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中学からのインターナショナルスクール選びを親子で考えるイラスト
  • インターナショナルスクール
  • 2026.11.2

インターナショナルスクールの中学とは?学費・一覧と就学義務

インターナショナルスクールの中学とは? 中学から入る前に知っておきたいこと。

「中学からインターに通わせたいけれど、日本の義務教育や高校受験はどうなるのだろう」と迷う保護者の方は多いでしょう。中学の3年間は義務教育の期間にあたるため、高校からの入学とは違う注意点があります。学校を比べる前に、入学の条件と制度上の扱いを確かめておきましょう。

中学からのインター入学はできるが、英語で教科を学ぶ力が必要になる

中学の段階からインターナショナルスクールに入ることはできます。ただし、インターの中学では数学や理科、社会などを英語で学び、課題も英語で書いて出すのが基本です。日常会話ができるだけでは足りず、英語で教科を学ぶ力が求められます。

中学で学ぶ内容は小学校より抽象的になり、理科や社会では専門的な英語の用語も増えていきます。そのため、英語の試験や面接、作文などで入学を判断する学校が多いでしょう。小学校高学年のうちから、英語で読む量と書く量を少しずつ増やしておくと準備になります。

中学は義務教育のため、日本国籍の子は就学義務との関係を確かめる

保護者が子どもを15歳になる学年の終わりまで中学校などに通わせる義務を定めているのが、「学校教育法」第17条です。文部科学省の「学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」では、日本国籍の子を一条校(同法第1条の学校)として認められていないインターに通わせても、就学義務を果たしたことにはならないとしています。

同じページでは、一条校でないインターの中学部の途中から日本の中学校へ移ることも認められない、とされています。入学を決める前に、学校の種別と教育委員会での扱いを確かめておきましょう。

インターの中等部を卒業しても、日本の高校の入学資格にならないことがある

文部科学省の「高等学校入学資格 Q&A」では、日本にある外国人学校の中等部は中学校ではないため、卒業しても高校の入学資格を持つものではないとしています。その場合は、中学校卒業程度認定試験に合格してから、高校の入学者選抜を受ける方法が示されています。

一条校でないインターの中等部も、同じように考えておく必要があるでしょう。高校もインターで学び続けるのか、日本の高校を受験するのかによって、中学の選び方は変わります。中学の3年間だけでなく、その先の進路まで見通して学校を選ぶことが大切です。

インターナショナルスクールの中学と日本の中学の違いを一覧表で比べる

インターナショナルスクールの中学は、日本の中学と比べて、授業の言語や評価の仕方、学年の区切り、学費が違います。日本の中学に通いながらオンラインのインターで学ぶ方法も加えて、主な違いを一覧表にまとめました。

比べる点日本の中学インターナショナルスクールの中学オンラインのインター(日本の中学と組み合わせる)
授業の言語日本語英語が中心英語
カリキュラム国の学習指導要領学校ごと(英国式、国際バカロレア、アメリカ式など)学校ごと(英国式など)
授業と評価定期テストの比重が大きいことが多い課題、発表、プロジェクトなどの積み重ねで評価することが多い学校ごと
新しい学年の始まり4月8〜9月に始まる学校が多い学校ごと
日本の制度での扱い卒業すれば高校の入学資格が得られる一条校でない学校では、就学義務や高校の入学資格に注意が必要在籍する日本の中学で卒業する
学費の目安学習費総額で公立は年約54万円、私立は年約156万円(令和5年度)学校ごとに違うため、募集要項で確かめる1科目から学べる学校もあり、科目数で変わる

授業の言語と、学ぶカリキュラムが違う

日本の中学は、国の学習指導要領に沿って日本語で授業を行います。これに対してインターナショナルスクールの中学では英語で授業を行い、英国式や国際バカロレア(IB)、アメリカ式など、学校ごとに採り入れているカリキュラムに沿って学びます。

同じ数学や理科でも、学ぶ順番や深さ、試験の形はカリキュラムによって違うものです。また、日本語で国語や日本の歴史を学ぶ時間は少なくなりやすいため、日本語の読み書きを家庭でどう保つかも考えておきたい点でしょう。候補の学校を比べるときは、まずどのカリキュラムの学校かを確かめてください。

