- インターナショナルスクール
- 2026.11.2
インターナショナルスクールの高校とは?入り方・学費・卒業資格

本ページでは以下のことがわかります。
インターナショナルスクールの高校には中学卒業後に入れますが、英語で教科を学ぶ力が必要です。卒業後の進路と3年間の学費から、わが家に合う学び方を選びましょう。
・高校からインターに入るときに求められる条件と、日本の高校との違い
・インターを卒業したときに、日本の大学入学資格がどう扱われるか
・大学入学資格・英語の支援・3年間の学費・通学で比べる4つのポイント
・英国式、国際バカロレア、アメリカ式で学ぶ内容と取れる資格の違い
・日本の高校に通いながら、オンラインで国際資格を目指す方法と費用
高校からインターナショナルスクールに入れる? 最初に知っておきたいこと。

「高校からインターに進ませたいけれど、今からでも間に合うのか」と迷っている保護者の方は少なくありません。学校の種類や学費を比べる前に、入学の条件と、卒業したときの扱いについて知っておきたいことをまとめます。
高校からのインター入学はできるが、英語で教科を学ぶ力が必要になる

高校の段階からインターナショナルスクールに入ることはできます。ただし、高校の授業は数学や理科、歴史などを英語で学び、英語でレポートを書くことが前提です。そのため、日常会話より一段上の、英語で教科を学ぶ力が求められます。
入学の際は、英語の試験や面接、これまでの成績などをもとに判断する学校が多いでしょう。英語を母語としない生徒向けに、英語の授業(ESLやEAL)を用意している学校もあります。入学の条件や英語の支援の有無は学校ごとに違うため、早めに確かめておくと安心です。
高校は義務教育ではないため、日本の高校以外も進学先に選べる

日本の義務教育は、小学校と中学校の9年間です。「学校教育法」の第16条は、保護者が子どもに9年の普通教育を受けさせる義務を定めています。
中学校を卒業した後の進学先には、こうした決まりがありません。日本の高校に進むか、インターナショナルスクールに進むか、海外の高校に留学するかは、家庭と子どもで選べます。高校は、インターを選びやすい節目の一つと言えるでしょう。ただし、選んだ学校によって卒業後の扱いが変わる点には注意が必要です。進学先を決める前に、それぞれの学校を卒業したときに何が得られるかを比べておきましょう。
インターを卒業しても、日本の高校を卒業したことにはならない

学校教育法が「学校」と定める高等学校には、多くのインターナショナルスクールは含まれません。そのため、インターを卒業しても、日本の高校を卒業したことにはなりません。
ただし、日本の大学に進めないわけではありません。文部科学省の「大学入学資格ガイド」では、国際バカロレア資格や国際Aレベル資格を取った人、国際的な評価団体の認定を受けたインターで12年の課程を終えた人などに、大学入学資格を認めています。どれにも当てはまらない場合は、高校卒業程度認定試験などで条件を満たす必要があります。
インターナショナルスクールの高校と日本の高校の違いを一覧表で比べる

インターナショナルスクールの高校は、日本の高校と比べて、授業の言語、学年の区切り、卒業で得られるものが違います。オンラインのインターを日本の高校と組み合わせる方法も含めて、主な違いを一覧表にまとめました。
| 比べる点 | 日本の高校 | インターナショナルスクールの高校 | オンラインのインター(日本の高校と組み合わせる) |
| 授業の言語 | 日本語(国際系のコースでは英語の授業もある) | 英語が中心 | 英語 |
| カリキュラム | 国の学習指導要領 | 学校ごと(英国式、国際バカロレア、アメリカ式など) | 学校ごと(英国式など) |
| 新しい学年の始まり | 4月 | 8〜9月に始まる学校が多い | 学校ごと |
| 卒業で得られるもの | 日本の高校の卒業 | 学校の卒業証書と、国際バカロレアやA-Levelなどの資格 | 学んだ科目の国際資格(日本の高校の卒業は在籍する高校で) |
| 学費の目安 | 私立の全日制で年約118万円(学習費総額、令和5年度) | 学校ごとに違うため、募集要項で確かめる | 1科目から学べる学校もあり、科目数で変わる |
授業の言語と、学ぶカリキュラムが違う

日本の高校は、国の学習指導要領に沿って、日本語で授業を行います。一方、インターナショナルスクールの高校は、英語で授業を行うのが基本です。英国式や国際バカロレア、アメリカ式など、学校ごとに採り入れているカリキュラムが違う点も大きな特徴でしょう。
カリキュラムが違えば、学ぶ科目の数や試験の形、卒業までに目指す資格も変わります。インターの高校を比べるときは、英語で学べるかどうかだけでなく、どのカリキュラムの学校なのかを最初に確かめてください。同じインターでも、カリキュラムが違えば別の学校と考えるくらいの違いがあります。
新しい学年が始まる時期と、学年の区切りが違う

