とした非営利組織です。学校法人河合塾が2018年に一般財団法人 日本ケンブリッジ英語検定機構(Cambridge Assessment Japan Foundation)と共同で設立しました。

詳細はこちら(英語サイトに飛びます)

出典:日本ケンブリッジ英語検定機構

学校法人の河合塾が以下の動画でケンブリッジ英語検定について紹介しています。

動画(全体12分)

「ケンブリッジ英検を受験しょう 高校グリーンコース(高1・高2)」

試験内容とレベルチェック

試験の選び方:

出典:河合塾ホームページより

レベルチェックテスト:ケンブリッジ英検はテストの種類が豊富でCEFRレベルに分けられている場合が多いため、オンラインの無料レベル分けテスト(Cambridge Placement Test)で自分に合った英語レベルで受けるテストを選択できます。https://www.cambridgeenglish.org/jp/test-your-english/ 

試験結果:取得したスコア+そのスコアによるCEFRレベル(受験レベルとその上下1レベルを含めた3レベルが表示されます)

合否判定は合格・不合格だけでなく、4技能全体のスコア・CEFRのレベル、Reading, Writing, Listening Speaking の各パートのCEFRの段階表が表記されます。

例: A2 Key/ A2 Key for Schoolsで145点を取得すると CEFR B1レベル

例: A2 Key/ A2 Key for Schoolsで118点を取得すると CEFR A1レベル

大学入試で活用できる主な試験: 5レベル8種類

For schools バージョンは中高生の経験・関心に対応した試験内容ですが、通常バージョンとはレベル差や出題形式、試験結果の違いはありません。

ケンブリッジ英語検定は複数の英語検定試験を実施していています。主に一般的な試験としては、

Key (KET)初級 (A2)  試験内容

Prelimary(PET) 中級 (B1) 試験内容

First (FCE: Cambridge First Certificate) 中上級 (B2) 試験内容

Advanced(CAE) 上級(C1) 試験内容

Proficiency(CPE)  流暢・母国語レベル(C2) 試験内容

などがあります。

特に、英語圏の大学ではFCEレベルを最低英語レベルとして要求してる場合が多いです。

※ランクによって試験時間・配点率・出題内容が異なります

A2 Key (KET) 日常生活の英語の書く・話す。基礎的な英語力

A2 Key for Schools (KET) 

B1 Preliminary 日本の大学入試レベルに近いテストで日常生活必要な英語力

B1 Preliminary for Schools 

B2 First 海外留学や海外勤務を視野に入れた方向けで英語を使う環境に必要な英語力

B2 First for Schools 

C1 Advanecd 海外の大学・大学院留学や国際ビジネスに必要な英語力

C2 Proficiency ネイティブレベルに近い英語力を習得しており、英語圏の専門職や学術的環境(PhD等)に必要な英語力

試験内容・時間配分:試験構成・時間配分は各試験の種類によって異なります。どの試験も英語の4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)に関連する問題が出されます。

Key (KET)初級 (A2)  試験内容

Prelimary(PET) 中級 (B1) 試験内容

First (FCE: Cambridge First Certificate) 中上級 (B2) 試験内容

Advanced(CAE) 上級(C1) 試験内容

Proficiency 流暢・母国語レベル(C2) 試験内容

試験会場(2023年1月時点)

公開テストの対象エリアは現時点では日本全国9ヶ所で行われています:北海道、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、西日本、福岡。

実施試験レベル、種類や日程は試験センターに異なるため、試験センターのホームページをご確認ください。

大学進学・受験向けの活用:

河合塾の以下のサイトにて以下の項目をご覧いただけます:

  • 受験のすすめ
  • 試験の選び方・出題内容
  • 試験日程・申込方法
  • 教員・受験者の声
  • 4技能スキルCBT「リンガスキル」
  • よくあるご質問等

河合塾:ケンブリッジ英検

大学・大学院進学を目指ずなら、まずは希望大学の求めているレベルをご確認くださ

い。

大学入試での活用ガイド(国内・国外)

国内大学受験:

海外大学・大学院受験:

注意点:各々の企業や教育機関等の用件と異なる場合がありますのでご注意ください

認定機関情報が国・試験レベルと種類・機構種別で検索できます

  • Location (国名がアルファベット順で表記されます)
  • Instutition Type (機構種別で大学、言語学校、公共事業等)
  • Exam Type(希望する試験のレベル・種類)
    • 大学・大学院留学希望:Institution TypeでHigher Education(高等教育)を選択してください
    • FP =ファウンデーションコース
    • UG =学部レベル
    • PG =大学院
    • MBA =経営学修士

詳細は検索エンジンをご覧ください

English Entry requirements ページをご覧ください

注意点:英検とTOEFL・IELTS等は別々の試験です。

各大学の入学条件に必要な英語の各試験をご覧ください。

  • また、英語力以外に高校・大学の成績、推薦状、学力試験の点数(IB, SAT, A-levels)や志望動機書等が必要になります

受験料・受験会場

出典:ケンブリッジ英検サイト

ケンブリッジ英検を受けるメリット・デメリット

メリットデメリット
永久資格のため、試験の有効期限切れがない
全体のCEFRレベル、及び各4技能のCEFRレベルがわかる
イギリスやEU地域の大学・大学院入試で使える
日常会話で実践的な英語力を身につけられ、4技能総合的な英語力が伸ばせる
国内外の大学受験で使える
受験料が高い
受験会場が限られるため試験会場から離れてるなら移動も考慮
カナダ・アメリカで大学・大学院受験ならTOEFL、IELTSの方が受け入れ先が多い
他の英語検定試験(TOEFL, IELTS等)と比べると全体的に対策本が少ない
合否が出るのに時間がかかる(試験日から約14〜40日後)

他の試験と比較表

出典:文部科学省(2018年)

注意点:各英語の試験はそれぞれの特徴があります。ケンブリッジ英検、TOEFLやIELTSは海外大学の出願条件として求められているため、これらの試験難易度は英語での業務に必要な英語力を測るTOEIC等と比較すると高い傾向にあります。

ですので、英検一級やTOEIC満点を取ってもTOEFL, IELTS, ケンブリッジ英検で同じCEFRレベルの点数が取れるとは限りません。

残念ながら海外大学進学・留学ではGTEC,TEAP, TEAP CBTやTOEICの点数が入学条件になる大学が少なく、TOEFLやケンブリッジ英検・IELTSの試験を受ける必要があります。

受験対策や過去問紹介

残念ながら日本国内でケンブリッジ英検の対策ができる塾・学校は多くはありません。受験者は海外の語学学校でケンブリッジ対策コースのある学校に通っています。

対策本・公式問題集:

公式問題集:

洋書でCambridge Official と書かれている公式問題集がAmazonなどのネット通販で購入可能ですが、日本語で書かれている対策本はFCE以上ではほとんど出ていないため、洋書を購入する必要がある場合が多いです。

試験レベル・種類別の対策は公式サイト(英語)からご覧いただけます

試験対策まとめ(英語)

対策本(KET・PET):

日本語で書かれてたKET / KET for Schools (CEFR A2) とPET/PET for Schools (CEFR B1)の対策本がAmazonや紀伊國屋で販売されています

KET 本

PET 本

国内の学校(通学):

オンライン講座(英語・海外):Flo-Joe 

ケンブリッジ英検の各レベルとIETLSの通信講座を提供しています。サイトでは無料と有料コンテンツがあります。英語とIELTSの試験対策ができるため、英国を中心として有名な対策サイトです。

無料で利用できる内容では、ケンブリッジ英検合格のアドバイス、ライティングの添削とアドバイス、練習問題、単語や表現のクイズなど充実しています。

Nisai CEFRコース

Nisai CEFRプログラム

NisaiのCEFRコースでは、英語の4技能を効率よく、世界に通用する英語力を身につけられます。小学生〜大学生・大人の方を対象としていて、NOCN (National Open College Network) のカリキュラムに対応している基づいて提供されているため、オンラインで高品質な学習を提供しており、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの英語力向上に重点を置いたコースです。

CEFR ENglish コースのク授業は全てライブレッスンで行われ、週30分x4回、おおよそ9ヶ月のプログラムです。日本語サポート付きの授業に加え、全て英語でうける初心者・中級者レベルの授業も受けることができます。

初級プログラム・中級プログラム・上級プログラムがあり、日本人が苦手とするライティングやスピーキング能力をビジネス英語・母国語レベルまで上達することができます。

詳細はこちらをご覧ください

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