授業の進め方と、評価の仕方が違う

インターの授業では、先生の説明を聞くだけでなく、自分で調べてまとめる探究型の課題や、グループでのディスカッション、クラスでの発表が多く取り入れられています。成績も、定期テストだけでなく、レポートやプロジェクトなどふだんの課題の積み重ねで付けられることが多いでしょう。

日本の小学校で教科書とテストを中心に学んできた子どもにとって、自分の意見を英語で書いたり話したりする場面が増えるのは大きな変化です。見学や体験授業の機会があれば、子どもがその授業の進め方になじめそうかを確かめておくと安心です。

学年の始まりと、中学にあたる学年の区切りが違う

日本の中学は4月に始まりますが、インターでは8月から9月に新しい学年が始まる学校が多く見られます。英国の政府サイトの「The national curriculum」では、11〜14歳のYear 7〜9をKey Stage 3、14〜16歳のYear 10〜11をKey Stage 4としています。

年齢で見ると、日本の中学の3年間は英国式のYear 8〜10あたりです。ただし、学年の始まりの月も区切りの日付も違うため、誕生日によって1学年ずれることがあるでしょう。入学できる時期と学年は、前もって学校に確かめてください。

授業料のかかり方と、1年間の学費の目安が違う

「教育基本法」第5条は、国や地方公共団体が設置する学校の義務教育では授業料を取らないと定めています。そのため、公立中学の授業料はかかりません。一方、私立中学やインターでは授業料がかかり、入学金や施設費なども必要になります。

文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」では、学校の費用に塾や習い事などを合わせた1年間の学習費総額は、公立中学で約54万円、私立中学で約156万円でした。インターの学費は学校ごとに大きく違うため、授業料と入学金、施設費などを募集要項で確かめましょう。

中学からのインター選びで比べたい4つのポイント

インターナショナルスクールの中学は、学校の種別やカリキュラム、学費、入学の条件が学校ごとに大きく違います。候補の学校を比べるときに確かめたいことを、4つのポイントに分けて紹介します。

【ポイント1】 一条校か、各種学校などか

中学校や高等学校など、法律上の「学校」を定めているのは学校教育法第1条です。文部科学省は、インターの中には一条校として認められた学校がある一方、多くは同法第134条の各種学校として認められているか、無認可のものも少なくないとしています。

学校の種別によって、就学義務や日本の高校の入学資格の扱いが変わります。種別は学校のホームページに目立つ形で書かれていないこともあるため、募集要項や説明会で学校の種別を確かめるようにしましょう。日本の学校との行き来を考えている家庭にとっては、特に大切な確認です。

【ポイント2】 入学に必要な英語力と、英語の支援があるか

英語を母語としない生徒のために、英語の授業(ESLやEAL)を用意している学校があります。支援の形は、別の教室で英語を学ぶ時間を設ける学校や、ふだんの授業の中で先生が補う学校などさまざまです。支援を受けられる期間や学年に上限がある場合もあるでしょう。

入学時の英語力が目安に少し届かなくても、支援があれば学びながら力を伸ばせる場合があります。入学時の英語力の目安と、入学後の英語の支援は、セットで確かめておきましょう。日本人の生徒がどのくらい通っているかも、学校生活を思い描くうえで参考になります。

【ポイント3】 3年間でかかる学費の合計

インターの学費は、1年分の授業料だけを見ても比べられません。入学金や施設費、教材費、スクールバスの費用、学校によっては寄付金なども加わるため、募集要項の費目をすべて書き出して3年分を足すと、学校どうしを同じ条件で比べられます。

比べる目安として、学習費調査では、中学3年間の学習費総額は公立で約163万円、私立で約467万円です。この金額には塾や習い事の費用も含まれるため、インターの費用と比べるときは、どこまでを含めた金額かをそろえて考えてください。高校も同じ学校に進むなら、その先の学費も見込んでおきましょう。

インターナショナルスクールの学費の平均は、こちらの記事で紹介しています。

▶︎インターナショナルスクールの平均的な学費

【ポイント4】 中学卒業後の高校や国際資格につながるか

インターの中学を選ぶときは、中学を終えた後にどこへ進むかまで見ておく必要があります。同じ学校の高等部に進めるなら、国際バカロレアのディプロマ・プログラムやA-Levelなど、高校で取れる資格を確かめておくと安心です。

