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cefrとは?
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  • 2021.4.7

世界共通の語学のガイドラインCEFRとは?CEFR英語レベルの基準について

CEFRとは?

CEFRといえば日本では英語を思い浮かべますが、正しくは言語の習得状況を評価するために考案された「ものさし」のことです。CEFRは〈Common European Framework of Reference for Languages〉の略で、直訳で『ヨーロッパ言語共通参照枠』と書かれます。名称にもあるように、このものさしはヨーロッパで作られました。

複数の国が密接に関わり、多くの言語が使われるヨーロッパでは、その社会に適用するため多言語を学ぶことは珍しくありません。CEFRはそういった学習者の習得レベルを判断するためのガイドラインとして作られました。現は、40以上の言語で適用が可能です。また外資系の企業でも「CEFR B2レベル」という風にCEFR情報を提出をすると、海外でも通用するような枠組みとなっています。

CEFRで語学のレベルチェックが可能

CEFRはすべての言語のレベルを判断することができます。通常、習得レベルを「A:基礎段階」「B:自立段階」「C:熟達段階」に分け、さらにそれぞれ2段階に分類して、全部で6段階の区別がされます。大まかな段階は以下の通りです。

cefrレベル

大学入試共通テストにおいてCEFRを活用(英語の外部検定試験の導入)

2024年度からの大学入試共通テストにおいて英語の外部検定試験の導入が予定されています。
文科省の発表した資料によると「高等学校学習指導要領における英語教育の抜本改革を踏まえ、大学入学者選抜においても、4技能を適切に評価するため、共通テストの枠組みにおいて、現に民間事業者等により広く実施され、一定の評価が定着している資格・検定試験を活用。」とあります。これは、センター試験には下記の課題があるからです。

  • リーディング、リスニングの2技能しか評価できていない。
  • 4技能を問うべく工夫がなされてきたが、発音・アクセントを問う問題や、会話文において単語を並びかえる問題など、受験生はスピーキング・ライティングの能力を間接的に問う問題への対応が必要となり、4技能の修得が進んでいない。
  • 高得点層の識別性が十分確保できていないことがある。
センター試験の抱える課題
センター試験の抱える課題
情報出典:文科省 「英語4技能評価の導入について①」https://www.mext.go.jp/content/20191224-mxt_daigakuc02-000003550_21.pdf

今まで実施されてきたセンター試験だけでは、外国人とのコミュニケーションに必要な英語4技能が備わっているか評価することが難しいという課題があったからです。そこで英語の4技能〈話す〉〈聞く〉〈書く〉〈読む〉を主軸に試験を行うよう検討されてきました。現在の熟達度を評価するため、英検などの英語外部検定試験を出願要件または加点対象にするとされています。

導入される検定試験はいくつかあり、それらはすべてCEFRのスコアチェックによって換算され、大学にその評価で判断されます。つまり、これからの大学入試に「このCEFRによる判断基準がとても重要になる」ということです。

外部の英語試験
予定されている外部の英語試験

TOEIC・TOEFLなどのスコアもCEFRで換算できる

世界では様々な英語の検定試験が実施されています。それぞれの試験は特定の目的のために作成されたもので、例えば世界で最も一般的な検定試験がTOEFLです。TOEFLは、”Test of English as a Foreign Language”の略で、移民の多い米国で移民後の生活や教育が可能かどうかを判断するために英語コミュニケーション能力を測るテストとして始まった試験です。米国のEducational Testing Service(ETS)という団体が実施しています。

また、日本で広く普及している試験としてTOEICがあります。これは主にビジネスの方向けの英語力を測定するために始まった試験となっています。

その他の検定試験もそれぞれ独自の目的に沿って作成されたものであるため、英語検定試験といっても、試験ごとにで測ろうとしている英語力の中身や評価方法には少しずつ違いがあります。本来は試験方法も問題も評価方法も違う試験を比較するのは簡単ではありませんが、それを容易にするのが「CEFR基準による比較」です。