日本の高校は4月に始まり、3月に終わります。インターナショナルスクールでは、海外の学校と同じように、8月から9月に新しい学年が始まる学校が多いでしょう。日本の中学校を3月に卒業してからインターに入る場合、入学までに数か月の空白ができることがあります。
また、インターでは入学する学年を年齢やそれまでの学習内容で決めるため、日本の学年と1年ずれることもあります。空いた期間を英語の準備にあてるなど、入学の時期から逆算して計画を立てましょう。入学の手続きが半年以上前から始まる学校もあるため、早めに問い合わせておくと安心です。
通っている生徒と、学校生活の雰囲気が違う

大学入学資格ガイドでは、インターナショナルスクールには法令上の定義がなく、その国に住む外国人を主な対象に教育を行う施設だと考えられるとしています。そのため、生徒の国籍や文化はさまざまで、日本の高校とは学校生活の前提が違うと考えておくとよいでしょう。
日本人の生徒をどのくらい受け入れているかは、学校によって違います。授業では、自分の意見を英語で述べる場面や、グループで課題に取り組む場面が多くなります。説明会や見学で、子どもがその雰囲気になじめそうかを確かめましょう。
高校からのインター選びで比べたい4つのポイント

インターナショナルスクールの高校は、学校ごとにカリキュラムや学費、入学の条件が大きく違います。候補の学校を比べるときに、どこを見ればよいのか、4つのポイントに分けて紹介します。
【ポイント1】 大学入学資格につながる課程があるか

最初に確かめたいのは、卒業したときに大学入学資格につながる課程があるかどうかです。大学入学資格ガイドでは、国際バカロレア資格や国際Aレベル資格の取得、WASC・ACSI・CIS・NEASC・Cogniaのいずれかの認定を受けたインターでの12年の課程の修了などを、大学入学資格として挙げています。
どの資格が取れるか、どの団体の認定を受けているかは、学校の募集要項や説明会で直接確かめるのが確実です。卒業生の主な進学先もあわせて聞いておくと、その学校からどんな進路が開けているかが見えてきます。
【ポイント2】 入学に必要な英語力と、英語の支援があるか

高校からインターに入る場合、多くの学校で英語の試験や面接があります。高校の授業では、教科書を英語で読み、レポートや論述を英語で書くため、求められる英語力は小学校や中学校からの入学より高くなる傾向があるでしょう。
一方で、英語を母語としない生徒のための英語の授業(ESLやEAL)を用意している学校もあります。英語の支援がある学校なら、入学時点の英語力が目安に少し届かなくても、学びながら力を伸ばせることもあるでしょう。入学に必要な英語力の目安と、入学後の英語の支援の両方を確かめておくと、入学後のつまずきを防ぎやすくなります。
インターナショナルスクールの入学条件や入学試験の内容は、こちらの記事で紹介しています。
【ポイント3】 3年間でかかる学費の合計

インターの学費は学校ごとに大きく違います。授業料のほかに、入学金や施設費、教材費、スクールバスの費用などがかかることも多いため、1年分の授業料ではなく3年間の合計で比べましょう。募集要項に載っている費目をすべて書き出し、3年分を足し合わせると比べやすくなります。
比べる目安として、文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」では、私立高校(全日制)の学習費総額は年約118万円、3年間で約352万円です。これは学校の費用に塾や習い事などを合わせた金額なので、インターの費用と比べるときは、どこまでを含めた金額かをそろえて考えてください。
インターナショナルスクールの学費の目安は、こちらの記事で紹介しています。
【ポイント4】 3年間、無理なく通える場所にあるか

インターナショナルスクールは、大都市やその周辺に集まっている傾向があります。そのため、住んでいる地域によっては、通える範囲に高校の課程を持つインターがない場合もあるでしょう。
候補が見つかったら、片道の通学時間や乗り換え、スクールバスの有無を確かめておきます。雨の日や冬の朝の通学も想像しながら、子どもと一緒に確かめておくとよいでしょう。3年間、毎日通い続けられるかという目で見ることが大切です。通える範囲に学校がない場合は、日本の高校に通いながらオンラインで学ぶ方法や、海外の高校に留学する方法も選択肢に入ります。
通学するインターナショナルスクールの高校を、カリキュラム別に一覧で見る