一条校でないインターの中等部から日本の高校を受ける場合は、文部科学省の「就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定試験」に合格する方法があります。ただし、受験できる人の条件は年齢などで決められているため、事前に確かめましょう。高校から日本の学校に戻る可能性が少しでもあるなら、早めに調べておいてください。

高校からインターに進む場合の入り方や、卒業後の大学入学資格は、こちらの記事で紹介しています。

▶︎インターナショナルスクールの高校とは?入り方・学費・卒業資格

中学から国際的に学べる学校を、種類別に一覧で見る

中学から英語で学ぶ環境を得る方法は、インターナショナルスクールの中等部に通うことだけではありません。学校の種類によって日本の義務教育や高校進学での扱いが変わるため、4つの選択肢を一覧表にまとめました。

学校の種類日本の制度での位置づけ就学義務(日本国籍の子)日本の高校の入学資格
一条校のインター、IBや国際コースのある日本の中学学校教育法第1条の学校果たせる卒業すれば得られる
各種学校などのインターの中等部各種学校、または無認可果たしたことにならない卒業だけでは得られない
海外のボーディングスクールなどへの留学留学先の国の学校出発前に市区町村の教育委員会に確かめる留学先の学校と帰国の時期によって変わる
日本の中学に通いながら、オンラインのインター在籍は日本の中学日本の中学で果たす日本の中学の卒業で得られる

一条校のインターや、IB・国際コースのある日本の中学

日本の中学(一条校)の中にも、国際バカロレアのMYPを取り入れた学校や、英語で教科を学ぶ国際コースを持つ学校があります。文部科学省のIB教育推進コンソーシアムの「IB認定校・候補校」によると、国内のMYPの認定校は47校、候補校は13校です(令和8年9月30日時点)。

一条校であれば、就学義務を果たしながら国際的な学びを得られます。卒業すれば日本の高校の入学資格も得られるため、高校の選択肢を広く残せるでしょう。同じページでは、認定校を一条校と非一条校に分けて一覧にしているので、学校探しにも役立ちます。

各種学校などのインターナショナルスクールの中等部

各種学校や無認可のインターの中等部では、すべての教科を英語で学び、英国式やIB、アメリカ式などのカリキュラムに沿って進みます。高校の課程まで同じ学校に置いていることも多く、高校まで同じ学校で学び続ける前提で選ぶ家庭に向いているでしょう。

一方、日本国籍の子の場合は、就学義務や日本の高校の入学資格の扱いに注意が必要です。また、インターは大都市やその周辺に集まりやすく、地域によっては中等部のある学校が通える範囲にないこともあります。住んでいる地域の学校を調べるときは、都道府県ごとの情報も参考にしてください。

都道府県ごとのインターナショナルスクールの学費や特徴は、こちらの記事一覧で紹介しています。

▶︎エリア別のインターナショナルスクールの記事一覧

海外のボーディングスクールなどに留学する

中学から海外の学校に留学し、寮で暮らしながら学ぶボーディングスクールを選ぶ家庭もあります。毎日英語の環境で過ごせる一方で、学費のほかに寮費や渡航費がかかり、子どもが親元を離れて暮らすことになります。中学生の年齢では、生活面の支えがあるかも大切な確認点です。

文部科学省の「外国から帰国した学齢児童生徒の就学手続について」では、就学義務は国内に住む日本国民に課されるもので、外国に住む日本国民には適用されないとしています。子どもだけが留学する場合の扱いや帰国後の学年は、前もって市区町村の教育委員会に確かめましょう。

日本の中学に通いながら、オンラインのインターで学ぶ

今の日本の中学に通いながら、放課後にオンラインのインターナショナルスクールで学ぶ方法もあります。日本の中学で就学義務と高校の入学資格を確保したまま、英語で数学や理科などの教科を学べるのが特徴です。

通える範囲にインターがない地域でも学べるうえ、科目を絞って受講できる学校なら、学費も抑えやすいでしょう。授業を録画で見直せる学校であれば、部活動や定期テストで出られない日があっても学びを続けられます。一方で、日本の中学の宿題や部活動との両立が必要になるため、無理のない科目数から始めることが大切です。

