- 小学生
- 2026.5.19
プリスクール卒業後、英語を忘れない進路はどこ?公立・インター・オンライン徹底比較

本ページでは以下のことがわかります。
プリスクール卒業後の主な進路は「インター」「イマージョン校」「公立・私立+英語」「海外」の4つです。本記事では各進路の費用やメリットを比較し、英語力を維持しつつ後悔しない選び方を解説します。
結論 プリスクール卒業後の進路は大きく分けて4パターン
プリスクール卒業後の進路は、大きく分けて「インターナショナルスクール」「イマージョン校」「日本の小学校+英語学習」「海外留学・移住」の4つです。
ご家庭の教育方針や、お子様にどのような環境で育ってほしいかによって最適な選択肢は異なります。
ここでは、それぞれの進路の全体像と特徴をわかりやすく解説します。
インターナショナルスクール(小・中・高)で完全な英語環境を維持する

プリスクールの教育方針をそのまま引き継ぎ、学校生活のすべてを英語で行うのがインターナショナルスクールです。最大のメリットは、高い英語力と国際感覚を自然に維持・発展できる点にあります。
日本のカリキュラムにとらわれない探究的な学びが特徴で、多様性を受け入れるマインドが育ちます。
一方で、日本の義務教育課程として認められない場合があることや、年間100万円以上など高額な学費がかかる点がネックになります。
将来的に海外の大学進学を視野に入れ、完全な英語環境を優先したいご家庭にとって、最も確実な選択肢と言えるでしょう。
英語特化型(イマージョン校)で英語と日本語の教育バランスをとる

全授業の半分以上を英語で行う「英語イマージョン教育」を導入している私立・公立小学校へ進学する道です。英語と日本語の学習バランスを重視したいご家庭に向いています。
算数や理科などの教科を英語で学ぶため、実用的なアカデミック英語が身につくのが大きな強みです。
同時に国語などの授業を通じて日本の教養も学べるため、アイデンティティの形成もサポートされます。
ただし、学校数が全国的にまだ少なく、通学圏内に希望する学校がないケースや、入学試験の難易度が高い場合がある点には注意が必要です。
私立・公立小学校+英語学習(アフタースクール等)で学ぶ

日本の小学校に通いながら、プリスクールで得た英語力をアフタースクールやオンライン英会話、専門の学習塾などで維持する選択肢です。
日本の義務教育をしっかり受けさせたい、または地域のコミュニティとの関わりを大切にしたいご家庭に多く選ばれています。
公立小学校へ進む場合は学費を抑えられますが、日常会話が日本語中心になるため、意識的に英語環境を作らないと英語力が低下しやすい点に注意が必要です。
近年では、質の高い海外カリキュラムを放課後に受講できるインターナショナルオンラインスクールを活用する家庭も増えています。
海外留学・海外移住を選択してグローバルな環境に身を置く

小学校入学のタイミングに合わせて、親子留学(教育移住)や単独での海外留学(ボーディングスクール等)を選択するケースです。
本場の言語や文化に直接触れることで、真のグローバルスタンダードを体感し、語学力だけでなく自立心や多様性への理解が圧倒的に深まります。
しかし、ご両親の仕事の調整、ビザの取得、滞在費や学費など、金銭面・生活面でのハードルは4つの選択肢の中で最も高くなります。
明確な目的意識と入念な事前準備が必要ですが、子どもに世界を舞台に活躍してほしいと願うご家庭には究極の選択肢となります。
早見表で比較 プリスクール卒業後の進路別メリットと費用・スケジュールの目安
進路ごとの大まかな違いを把握することは、スムーズな学校選びの第一歩です。
ここでは、それぞれの進路のメリット、学費の目安、そして意外と見落としがちなスケジュール面の注意点について、一目でわかるように整理しました。
ご家庭の状況と照らし合わせて確認してみましょう。
一目でわかる進路別の特徴とメリットの比較表

