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  • ケンブリッジ英検
  • 2021.5.13

ケンブリッジ英検とは?

ケンブリッジ英検は100年以上もの歴史があります。世界の多くの企業でも導入され、EU諸国では最も認知度の高い英語試験となっています。日本でもケンブリッジ英語検定試験を重要視する大学や企業が増えており、「もし日本で普及すれば日本人の英語力は劇的に向上する」とまで言われているようです。その理由は、リスニング・リーディングに加えてスピーキング・ライティング・文法によって、より正確な英語力を測ることのできる英語試験となっているからです。「一度取得すれば生涯有効」ということもその質の高さをよく表しています。

「ケンブリッジ英語検定試験の合格を目指す=本当の英語力が身につく」ということでもあります。

ケンブリッジ英語検定は、英語学習を楽しく、効果的で、達成感のあるものにする検定試験となっています。ケンブリッジ英検は、世界最高レベルの研究によって推し進められ、次のことに専心しています。

  • 優れた教育を提供する。
  • 学習者や教師により多くの機会を提供する
  • 教育機関および企業 (雇用者) に価値あるものを提供す
  • 社会全体の利益のため言語学習を促進する

英語を学習し、実世界での実践的スキルを向上させるモチベーションを学習者の年齢や能力に関係なくもたらします。検定はそれぞれ、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のレベルに対応しており、スピーキング、ライティング、リーディング、リスニング能力を一歩ずつ向上させるように支援しているのがケンブリッジ英検です。また最大の特徴としては合否の判定証がでるのではなく、英語力を証明す認定証が出されるところも大きな特徴となっています。

ケンブリッジ英検はIELTS同様、CEFRの共通枠(A1,A2,B1,B2,C1,C2)に準拠して作られている

ケンブリッジ英検は、イギリスの名門・ケンブリッジ大学の一部門で、非営利組織であるケンブリッジ大学英語検定機構(Cambridge English Language Assessment)が開発・実施している国際通用性の高い英語能力認定試験です。ケンブリッジ英検の試験は世界トップレベルの言語研究者チームによる大規模な研究に基づいて開発されており、実生活の様々な状況でのコミュニケーションにおいて、どのように英語4技能を使うことができるかを評価できるように設計されています。さらに大きな特徴としては、生涯にわたって英語を学習する視点で作られていることが挙げられます。幼児・小学生から成人学習者まで、定着を確認しながら段階的に次のレベルへとステップアップする構成となっており、実践的な英語運用能力を伸ばせるような設計となっています。

また、ケンブリッジ英検はすべての試験がヨーロッパ共通参照枠CEFRに準拠しています。CEFRの開発に同機構が深く関与した歴史的経緯から、他の英語運用能力試験と比べてもCEFRとの整合性が高い試験内容です。CEFRが言語コミュニケーションのレベルとして設定しているA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階すべての能力を測定することが可能で、学習者の進路や目的に応じて、レベルに適した試験をCEFRに照らして選択することができるようになっています。

ケンブリッジ英検のレベルは5つに分かれている

ケンブリッジ英検では英語の試験は「Key:キー」、「Preliminary:プレリミナリー」、「First:ファースト」、「Advanced:アドバンスト」、「Proficiency:プロフィシエンシー」の5段階のレベルから成ります。「Key:キー」はもともと日本の高校生を対象に作成された試験で日本の学習指導要領とも高い親和性が見られますが、2009年以降、「Key:キー」、「Preliminary:プレリミナリー」、「First:ファースト」に中高生対象の「フォー・スクールズ」シリーズが加わり、さらに効果的な学校教育との連携も可能になっています。

ケンブリッジ英検5つのレベル
ケンブリッジ英検5つのレベル

小学生、中学生、高校生、社会人と場面に合わせてレベルチェックができる。最高レベルはCPEの翻訳・通訳レベル

ケンブリッジ英検では各レベルは下記の合わせてレベルチャックができるようになっています。

  • 「Key:未満 A1」:小学生から中学生レベル
  • 「Key:キー」:中学生から高校生初級レベル
  • 「Preliminary:プレリミナリー」:高校生大学入試レベル
  • 「First:ファースト」:大学進学レベル
  • 「Advanced:アドバンスト」:社会人ビジネスレベル
  • 「Proficiency:プロフィシエンシー」:社会人翻訳通訳レベル

それぞれの場面に合わせたレベルが設定されているので、場面ごとに目標を設定できるるため「効果的で、達成感のあるものにする検定試験」となっている所以はここにあります。
NisaiのAS&A-Levelコースで学ぶ場合は少なくともFCEレベル(CEFR B2)が必要となります。このFCEレベルは海外のファウンデーションコースに進学する場合も求めれる最低ラインのレベルとなっています。

Cefrとケンブリッジ英検の対照表
Cefrとケンブリッジ英検の対照表

受験するメリット! 就職の際に日系だけでなく外資系の履歴書にも書けるケンブリッジ英検!!

