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  • 教育機関・学校関係者の方へ
  • 2021.4.28

GCE(General Certificate of Education)とは?

イギリスの教育制度は、5~11歳の6年間が初等教育、11~18歳の7年間が中等教育となっています。大学進学希望者は、通常16歳でGCSEGeneral Certificate of Secondary Educationを受験して当該資格を取得します。※インターナショナル生はIGCSEを受験し資格を取得します。

その後、通常17歳でGCE AS Level(General Certificate of Education Advanced Supplementary Level[通称:ASレベル])を、通常18歳でGCE A level(General Certificate of Education Advanced level[通称:Aレベル])をそれぞれ受験して当該資格を取得していきます。すべて科目別の試験となっており,受験科目は受験者が決めることができるようになっています。Aレベルはイギリスにおいて最も一般的な大学(学士課程)入学資格として知られ、世界の多くの大学でも承認されています。なお、Aレベルを保有する者には日本の大学入学資格が認められています。

イギリスを起源としているケンブリッジインターナショナルのプログラム

最近国内でも文科省が推奨していて有名になってきた国際バカロレア(IB)と世界で最も採用されているケンブリッジ(A-Level)が世界の2大国際教育機構として有名です。

Cambridge internationalとはケンブリッジ大学国際教育機構(Cambridge Assessment International Education)は、英国ケンブリッジ大学傘下の教育組織であり、世界で最も普及している国際教育プログラムです。5〜19歳までの一貫した教育プログラムを提供する国際教育機関の名称として世界中で知られています。ケンブリッジインターナショナルが提供する国際資格は、世界で最も優れた大学を含む、世界中の教育機関によって「大学入学資格」として承認を得ています。

世界での分布を見てみるとIBの採用校の分布は均一で、ケンブリッジプログラムの採用校の分布は不均一となっている特徴があります。ただ英国を起源とするケンブリッジは、IBと比較して英国でははるかに広く使用されていることは不思議なことではありません。また米国内ではその差は小さいもののIB採用校の方が若干多いのが現状。現在では約160ヵ国、10,000校以上の学校において、毎年100万人もの生徒にケンブリッジインターナショナルのプログラムと資格が提供されています。

ケンブリッジインターナショナルのプログラムはグローバル人材の育成を重視

同プログラムは、科目単位での知識・理解を深めるだけではなく、各科目を統合して理解することも重視しています。ケンブリッジプログラムは3~4科目を選択し専門的に深い知識を、時間をかけて身に付けていく学びが特徴となっています。生徒にとっては、ケンブリッジプログラムはIBと比べても柔軟性が高いと言えます。ケンブリッジプログラムには必修科目がないため、理系の生徒は理系科目に集中し、文系の生徒は同様に文系科目に集中して専門的に学ぶことができます。

また、グローバル人材として生きていくために必要な「問題解決力、クリティカルシンキング、自立的研究、コラボレーション、議論、プレゼンテーション」を含む、より高次元の思考力を身につけるためのプログラム設計がされています。

Aレベルを調べていると出てくる「Oレベル(Ordinary Level)」って何?

Oレベル(Ordinary Level)
OLevel(Ordinary Level)

先ほどもご紹介しましたが、イギリスの教育制度は、5~11歳の6年間が初等教育、11~18歳の7年間が中等教育となっています。イギリスの義務教育を修了するためにはYear 10,11(14歳~16歳)を通して授業を受けてYear11の終わりに最終試験であるGCSE試験を受ける必要があります。このGCSE(General Certificate of Secondary Education)とは、イギリスの国家試験のことも指します。これをOレベルとも呼んでいます。イギリスではこの最終試験に通ると義務教育を修了したことになります。海外のインターナショナルスクール生はGCSEと類似のIGCSE(0レベル=Ordinary Level)を受験し、資格を取得します。※NisaiではIGCSEコースを提供しています。

IGCSE証明書
IGCSE証明書
IGCSE成績評価
IGCSE成績評価
IGCSE成績評価
IGCSE成績評価

GCEアドバンス(Advanced Level)とは?

GCEアドバンス(Advanced Level)とは?

Cambridge Internationalの教育プログラムはイギリスを中心に約160カ国 10,000校の学校で認可され、毎年100万人の学生に受講されています。最近では国際バカロレア(IB)を提供する高校も増えてきていますが、世界中の殆どの学生はA-Levelを勉強しています。

A-Levelは資格である、ということ。

A level certificate
A level certificate

センター試験のような日本の大学受験とは違い、国際資格であるため、就職する場合でもA-Levelの成績を書くことで有利になる場合があります。特にグローバル企業においてはA-Levelで一定以上の成績をおさめていないと就職できない場合もあります。

A-Levelの科目評価は6段階

Aレベルの科目評価
Aレベルの科目評価

試験を受けて科目ごとに、A*(90%以上)、A(80%)、B(70%)、C(60%)、D(50%)、E(40%)の6段階に評価されます。

大学進学に必要な科目数は3つ

大学の多くは最低3つの科目を要求しています。A-Levelの取得可能な科目数は50と幅広くなっているため、学生は柔軟に自分の得意科目を選択して組み合わせて受講することができます。
※どの大学がどんな成績評価を求めているかについては、ケンブリッジの大学検索データベースに詳しく記載それています。ご覧ください。

