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Aレベルとバカロレア
  • 教育機関・学校関係者の方へ
  • 2021.3.20

2大国際教育プログラム「国際バカロレアとケンブリッジAレベル」を比較!

海外大学への進学を考えたことがある人は、AP、IB、SAT、GCE A-Level、TOFLE、IELTSという言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。

その中でも特にバカロレア(IB)やケンブリッジプログラム(GCE A-Level)は世界中の大学で承認を受けている国際資格を提供している国際教育機関となっています。

みなさんは、ケンブリッジのプログラムについてご存知でしょうか。国内ではあまり耳にされたことがないかもしれません。ここで少しケンブリッジプログラムについてご紹介いたします。

世界での採用状況はケンブリッジプログラムの方が多い

Aレベルとバカロレア
Aレベルとバカロレア

世界には2大国際教育プログラムといわれるものがあります。最近国内でも文科省が推奨していて有名になってきた国際バカロレア(IB)と世界で最も採用されているケンブリッジ(GCE A-Level)です。世界の学校での採用数を見てみると、全体的にケンブリッジプログラムの採用校の数の方がIB の採用校の数よりも多くなっています。

 世界での分布を見てみるとIBの採用校の分布は均一で、ケンブリッジプログラムの採用校の分布は不均一となっています。ただ英国を起源とするケンブリッジは、IBと比較して英国でははるかに広く使用されていることは不思議なことではありません。また米国内ではその差は小さいもののIB採用校の方が若干多いのが現状です。アジアにおいては国によって採用状況は異なります。日本や香港にはケンブリッジの学校よりも IB の学校が多く採用されていますが、中国、タイ、マレーシア、インドでは、ケンブリッジの採用校の数の方が上回っています。

必須科目の違いは?ケンブリッジプログラムの方が国内学校に通う生徒にとっては柔軟性が高いと言える事実

バカロレア

バカロレア(IB)は6分野から1教科ずつ取得し、科目の等級(HL、SLなど)を選びます。6分野に渡り広い範囲を学ぶため、生徒はあらゆる領域の知識に触れることができる一方で、その量の多さに大変苦労するのも事実と言われています。また国内の一条校での認定となると学習指導要領に定められた教育課程に加えて、バカロレアの定める教育課程を実施していく必要があります。文科省が特例措置として「IBDP科目の履修をもって代えることができる」としていますが、日本の教育課程とは異なる教育を組み入れ、かつIBDP専門の教員を育成していくことはハードルが高いと言えます。

GCE A-Level

一方ケンブリッジプログラムは、学習者の興味関心にあった分野を深めていくため、およそ50種類にも及ぶ科目から選択することができるようになっています。選択する科目数も3~4科目を選択し専門的に深い知識を時間をかけて身に付けていく学びが特徴となっているため、国内の学校機関においても柔軟に導入することができると言えます。また生徒にとってはも、ケンブリッジプログラムはIBと比べても柔軟性が高いと言えます。ケンブリッジプログラムには必修科目がないため、理系の生徒は理系科目に集中し、文系の生徒は同様に文系科目に集中して専門的に学ぶことができます。

IBDPA-Level
必須要件・理系、文系双方の科目を含む
6分野の科目を選択
・4,000文字以上のExtended Essay
・Theory of Knowledge
・CAS(ボランティアワーク)
必須科目なし。
通常3科目〜4科目を選択
必須科目選択

Nisaiで選択できるA-Levelの科目は、大学から要求されやすい5つの〈英語〉〈数学〉〈英文学〉〈経済学〉〈心理学〉から選択することができます。完全オンラインのNisaiと提携するとA-Levelの授業はNisaiの教員が担当するため、新たにA-Level専門教員を育成する手間もなく、学校の先生方はA-Levelの授業中はT2として生徒のサポートに徹することができます。完全オンラインのNisaiだからこそ、より柔軟に学校のカリキュラムへ導入することができると言えます。

国際資格試験(テスト)の難易度はAレベルの方が易しい!?