ケンブリッジ英検では、現在の英語力から「英語できます」と言えるようになるまでの距離をはっきり知ることができ、そこに向けてどう学習すればいいのかを明確にできます。これはケンブリッジ英検の大きな特徴であり、一旦目標が決まったら、あとはコツコツ積み上げるのが得意な方にはピッタリの資格です。
もちろん日本でも受験できるので、帰国後も継続して英語を学習したい方にとっては、今後一貫した目標設定のもと学習を続けられる安心感もあるでしょう。これから留学する方で英語を第一の目的とする方なら、まずはケンブリッジ英検を目標に据えてみることから始めるのをおすすめします。

ケンブリッジ英検の受検者には、下記の情報が記載された「結果ステートメント」が送付されます。また、合格者には「認定証」が発行されます。ファースト、アドバンスト、プロフィシエンシーの場合、認定証には英国の学習成果・職業能力の認証・評価制度「英国資格指標 (NQF:UK National Qualifications Framework)」のレベルも記載されています。

ケンブリッジのコースを受講し、テストを受ける学生のほとんどの目的は、IELTSと目的が似ています。つまり、「TAFE、大学、への進学や就活のため!」または、移民のためのスコア、の英語力を証明するためです。日本国内の大企業だけでなく、航空会社や海外企業で認められている資格であり、多くの企業でTOEICやTOEFL同様に高度な英語力を証明できるものとなっています。

ケンブリッジ英検が企業からも認められているのには下記の 7つの理由があります。

  1. 実生活に必要な英語能力を開発している
  2. 幅広いレベルと用途の試験
  3. 仕事、入国申請、留学のための資格として国際通用性が高い
  4. 学習者用・教師用の多様な教材提供による手厚いサポート
  5. 世界中で受験できる国際的な試験
  6. 安全性、信頼性、公正性
  7. 世界最高レベルの研究が支える

このことからも、世界的にも信頼度はかなり高いようです。

ケンブリッジ英検を求めている企業一覧
ケンブリッジ英検を求めている企業一覧(抜粋)

ケンブリッジ英検の過去問から見えてくる問題の緻密さ

ケンブリッジ英検は日本ではまだあまり知られていませんが、IELTSと同様に世界に出るともっともひろく認知されている英語試験です。

その他の英語検定と比較しても試験時間が長く、テクニックだけでは乗り切れないような問題が4技能すべての分野にわたって出されます。100年に渡る経験と専門知識が結集されケンブリッジ大学英語検定機構と ケンブリッジ大学出版の両機関の経験と専門性が生かされた問題内容となっているようです。

レベルチャックテストがケンブリッジ大学英語検定機構のホームページで受けることができますのでぜひ挑戦してみてください

【問題例を一部ご紹介】

問題例
問題例
試験内容と時間
試験内容と時間

問題の難易度は他の英検と比較しても難しい

ケンブリッジ英検は、実践的な英語コミュニケーション能力が測定されるのが特徴の1つです。ここでは各4技能ごとにどのような試験内容かを簡単に見ていきましょう。

スピーキング

テストでは、面接官と対話するだけでなく受験者同士でディスカッションをするセクションもあります。他の英検はインタビュー形式なので、よりインタラクティブな内容と言えます。つまり聞かれた事だけに答えるような形式ではなく、自分の意見を述べるなど高度なコミュニケーション能力が求めれる試験となっています。

ライティング

与えられた情報からメールを書く問題、記事やストーリーを書く問題、また自分の意見を述べる問題などが出題されます。幅広い語彙表現や時制を使うことが求められます。コミュニケーションとして伝わらない間違いは減点の対象となるようです。

リーディング

各レベルによってライティングとまとめて実施されたり、リーディングとライティングが別々に実施されたりします。CAE以上では、語学学校で学ぶ以上の高度な文法知識が要求されます。CAE以上を狙う場合はNisaiで学ぶなどの対策が必要となります。

リスニング

ケンブリッジ英検のリスニングは難しいと言われています。それは100%イギリス英語で実施されるからです。日本で学んできた学習者はアメリカ英語に慣れているため、アクセントや表現も異なる部分の多さに難しさを感じるようです。取り扱われるトピックとしては日常生活に根ざしたものが中心となっています。

簡単に概要を記載しましたが、他の英検と比較してもその難易度は高いと言えます。だからこそ、世界の企業が信頼をおいているというのも頷けます。

受験料は会場や検定機関によって異なる

受験料は申し込む機関によって安かったり高かったりします。

5レベル8種類の試験があり、受験料は9,900円〜25,850円となっています。(※受験料については目安としてご覧ください。)

ケンブリッジ英検受験料目安
ケンブリッジ英検受験料目安

2021年の試験日程

ケンブリッジ英語検定のお申し込みは、各試験センターよりお願いいたします。
主な試験センターとしては下記の通りです。

  • 河合塾
  • 北海道試験センター
  • Z会アセスメントセンター
  • 近畿試験センター

※ 実施試験レベル、種類、日程等は試験センターにより異なります。各試験センターのホームページで必ずご確認ください。
各試験センターについてはこちら

ケンブリッジ英検 プロフィシエンシー (CPE)まで対策できるNisaiのCEFRコース

Nisaiの提供するCEFRコースはNOCNのESOLInternationalと協力して行います。このコースはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの英語スキルの向上に重点を置いています。学習の内容は、公的、個人的、教育的、職業的トピックに関連する実際の状況に基づいて行われます。それぞれのコースは、学習者が必要とする英語の習熟に向けて力をつけていくように設計されています。NOCNのESOLInternationalコースは、CEFRレベルと同等のものを提供します。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)はIELTSの代替手段であり、A1レベルからC2レベル(CPE)までNisaiで習得することができます。

 NisaiのCEFRコースについてはこちら

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