各進路の特徴を比較表で整理すると、重視すべきポイントが明確になります。
インターナショナルスクールは「英語力」に特化している分、日本の義務教育とは異なる枠組みになります。
一方、イマージョン校は「英語と日本語」のハイブリッド型です。
「公立+英語」は費用の安さと日本の教育が強みですが、英語維持のための外部学習が必須となります。
このように、すべての希望を完璧に満たす選択肢は存在しないため、まずはご家庭内で「何を最も優先するか(英語か、日本のカリキュラムか、費用か)」の軸を決めることが重要です。
【費用】公立・私立・インター・イマージョン校の学費と総額目安

小学校6年間の教育費は、進路によって数百万から一千万円以上の差が出ます。
公立小学校は学費が無料ですが、英語維持のためのアフタースクール代(月5〜10万円程度)が別途必要です。
私立小学校やイマージョン校は年間50万〜100万円程度、インターナショナルスクールの場合は年間150万〜300万円程度が相場となります。
これらに加えて、入学金、施設維持費、サマースクール代、教材費などが加算されるため、初年度だけでなく卒業までの総額をシミュレーションしておくことが失敗しないポイントです。
【注意点】卒園後から小学校入学までの「1ヶ月の壁」と預け先の確保

共働き家庭が特に注意すべきなのが、プリスクール卒園(3月上旬〜中旬)から小学校入学・学童開始(4月上旬)までに発生する「約1ヶ月の空白期間」です。
認可保育園とは異なり、多くのプリスクールは春休みが長めに設定されているため、この期間の子どもの預け先をどうするかが大きな課題となります。
民間学童の一時預かり、スプリングスクールへの参加、ベビーシッターの活用、あるいは祖父母への協力要請など、秋頃から早めに手配を進める必要があります。
人気の民間学童は1年以上前から予約が埋まることもあるため注意が必要です。
失敗しないための判断軸 卒業後の進路選びで確認すべき4つのポイント
進路選びで後悔しないためには、イメージだけで決めるのではなく、具体的な判断基準を持つことが不可欠です。
ここでは、カリキュラムの質から生活リズムまで、保護者が事前に必ずチェックしておくべき4つの重要なポイントを解説します。
英語力の維持か日本のカリキュラムへの適応か優先順位を決める

進路選びの最大の分岐点は、「完全な英語環境を優先する」か「日本の義務教育や文化への適応を優先する」かです。
両方を完璧にこなすことは子どもにとっても負担が大きいため、まずは家庭内でブレない方針を固める必要があります。
将来的に日本の中学・高校・大学への進学を想定しているなら、早い段階で日本のカリキュラムに適応させておくことが安心材料になります。
逆に、将来の海外進学やグローバル企業での活躍を強く望むのであれば、多少のコストをかけてでも英語環境を最優先に確保する決断が求められます。
教育方針の整合性を確認する(IBやケンブリッジ国際認定など)

インターナショナルスクールや質の高いオンラインスクールを選ぶ際は、採用しているカリキュラムが国際的に認められているかを確認しましょう。
代表的なものに、探究学習を重視する「IB(国際バカロレア)」や、アカデミックな基礎学力を高める「ケンブリッジ国際認定」などがあります。
これらのプログラムは世界共通の基準で評価されるため、将来海外の学校へ転校したり、海外大学へ進学したりする際に非常に有利に働きます。
学校が掲げる教育理念と、これらの国際カリキュラムが自家庭の目指す教育像と一致しているかを見極めてください。
費用の総額を把握する(学費+アフタースクール・維持費など)

教育費の計算でよくある失敗が、表面的な「授業料」だけを見て予算を組んでしまうことです。
実際には、入学金や施設費に加え、スクールバス代、制服代、PC端末代、そして長期休みのサマースクール参加費など、見えないコストが多々かかります。
特に公立小学校+英語アフタースクールの組み合わせは、毎日通うと年間100万円近くになり、結果的に私立と変わらない負担になるケースも珍しくありません。
6年間継続して支払えるか、さらにその先の中学・高校の費用まで見据えた長期的なマネープランを立てることが必須です。
小学校入学後の生活リズムと保護者のサポート体制をチェックする