Nisai British International Online School(ニサイ)は、英国政府による公的登録・認定を受けた、完全オンラインのインターナショナルスクールです。NS小学生向けコース(NS1〜3)では、主に11〜14歳の子どもが、English・Maths・Science・ICTなどを英語で学びます。日本の中学に通いながら1科目から受講でき、授業は1科目につき週4回×30分のライブ授業です。

学費は1科目あたり年264,000円(月額22,000円、2026年9月時点・税込)で、このほかに入学金が33,000円かかります。

▶︎NS小学生向けコース(NS1〜3)の科目と授業の進め方を見る

▶︎Nisaiの学費を見る

インターナショナルスクールの中学を、カリキュラム別に一覧で見る

インターナショナルスクールの中学は、採り入れているカリキュラムによって、学ぶ内容や中学の後に進む課程が変わります。主な3つのカリキュラムを一覧表にまとめました。

カリキュラム中学の段階で学ぶこと中学の後に進む課程
英国式11〜14歳のYear 7〜9(Key Stage 3)で、英語・数学・理科などを幅広く学ぶ14〜16歳でInternational GCSE、16〜18歳でA-Level
国際バカロレア(IB)原則11〜16歳のMYPで、8つの教科を5年間学ぶ16〜19歳のディプロマ・プログラム(DP)
アメリカ式ミドルスクール(主にGrade 5〜8の学年を置く学校)ハイスクール(Grade 9〜12)を終えて卒業証書を受け取る

英国式は、Year 7〜9で学んでInternational GCSEへ進む

英国式のインターでは、11〜14歳のYear 7〜9で英語や数学、理科などを幅広く学び、14〜16歳の2年間でInternational GCSEの科目に取り組むのが一般的な流れです。日本の学年でいうと、小学6年生から高校1年生ごろにあたります。

International GCSEは科目ごとに取る資格で、その後の2年間で学ぶA-Levelにつながります。中学から入る場合はYear 8前後から合流することが多いため、International GCSEが始まるまでの1〜2年で、英語と教科の土台を固められるかが鍵になるでしょう。

Nisaiでは、Year 7〜9にあたるNS1〜NS3で英語で教科を学んだ後、14〜16歳でInternational GCSE 中学生向けコースに進めます。このコースは、英国のGCSEを国際向けにしたInternational GCSEの取得を2年間でめざすもので、学費は1科目あたり年290,400円(月額24,200円、2026年9月時点・税込)です。

▶︎International GCSE 中学生向けコースの科目と学費を見る

国際バカロレア(IB)は、11〜16歳向けのMYPで学ぶ

国際バカロレア(IB)には、中学の年代にあたるMYP(ミドル・イヤーズ・プログラム)があります。IB教育推進コンソーシアムの「IBのプログラム(MYP)」によると、MYPは原則11〜16歳が対象で、言語と文学、数学、理科、デザインなど8つの教科を5年間かけて学ぶプログラムです。

MYPはどのような言語でも提供できるため、日本語で授業を行う学校もあります。学びの集大成として、地域の課題に取り組むコミュニティープロジェクトや、自分で選んだテーマに取り組むパーソナルプロジェクトがあるのも特徴です。

アメリカ式は、ミドルスクールで学ぶ

アメリカ式のインターでは、日本の中学にあたる年代をミドルスクールで学ぶのが一般的です。米国の教育統計の定義集「Digest of Education Statistics」では、ミドルスクールを主にGrade 5〜8の学年を置く学校とし、Grade 7〜9などを置くジュニアハイスクールも定義しています。

このように、中学にあたる学年の区切りは学校によって違うため、入学する学年は年齢とそれまでの学習で決まります。ミドルスクールの後はGrade 9〜12のハイスクールに進むため、高校の課程まで続けて学べるかも確かめておきましょう。

目的別に見る、中学からの進み方の早見表

中学からの国際的な学び方は、中学を終えた後にどこへ進みたいかによって選び方が変わります。家庭の目的に合わせて、向いている進み方を早見表にまとめました。

こんな家庭向いている進み方
海外の高校や大学に進みたい英国式やIBのインター、または日本の中学に通いながらオンラインでInternational GCSEをめざす
日本の高校受験も考えたい日本の中学(一条校)に通い、英語は放課後に伸ばす
中学から毎日英語で学ぶ環境に身を置きたい一条校のインターやIB校、または各種学校などのインター(就学義務と高校進学の扱いを確かめる)
英語力にまだ不安がある入学前に英語の準備期間をとってから進む
通える範囲にインターがない日本の中学に通いながら、オンラインのインターで学ぶ