文科省が公表しているCEFRによる各試験の参照図があります。この表により、特定の検定試験でどのくらいのスコアを取ればCEFRのどのレベルに該当するのかがわかります。また、そのスコアは他の検定試験ではどれくらいのスコアに相当するのかも簡単に判断できるようになっています。しかしながら、CEFRの段階分けは大まかな区分となっているので、それぞれに該当するスコアの幅はかなり大きなものになっています。

CEFRのレベルと他資格との比較
CEFRのレベルと他資格との比較

試験ごとに評価されるCEFRレベルも大きく異なることがよくわかります。

日本人の英語力は中学生卒業時でCEFR A1、高校生卒業時でCEFR A2レベル ※共に到達しているのは全体のおよそ44%

文科省は2019年度(令和元年度)「英語教育実施状況調査」の結果について公表しました。政府は中学生でCEFR A1レベル、高校生でCEFR A2レベルを達成する目標値50%に設定しています。調査の結果、中学生・高校生の英語力は目標とする英語力には達していないものの、経年で着実に改善が進んでいるとの結果がでました。一方で、都道府県・指定都市による差があることもわかっています。しかしながら、日本人の英語力は「世界で最低レベル」となっています。

日本の中学生、高校生の英語力調査
日本の中学生、高校生の英語力調査

海外の学生は中学生卒業時にCEFR B1、高校生卒業時にCEFR B2レベル

世界70の国と地域に住む91万人を対象とした調査「EFEPI(英語能力指数)」において、日本は100ヵ国および地域中53位という結果になっています。上位を占めている国の多くはオランダ、スウェーデン、ノルウェーなどヨーロッパの国々ですが、シンガポール、マレーシアといった東南アジアの国々も、比較的上位に位置しています。日本は中国、韓国、ベトナムよりも低い順位となっており、この英語力の低さは、国際競争力にも悪影響を及ぼす恐れも出始めているほど、事態は深刻となってきています。日本の高校生がCEFR A2に到達を目標にしているのに対して、中国、韓国、台湾では高校卒業時にはCEFR B2を目標に定めています。語彙数でも少なくとも5,000語近くの違いが出てきます。語学留学や海外大学のファウンデーションコースに入学する際、一般的に〈IELTS〉のスコアが使われ、6.0程度のスコアが求められます。つまり、CEFR B1及びB2は語学を学ぶ、海外大学進学の上で目指すべき基準点にあります。

 Nisaiの中学生向けIGCSEコースでは少なくともCEFR B1、高校生向けのA-LevelコースではCEFR B2が必要になります。

日本とアジアの教科書レベル比較
日本とアジアの教科書レベル比較
出典:「英語教育関連資料」http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku_kondan/kaisai/dai3/2seku/2s-siryou4.pdf

英語【を】学ぶだけでなく、英語【で】学ぶスタイルがCEFRレベルを向上させる

日本人の多くがCEFR A2止まり

日本人の多くがCEFR A2止まりになることが多いと言われています。書かれている英語を見ればなんとなく意味がわかるが、いざ自分が英語を話そうとすると言葉が出てこない、外国人とまともにコミュニケーションを取ることができないというのがほとんどではないでしょうか。

その原因として指摘されているのが、文法中心の英語教育です。文法をひたすらに覚え、テストの時に動詞のsを1つでも書き忘れようものなら減点される。単語はつづりと意味を正確に覚えることが要求され、受験用に大量の単語をまるごと覚えることに必死です。文科省が共通試験において英語の外部試験を利用すると発表した際にも記事になり話題となりましたが、日本の英語教育ではテストで評価する際に採点者によってブレがでないように平準化することに重きが置かれています。

しかし、英語も日本語と同様に言語ツールですから座学だけでなく、会話するといった実践を積み重ねながら理解していくことが大切です。つまり日本語と同じように英語【で】何かを学んでいく中で本当の言語ツールとしての力が養われていくのです。