学校選びでは、入学後のリアルな生活リズムを想像し、共働きのご家庭でも無理なくサポートできる体制かを確認することが重要です。
インターナショナルスクールや私立小学校は、平日の行事参加やボランティア、お弁当作りなど、保護者の積極的な関与が求められる学校が多くあります。
また、宿題のサポート(特に英語の課題)を誰がどう見るかという点も課題になります。
送迎の負担や放課後の預け先(学童の有無)も含め、親の働き方と学校のスケジュールの相性を事前にシミュレーションしておきましょう。
ケース別 具体例でわかる我が家に合うプリスクール卒業後の選択肢
ご家庭の経済状況、教育観、そしてお子様の性格によって、最適な進路は全く異なります。
ここでは、よくある3つの家庭のケースを挙げ、それぞれにフィットする具体的な進路の選択肢とその理由をご紹介します。
費用を抑えつつ一定の英語力をキープしたい家庭のケース

予算に上限があり、小学校以降は教育費をセーブしつつも、プリスクールで培った英語の耳と発音は失わせたくないケースです。
この場合は、「公立小学校へ進学し、週2〜3回のオンライン英会話や良質な英語教室を併用する」スタイルが最適です。
特に近年は、自宅にいながら海外の先生からマンツーマンで学べるインターナショナルオンラインスクールが充実しています。
通学の手間や高額なアフタースクール代を省きながら、本場の英語に継続して触れさせることができるため、コストパフォーマンスに優れた選択肢となります。
日本の教育を受けさせながら高い英語力も目指したい家庭のケース

アイデンティティ形成のために日本の文化や礼儀、基礎学力をしっかり身につけさせたいが、英語もネイティブレベルを目指したいというケースです。
この場合は、「英語イマージョン校」や「英語教育に力を入れている私立小学校」が有力な候補となります。
学校内で過ごす時間の多くを英語環境に置きつつ、日本の学習指導要領にも対応しているため、バランスの良い成長が期待できます。
もし近隣にイマージョン校がない場合は、私立小学校に進学し、放課後は週5日英語のみで過ごす本格的なアフタースクールに通う方法も効果的です。
将来的な海外進学を見据えて完全な英語環境を望む家庭のケース

親自身に海外赴任の可能性がある、あるいは将来的に子どもを海外の大学に進学させたいと明確なビジョンを持っているケースです。
この場合は、迷わず「インターナショナルスクール」または「海外留学・移住」を選択することをおすすめします。
日本のカリキュラムによる日本語の定着に不安が残るかもしれませんが、家庭内での日本語読書の習慣化や、週末の国語塾などでカバーすることは十分に可能です。
IB(国際バカロレア)などを導入する学校を選べば、世界中どこへ行っても通用する高度な学力と国際感覚を養うことができます。
次のアクション 自家庭に合う進路を見つけるための2つのステップ
進路の全体像と判断軸が理解できたら、次は具体的な行動に移す段階です。
情報収集を効率的に進め、お子様に最適な教育環境を見つけるために、まずは以下のステップから始めてみましょう。
卒業後の進路チェックリストと英語教育継続ガイドをダウンロードする

まずは、頭の中の悩みや希望を可視化するために、手元でじっくり確認できる資料を入手しましょう。
当サイトでは、ご家庭の優先順位を整理できる「卒業後の進路チェックリスト」や、学年別に必要な対策をまとめた「英語教育継続ガイド」を無料で提供しています。
ご夫婦でリストにチェックを入れながら話し合うことで、潜在的な教育観のズレに気づき、意見をすり合わせる良いきっかけになります。
ぜひダウンロードして、今週末の家族会議の資料としてご活用ください。
診断ツールを活用して我が家に最適な教育プランの目安を知る

「選択肢はわかったけれど、結局うちの子にはどれが一番合っているの?」と迷う場合は、無料の診断ツールを試してみるのが近道です。
現在の英語レベル、今後の目標、かけられる予算、親のサポート可能な時間などの簡単な質問に答えるだけで、最適な進路の方向性やおすすめの教育プランが客観的に提示されます。
自分たちだけでは気づけなかった新しい選択肢(例えば、オンラインのインターナショナルスクールなど)を発見できることも多く、学校選びの視野がグッと広がります。
専門家による個別相談や説明会に参加して具体的な疑問を解消する