海外の高校や大学をめざすなら、国際資格につながる学び方を選ぶ

将来、海外の高校や大学に進みたいなら、中学の段階から国際資格につながる学び方を選んでおくと進みやすくなります。英国式ならInternational GCSEからA-Level、IBならMYPからディプロマ・プログラムへと、中学の学びがそのまま高校の資格の土台になるからです。

通学するインターだけでなく、日本の中学に通いながらオンラインでInternational GCSEをめざす方法もあります。海外の大学は国や学部によって求める資格や科目が違うため、志望する国が決まっているなら、その出願条件から逆算して中学の学び方を考えましょう。

日本の高校受験も考えるなら、日本の中学の卒業と英語の学びを両立させる

日本の高校に進む可能性があるなら、日本の中学を卒業することを軸に考えるのが安心です。日本の中学を卒業すれば高校の入学資格が得られ、公立高校も私立高校も受験できます。高校受験では中学での成績も見られるため、日本の中学の授業も大切にしましょう。

英語は、放課後にオンラインのインターや英語の授業で伸ばしていく方法があります。英語で教科を学んだ経験は、英語の資格を出願に使える入試や、英語に力を入れた高校を選ぶときにも生かせるでしょう。受験勉強が忙しくなる中学3年生の時期も見すえて、続けられる学び方を選んでください。

英語力に不安があるなら、入学前に準備の期間をとる

中学からインターに入りたいけれど、英語の授業についていけるか不安な場合もあるでしょう。そのようなときは入学を急がず、英語で教科を学ぶための準備の期間をとることを考えてみてください。

小学5〜6年生のうちなら、英語の本を読む量を増やしたり、算数や理科の用語を英語で覚えたりと、無理なく準備を始められます。英語で短い文章を書く練習もしておくと、入学後のレポートにも役立つはずです。入学の時期は、子どもの英語力が授業についていけるところまで伸びてから決めても遅くはありません。

中学からの国際的な学びを考え始めたら、まずやっておきたいこと

中学からインターに進むか、日本の中学と組み合わせるかを決めるには、子どもの今の力と、中学を終えた後の進路の両方を知ることが欠かせません。小学校高学年のうちから始められる3つのことを紹介します。

子どもの今の英語力を、国際的な基準で測る

まずは、子どもの英語力が今どのくらいかを確かめましょう。話す力だけでなく読む力や書く力も測っておくと、入学までに何を伸ばせばよいかが見えてきます。

英語力の物差しとしては、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)が使いやすいでしょう。A1からC2までの6段階で表すため、英検など別の試験の結果とも、海外の学校の基準とも比べやすくなります。測った結果は、インターや国際コースのある中学に相談するときの材料にもなるはずです。半年から1年ごとに測り直すと、伸び方も分かります。

Nisaiの無料アセスメントテストなら、子どもの英語力をオンラインで測り、CEFRのレベルで確かめることが可能です。結果をもとに、どのコースから始めるとよいかも相談できます。

中学卒業後の進路から、3年間の学び方を決める

次に、中学を終えた後にどこへ進みたいかを、家族で話し合ってみましょう。高校もインターで学ぶのか、日本の高校を受験するのか、海外の高校に進むのかによって、中学で選ぶ学校が変わります。

まだ決めきれない場合は、後から選択肢を狭めない学び方を選ぶのが一つの考え方です。たとえば、日本の中学に通いながら英語で教科を学べば、日本の高校にも国際資格の道にも進めます。一条校でないインターを選ぶ場合は、就学義務と高校の入学資格について、市区町村の教育委員会に前もって相談しておくと安心でしょう。

学校説明会で、授業と進路の実際を聞く

候補の学校が見えてきたら、説明会に参加して、授業の様子と卒業後の進路を具体的に聞いてみましょう。聞いておきたいのは、学校の種別(一条校かどうか)、中学の後に進める課程、英語の支援、3年間の学費の合計などです。