世界のトップレベル大学であるハーバードやケンブリッジ、オックスフォードへの進学も

進学実績

イギリスやアメリカなどの世界ランク上位の大学のほとんどがA-Level成績を認めています。海外進学を考えている世界中の学生は、A-Levelの取得を第一に考えている、ということです。

Aレベルは50科目から好きなものを選択できる

AS & Aレベルで学ぶことが出来る科目は約50教科あり、宗教学や芸術、言語学まで数多くの科目を学ぶことが出来ます。人気のある科目として〈英語〉〈数学〉〈サイエンス〉〈社会学〉〈芸術〉〈心理学〉などがあります。特に〈英語〉〈数学〉〈サイエンス〉はIGCSEからA-Levelの段階までのケンブリッジプログラムの土台の科目となっています。

ASとA-Levelの科目
ASとA-Levelの科目

中には、〈簡単な教科〉と呼ばれる科目も存在しており、大学からの評価が低い科目があるのも事実です。希望する大学がどのような学生を求めているのかを事前に調査することも必要になります。
各大学が求める科目と評価はケンブリッジの大学検索データベースからご覧いただけます。

Nisaiでは比較的、大学から求められやすい<英語><数学><英文学><心理学><経済学>の5科目から選択できるようになっています。詳しくは高校生コースをご覧ください。

試験の難易度はそこまで難しくない!?

基本的に授業をしっかり受けていれば、高得点を取れるようになっており、取得が難しい、ということはありません。イギリスの高校生の4人に一人はA以上を取得していると言われています。 学習範囲は、日本の大学1年生の範囲まで勉強することになります。しかし、予めシラバスで学習内容を把握したり、Revision Guideと言う教科書の内容をまとめた参考書を利用して弱点を補ったりと、勉強をする上で出来ることをやっていれば、問題なく取得できる難易度です。
Nisaiに通う生徒の72%が試験で「A」評価を獲得しています。

成績結果
成績結果

Nisaiの進学実績はこちら

日本でもIGCSE、AS&A-Levelの国際試験を受けることができる

日本では東京にあるブリティッシュ・カウンシルで試験を受けることができます。ブリティッシュカウンシルはCambridge AssessmentとEdexcelの日本における試験センターであり、個人の受験者からのお申し込みも受け付けています。Nisaiに通う生徒は東京まで試験を受けにいくこととなりますが、世界で見ても日本国内でケンブリッジインターナショナルの国際試験を受けることができるということは、とても恵まれています。
試験詳細については、ブリティッシュカウンシルのWebサイト(Cambridge Assessment Edexcel )をご確認ください。また、ブリティッシュ・カウンシルでは、以下の科目については試験を実施されておりませんので、ご注意ください。

  • Speaking/Oral Testを含む科目
  • Practical Testを含む科目
  • Courseworkを含む科目
  • Private Candidateの受験が認められていない科目

※ブリティッシュ・カウンシルの休館日(土日・祝日)および開館時間外に行われる試験については実施しておりませんので必ずブリティッシュカウンシルHPをご覧ください。

人材の確保の課題を一気に解決!NGS(Nisai Global School)認定校になればケンブリッジインターナショナルスクールNisaiが貴校のメンバーになります。

NisaiGlobalSchool
NisaiGlobalSchool

 Nisai Global School(NGS)認定校とは

日本国内にあるNisai Global School(NGS)認定校は、既存の教育機関とNisaiが提携し、Nisaiと生徒をつなぐ役割を果たしています。また日本で展開されるNGSは、既存の教育機関がそれぞれ持つ強みと海外式の教育を組み合わせた新しいコンセプトの学校です。

「独自の強みとサポート×Nisaiのケンブリッジプログラム」で、どの生徒にも最高の教育を届けることをミッションとしています。

Nisai Global School認定校になる4つのおすすめポイント

  1. 授業は全てNisaiの教員が担当。
    Nisaiの教員がオンラインで授業を提供します。経験豊富は教員が学習者のレベルに合わせてケンブリッジプログラムを提供。質の高いグローバル教育を手軽に受講していただけます。
  2. 既存のコースに「インターナショナルコース」ができる。
    既存のコースにNisaiのプログラムが加わります。「英語力育成コース」「インターナショナルコース」「海外直接進学コース」など学校機関のニーズに合わせて柔軟にコースを設置することができます。
  3. Nisaiがあなたのグローバル教育メンバーに。
    Nisaiのメンバーがグローバル教育を提供するため、新たに人材を雇う必要もありません。Nisaiがあなたのグローバル教育部としてメンバーに加わります。
  4. 低コストですぐに導入が可能
    すでにお持ちのリソースを活用して簡単に導入いただけます。スタートまでのハードルも低く、低コストですぐに導入できるのが大きなメリット。
  5. 国際基準の英語力を生徒に習得させる事が可能
    NGS認定校ではLower SecondaryからケンブリッジインターナショナルA-Levelまで、ケンブリッジインターナショナル認定のカリキュラムを提供していますので生徒に国際基準の英語力を習得させる事が出来ます。

NGS認定校をご希望の教育関係者の方はこちらをご覧ください。

個人でAレベル取得をご検討されている方はこちらをご覧ください。

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