バカロレア

難易度としては、国際バカロレア資格を取得するのに必要な成績スコア(DPの成績)は、6科目42点(各科目7点)とコア科目3点(EEとTOKの2科目のみ・CASは評価対象外)の計45点で採点されます。国際バカロレア資格を取得するには、ディプロマ・プログラム課程のカリキュラムを全て履修し、最終成績が【45点満点中24点以上を取得】しなければなりません。

6科目で24点以上を取れたとしても必修のコア3科目を落としてしまうと資格は取得できない仕組みとなっています。世界でもMYPからDPへ進むことができるのは全体の50%です。さらに国際バカロレアの資格取得率はその中で毎年8割ほどで、平均スコアは30点前後となっているようです。大学入試に必要なスコアは各大学によって異なりますが、40点以上のハイスコアが取れれば、オックスフォードやケンブリッジなど世界の超難関大の入学者選抜にも挑戦可能となっています。

GCE A-Level

一方A-Levelは科目ごとの成績評価となっています。国際試験を科目ごとに受験し、A*(90%以上)、A(80%)、B(70%)、C(60%)、D(50%)、E(40%)の6段階に評価されます。E以上を獲得すればA-Level国際資格獲得となります。

国際試験の難易度としては基本的に授業をしっかり受けていれば、高得点を取れるようになっており「取得が難しい」ということはありません。イギリスの高校生の4人に一人はA以上を取得していると言われています。学習範囲は、日本の大学1年生の範囲まで長い時間をかけて専門的に勉強することになります。しかし、予めシラバスで学習内容を把握したり、Revision Guideと言う教科書の内容をまとめた参考書を利用して弱点を補ったりと、勉強をする上で出来ることをやっていれば、問題なく取得できる難易度であると言えます。Nisaiではドロップアウトする生徒もなく、全員がC以上の成績を取得しています。またその内の72%の生徒がA評価を取得しています。

試験について

開催場所

バカロレアIB認定校、IB採用のインターナショナルスクール
A-Levelブリティッシュカウンシル(東京)
A-Level採用のインターナショナルスクール
バカロレアとA-Levelの試験開催場所

受験費用

バカロレア6科目 約9万3千円
A-Level3科目 約12万円
バカロレアとA-Levelの受験費用

試験内容(参考例)

バカロレア

「History」(科目グループ3の「個人と社会」の「歴史」の問題)

What were the most frequent causes of persecution of minorities? Support your answer with specific examples.
(少数民族の迫害の主な原因は何か?具体例を挙げて答えよ )

To what extent were Soviet policies responsible for the outbreak and development of the Cold War between 1945 and 1949?
(1945年から1949年の冷戦の発生と進展においてソビエトの政策はどの程度まで責任があるか?)

Compare and contrast the policies of two multiparty states for dealing with economic and social problems.
(経済・社会問題の取り扱いに関して2つの多党制国家の政策を比較対照しなさい)

A-Level

Answer both parts of the question with reference to the sources.
( sourcesを参照して両方の質問に答えなさい。)

(a) Compare and contrast the views expressed in Sources A and B on Austrian policy towards Italy after the revolutions of 1848–49.
(1848年から49年の革命後のオーストリアのイタリア政策について、Sources AとBでの見解を比較対照しなさい)

(b) How far do Sources A to D show that the revolutions of 1848–49 in Italy damaged the cause of Italian unification?
(Sources AからDは、イタリアでの1848年から49年の革命がイタリア統一の原因を損なったことをどこまで示していますか。)

上記のバカロレア、A-Levelどちらの試験問題を見ても分かるように、論理的思考力や学術論文などによって、グローバルな視野をもって、自分で考える力を育てることに重点をおいていることが特徴であると言えます。

一条校導入への障壁

さらなる制度改革がなければ、学習指導要領とバカロレア両立は失敗を招く!? 学校にとって認定獲得にはコスト面、時間面、教育人材面などハードルが高い事実

バカロレア認定校となるためには「関心校段階」「候補校段階」「IB認定校」という3っつのプロセスを踏んでいく必要があります。また導入には関心校段階からIB認定校となるまで2~3年はかかることになります。もちろんこの期間の間にバカロレアのコーディネーターやIB教員の育成なども必要となります。校内の教員からIB教員となる人を選んだり、もしくは新たに人材を探してIB教員となる人を雇ったりなど学校現場の実情に合わせて教育人材を確保し、IB認定校に必要となるワークショップや講座を受けていくことになります。

費用についてても認定校としてスタートを切るまでに、少なくとも700万円のコストが必要となります。(人件費は除く)

また一条校は「学習指導要領の内容も実施しないといけない」という縛りもあります。そう考えるとバカロレアは魅力的かつ、これからの日本にとって必要な教育ではあるが、このまま導入すると「学校現場が疲弊してしまう」「新たな教育体制構築に莫大な時間、コストや労力がかかる」という声は学校現場の本音ではないでしょうか。

参考情報:「国際バカロレア認定のための手引き」 平成27年9月版
https://ibconsortium.mext.go.jp/wp-content/themes/ibconsortium/pdf/ib-japan01.pdf