韓国での英語教育は英語【で】学ぶスタイル

英語を「使う場」をつくるため、学校現場では実際の会話を想定して授業にリスニングを取り入れたり、ALTと呼ばれる外国人の先生が授業に参加したりと工夫がされています。しかしそれでも、試験や受験となれば、「正確な知識があるかどうか(暗記)」の方が求められている現状は変わっていません。「間違った使い方をしてはいけない」「正しい方法で話したり書いたりしなければならない」という英語教育を受けてきた人は大勢いますが、実際に「使える英語」を身に付けている日本人はほとんどいません。

それは英語【を】学ぶことに重きを置きすぎている結果、英語をツールとして使う「英語【で】学ぶ経験」が少ないことが挙げられます。これが実際に使ってみる、英語でコミュニケーションを取るといった力が向上しない原因と言えます。

韓国は、英語教育を国家戦略として位置づけられていることが知られています。学校では小学校3年生から週に2回、5年生から週3回の英語授業があります。授業はネイティブ講師が担当し、プレゼンテーションやディベート形式といった、英語で自分の考えを発信することを重視しています。まさに英語【で】学ぶスタイルと言えます。

日本人が CEFR B1以上 の英語力をつけるには?

日本にいながらB1以上の英語能力を鍛えることは、簡単ではありません。学問や芸術と比べて、言語能力は生活環境の中で総合的に育成されていくものであるため、下記にあるように語学を学ぶ上では一般的に外国語学校型、語学留学型、オンライン型などから語学を学ぶことができます。Nisaiでは完全オンライン型で日本にいながらにして海外のケンブリッジインターナショナルスクールの先生からCEFRの授業を受けることができます。Nisaiの学習のスタイルは英語【で】学ぶことを重視しています。

英検

段階的に英語力を学習していけるため、日本人向けの検定試験はこれで間違いないでしょう。

英会話

リスニングとスピーキングを鍛えるために英会話は欠かせません。

語学留学

少し身を乗り出して、海外で英語を学びに行くのも立派な手段です。

NisaiオンラインでCEFR英語を受ける

週4回×30分のコースで国内学生、海外学生と共に英語【で】学ぶスタイルで「使える英語」を身に付けていく。

取っておきたい CEFR B2 (海外高校生の英語レベルはCEFR B2)
海外進学だけでなく国内受験でも大きな武器になるCEFR B2

高校在学中に準1級レベルの英語力が理想的です。英検などを活用している大学はB1レベルを要求しています。つまりCEFR B2レベルに達することで、上位大学の求める基準を満たすことができるのです。

日本人がCEFR B2を目指すメリット

分かりやすいところで言うと、今後の大学入試共通テストにとても有効であること。採点基準を2技能から4技能に変更されるということは、それだけ日本人の英語学習に力をつけていきたい、というメッセージです。グローバルに活躍するにも決して欠かせないスキルです。

大学入試に求められる英語力

国内大学だと英検2級以上は一般的な基準ですが、それはCEFRでみるとA2~B1の「習得し始めの中級者」に過ぎません。英語資格を認められるレベルにはもう一段階上を目指す必要があります。

NisaiではCEFRに対応したコースで、あなたの英語4技能を必要なレベル(最大通訳・翻訳レベル)まで高めます。

cefrプログラム
cefrプログラム

Nisaiの提供するCEFRコースでは英語の4技能を生活の中のトピックを利用しながら鍛え上げていきます。また講師は全員ネイティブが担当するため、日本の英語教育では教わらない表現なども学んでいくことができます。Nisaiで提供できるCEFRレベルは「学習を始めたばかりの者・初学者のA1~通訳・翻訳レベルのC2」まで幅広く提供することができるようになってます。TOEIC、TOEFL、IELTS、ケンブリッジ英検などのスコアを上げていくことにも多くの生徒様が利用されています。

CEFRについてより詳しく知りたい方はこちらからCEFRについてご確認ください。

Nisaiについてもっと知りたい方や体験授業を受けたみたい方はお気軽にお問い合わせください。

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