ホームページだけでは分からない、卒業生がどんな高校や大学に進んでいるかも確かめたい点です。オンラインで参加できる説明会なら、遠くの学校でも気軽に話を聞けます。子どもも一緒に参加すると、本人がその学校で学ぶ姿を思い描きやすくなるでしょう。体験授業があれば、あわせて申し込んでおくと授業の様子がよく分かります。

Nisaiのオンライン学校説明会でも、英国式の学び方や、日本の中学と両立させる受講のしかたを紹介しています。日程と申込みの方法は、まとめのあとをご覧ください。

【まとめ】 中学からのインターは、就学義務と高校への進み方を確かめてから選ぶ

中学からインターナショナルスクールに入ることはできますが、英語で教科を学ぶ力が求められます。中学は義務教育の期間にあたるため、日本国籍の子を一条校でないインターに通わせると就学義務を果たしたことにならず、卒業しても日本の高校の入学資格にならないことがあります。

学校を比べるときは、一条校かどうか、英語の支援、3年間の学費の合計、中学の後に進める課程の4つを確かめましょう。英国式・IB・アメリカ式では、中学の後に進む課程も違います。

日本の高校の道も残したい家庭や、通えるインターがない家庭は、日本の中学に通いながらオンラインで英語で教科を学ぶ方法もあります。中学を終えた後の進路から逆算して、子どもに合う学び方を選んでください。

中学からの国際的な学び方を、オンライン学校説明会で確かめてみませんか?

中学からインターに進むか、日本の中学に通いながら英語で教科を学ぶかは、中学を終えた後の進路や今の英語力によって答えが変わります。Nisaiのオンライン学校説明会では、NSからInternational GCSE、A-Levelへ進む流れや授業の様子、日本の中学との両立のしかたを紹介しています。まだ進路を決めきれていない段階でも参加できるので、気軽に申し込んでください。

オンライン学校説明会の日程を見る

英語力を先に確かめたい方は 「無料アセスメントテスト」

出典

この記事で紹介した制度や数値は、次の資料に基づいています(2026年11月時点で確認)。

この記事で示した内容該当ページ
保護者は、子どもが小学校の課程を終えた後、15歳になる学年の終わりまで中学校などに就学させる義務を負う学校教育法 第17条第2項
学校教育法が定める「学校」は、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、高等専門学校。第1条の学校以外で学校教育に類する教育を行うものは各種学校学校教育法 第1条、第134条
国や地方公共団体が設置する学校の義務教育では、授業料を徴収しない教育基本法 第5条第4項
インターの中には一条校として認められたものがあるが、多くは各種学校か無認可。日本国籍の子を一条校として認められていないインターに通わせても就学義務を履行したことにはならず、インターの中学部の途中で日本の中学校へ編入学を希望する場合も認められない就学事務Q&A 11
就学義務は国内に住む日本国民に課されるもので、外国に住む日本国民には適用されない。帰国した時点から就学義務がかかる就学事務Q&A 7
日本にある外国人学校の中等部は中学校ではないため、卒業しても高校の入学資格を持つものではない。中学校卒業程度認定試験に合格した上で、高校の入学者選抜を受けられる高等学校入学資格 Q&A(Q2)
中学校卒業程度認定試験の受験資格は、年齢や就学義務の猶予・免除の有無などで定められている令和8年度 中卒認定 受験案内「2 受験資格」
1年間の学習費総額は、公立中学校で542,450円、私立中学校で1,560,359円。中学3年間の合計は、公立1,626,133円、私立4,671,589円(令和5年度)令和5年度子供の学習費調査結果のポイント p.1、p.2
Key Stage 3はYear 7〜9(11〜14歳)、Key Stage 4はYear 10〜11(14〜16歳)The national curriculum「Key stages」
MYPは原則11〜16歳が対象で、8つの教科を5年のプログラム期間で学ぶ。どのような言語でも提供可能IBのプログラム(MYP)
国内のIB認定校等は283校。うちMYPは認定校47校、候補校13校(令和8年9月30日時点、プログラム単位)IB認定校・候補校
ミドルスクールは、主にGrade 5〜8の学年を置く学校。ジュニアハイスクールは、Grade 7〜9またはGrade 7〜8を置く学校が多いDigest of Education Statistics 2022, Appendix B
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