導入障壁
導入障壁

日本の大学進学だけでなく、世界への大学進学の道も開く完全オンラインのAレベルプログラム導入が可能

NisaiGlobalSchool
NisaiGlobalSchool

貴校の強みも活かせるNisai Global School認定校

日本国内にあるNisai Global School(NGS)認定校は、既存の教育機関とNisaiが提携し、Nisaiと生徒をつなぐ役割を果たしています。また日本で展開されるNGSは、既存の教育機関がそれぞれ持つ強みと海外式の教育を組み合わせた新しいコンセプトの学校です。

「独自の強みとサポート×Nisaiのケンブリッジプログラム」で、どの生徒にも最高の教育を届けることをミッションとしています。

国内の学校機関としては中学・高校の一貫校である静岡聖光学院が日本で初めてのNGS認定校となっています。

NGS認定校の聖光学院
NGS認定校の聖光学院

Nisaiが貴校の海外進学/国際教育コースを担当

ケンブリッジインターナショナルから認定を受けているNisaiがオンラインで授業を提供します。経験豊富なNisaiの教員が学習者のレベルに合わせてケンブリッジプログラムを提供。質の高いグローバル教育を手軽に受講していただけます。既存のコースにケンブリッジインターナショナルスクールNisaiのプログラムが加わります。

「英語力育成コース」「インターナショナルコース」「海外直接進学コース」など学校機関のニーズに合わせて柔軟にコースを設置することができます。

Nisaiのメンバーがグローバル教育を提供するため、新たに人材を雇う必要も国際教育機関から認定を受ける必要もありません。Nisaiがあなたのグローバル教育部としてメンバーに加わります。NGS認定校ではLower SecondaryからケンブリッジインターナショナルA-Levelまで、ケンブリッジインターナショナル認定のカリキュラムを提供していますので、生徒に国際基準の英語力を習得させる事が出来ます。

Aレベル事例:イギリスで3番目に歴史のあるダラム大学への進学(英国内ランキング5位)

ダラム大学は英国でオックスフォードやケンブリッジに続き3番目に歴史のある大学です。A-Levelを持っていればダラム大学へも出願することができます。流れとしては下記の通りです。

1.UCAS経由で出願(~1月半ばまで)

出願期限までに「UCAS」という、イギリス大学の出願状況を管理している機関に書類を提出します。(大学へは直接出願はしません。)

第一志望、第二志望などを決めて出願しましょう。

参考:ブリティッシュカウンシル「UCAS出願」
ttps://www.britishcouncil.jp/studyuk/options/higher-education/ucas-application

2.大学から合否の返事が来る(~5月初旬)

大学への出願は9月か10月に開始されます。大学の合否の返事をする期限は5月初旬までとなっています。人によってはかなり待つこともあるそうです。必要なテストの結果がまだ届いていいなければ、大学からの返事は「条件付き合格」となります。必要なテストの結果(A-Levelなど)が条件に満たなかった場合は、条件を満たした志望大学へ進学することができます。

3.出願に必須な書類は4つ

  • Personal Statement(志願同期書)
  • Letter of Recommendation(推薦状)
  • IELTS(求められるスコアは少なくとも6以上 ビザを取得時に必要)
  • 日本の高校の成績及びA-Level成績

完全オンラインのNisaiは、一条校へのAレベル導入ハードルを低くする

日本初のNGS認定校  静岡聖光学院

現在、Nisai Global SchoolとしてNisaiから認定を受けている静岡聖光学院では海外進学に興味のある生徒や帰国子女の生徒にケンブリッジプログラム(IGCSEやA-Level)を提供しています。既存の学校のカリキュラムに加え、完全オンラインの強みを活かして学校の授業時間に導入。生徒は学校の教育日課の中でケンブリッジインターナショナルのプログラムを受講できる仕組みとなっています。また授業は海外からNisaiの教員がT1として行っていくため、現場の先生方はT2として生徒へのサポートや受講に必要な対策をしてくれています。

聖光学院授業風景1
聖光学院授業風景1
聖光学院授業風景2
聖光学院授業風景2
聖光学院授業風景3
聖光学院授業風景3
聖光学院授業風景4
聖光学院授業風景4
聖光学院授業風景5
聖光学院授業風景5

A-Levelプログラムの学校導入にご興味のある学校関係者、教育機関関係者様は説明会・セミナーも実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

教育機関の方はこちらから詳細をご確認ください

個人の方もアフタースクールやホームスクールで受講出来ますのでA-Levelプログラムの概要をご確認ください。

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