資料やツールで方向性が見えてきたら、次は教育のプロフェッショナルに直接相談して不安を完全に解消しましょう。
各スクールの説明会に参加して実際の雰囲気を確かめるのはもちろん、中立的な立場でアドバイスをくれる専門家の「個別相談」を利用するのも効果的です。
「今の英語力で授業についていけるか」「IB認定校とそうでない学校の具体的な違いは何か」など、ネット上にはないリアルな情報や、お子様の個性に合わせた具体的な学習ロードマップを手に入れることができます。
まとめ プリスクール卒業後はどこへ行くか早めの情報収集が鍵
プリスクール卒業後の進路は、インターナショナルスクール、イマージョン校、公立・私立+英語学習など多岐にわたります。最も大切なのは、ご家庭の教育方針(英語力維持か、日本の教育か)と、予算や生活リズムといった現実的な条件のバランスを見極めることです。IBやケンブリッジなどの国際的な基準も視野に入れつつ、後悔のない選択をするためには、年中の秋頃からの早めの情報収集が鍵となります。まずはチェックリストや個別相談を活用し、最適な道を見つけてください。
よくある質問(FAQ)
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そもそも日本における「プリスクール」とは何ですか?
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主に未就学児(0〜6歳)を対象に、英語環境で保育や教育を行う施設のことです。英語「を」学ぶのではなく、英語「で」生活や遊びを経験し、自然に語学力や多文化への理解を育むことを目的としています。
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インターナショナルプリスクールに通うには親の年収はいくら必要ですか?
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スクールの学費(年間100万〜200万円程度)から逆算すると、一般的には世帯年収で1,000万円〜1,500万円以上が一つの目安と言われています。ただし、自治体の無償化補助を利用して負担を軽減しているご家庭も多くあります。
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日本で1番安いインターナショナルスクールはどこですか?
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地域やカリキュラムにより異なりますが、オンライン型のインターナショナルスクールや、地方都市にある一部のスクールは年間50万円台から受講可能な場合があります。学費だけでなく質の確認も必須です。
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インターナショナルスクール卒業後の進路はどうなりますか?
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海外の大学への進学が主流ですが、IB(国際バカロレア)を取得していれば国内の難関大学へ帰国生枠や総合型選抜で進学する道も大きく開かれています。国内インターの高等部へ進む生徒も多数います。
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プリスクール卒業後に公立小学校へ進学すると英語は忘れてしまいますか?
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日常会話が日本語中心になるため、何もしなければ数ヶ月でリスニングや発音の能力が低下し始めます。維持するためには、オンライン英会話や質の高いアフタースクールで週数回、継続的に英語に触れる環境が不可欠です。
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インターナショナルスクール進学に必要な英語力の目安はどのくらいですか?
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小学校1年生の入学時点では、ネイティブの同年齢の6〜7割程度のリスニング・スピーキング力(先生の指示が理解でき、簡単な意思疎通ができるレベル)を求める学校が多いです。英検で言えばブロンズ〜シルバー程度が目安です。
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アフタースクール選びで失敗しないための比較ポイントは何ですか?
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「お預かり(保育)」がメインか、「英語教育」がメインかを見極めることです。プリスクール出身者の英語力を維持するには、レベル別のクラス編成があり、探究学習など知的好奇心を満たすカリキュラムがあるかを確認してください。
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プリスクールから日本の小学校に入学した際になじめないリスクはありますか?
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自己主張を良しとするプリスクールの文化と、集団行動を重んじる日本の小学校の文化の違いに戸惑う「小1プロブレム」のリスクはあります。入学前に日本の学校のルールや座学の習慣を少しずつ教えておくことが大切です。
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卒業後の進路はいつ頃から検討を始めるのが最適ですか?
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遅くとも「年中(4〜5歳)の秋頃」には情報収集と見学を始めるのが最適です。私立小やインターの受験は年長の秋に行われるため、そこから逆算して約1年前には志望校を絞り、対策をスタートさせる必要があります。