通学するインターナショナルスクールの高校は、採り入れているカリキュラムによって、学ぶ内容や卒業時に得られる資格が変わります。主な3つのカリキュラムを一覧表にまとめました。
| カリキュラム | 高校の段階で学ぶこと | 主な資格 | 日本の大学入学資格 |
| 英国式 | 14〜16歳でInternational GCSE、16〜18歳でA-Level | International A Level | A Levelを取得すれば認められる(AS Levelだけでは認められない) |
| 国際バカロレア(IB) | 16〜19歳の2年間でディプロマ・プログラム | 国際バカロレア資格 | 資格を取得すれば認められる |
| アメリカ式 | Grade 9〜12 | 高校の卒業証書(ディプロマ) | WASCなどの認定を受けた学校で12年の課程を修了すれば認められる |
英国式は、International GCSEからA-Levelへ進む

英国式のインターでは、14〜16歳の2年間でInternational GCSEを学び、16〜18歳の2年間でA-Levelを学ぶのが一般的な流れです。日本の学年でいうと、中学3年生から高校3年生にあたります。
A-Levelは3〜4科目ほどに絞って深く学ぶ資格で、International A Levelを取得すれば日本の大学入学資格が認められます。ただし、AS Levelだけでは大学入学資格は認められない点に注意しましょう。高校から入る場合は、International GCSEの途中かA-Levelの始まりから合流します。
International GCSEとCambridgeのIGCSEの違いや、日本の大学での扱いは、こちらの記事で紹介しています。
国際バカロレア(IB)は、2年間のディプロマ・プログラムで学ぶ

国際バカロレア(IB)のディプロマ・プログラム(DP)は、16〜19歳が対象のプログラムです。文部科学省のIB教育推進コンソーシアムの「IBの概要」によると、2年間決められたカリキュラムを学び、最終試験で所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格を取得できます。
DPは原則として英語、フランス語、スペイン語のいずれかで行われ、一部の科目を日本語で学べる形もあります。幅広い分野をバランスよく学ぶのが特徴です。取得した国際バカロレア資格は、日本の大学入学資格としても認められています。
アメリカ式は、Grade 12までの課程を終えて卒業する

アメリカ式のインターでは、Grade 9から12までが高校にあたり、決められた単位を取ってGrade 12を終えると卒業となります。卒業時に受け取るのは、学校の卒業証書(ディプロマ)です。授業は科目ごとの単位制で、選択科目を自分で組み合わせて学ぶのが一般的です。
アメリカ式の学校を日本の大学入学資格につなげる場合は、WASCなどの国際的な評価団体の認定を受けているかが目安になります。認定を受けたインターで12年の課程を終えれば大学入学資格が認められるため、候補の学校がどの団体の認定を受けているかを確かめておきましょう。
通学するインター以外で、高校から国際的に学ぶ選択肢

高校から国際的な学びを得る方法は、インターナショナルスクールに通うことだけではありません。日本の高校の国際的なプログラムや、オンラインのインター、海外の高校への留学など、通学するインター以外の選択肢を紹介します。
日本の高校(一条校)で、国際バカロレアなどを学ぶ

日本の高校(学校教育法で定める一条校)の中にも、国際バカロレアのディプロマ・プログラムを置く学校があります。一部の科目を日本語で学べる形もあるため、英語だけで学ぶことに不安がある場合の選択肢になるでしょう。認定を受けた学校は、IB教育推進コンソーシアムのサイトで調べられます。
一条校であれば、日本の高校の卒業と国際的な学びを両立できるのが大きな利点です。英語で教科を学ぶ国際系のコースや、海外の高校と提携した留学プログラムを持つ高校もあります。学費や通学のしやすさは学校ごとに違うため、インターと同じ目で比べてみてください。
日本の高校に通いながら、オンラインのインターで学ぶ

今の日本の高校に通いながら、放課後にオンラインのインターナショナルスクールで学ぶ方法もあります。日本の高校の卒業を目指しつつ、英語で教科を学び、国際資格に挑戦できるのが特徴です。
通える範囲にインターがない地域でも学べるうえ、科目を絞って受講できる学校なら、学費も抑えやすいでしょう。授業を録画で見直せる学校なら、部活動や行事で出られない日があっても学びを続けやすくなります。一方で、日本の高校の授業や課題、部活動と両立させる必要があります。週に何時間を使えるかを考え、無理のない科目数から始めましょう。
Nisai British International Online School(ニサイ)は、英国政府による公的登録・認定を受けた、完全オンラインのインターナショナルスクールです。A-Level 高校生向けコースでは、日本の高校に通いながら、2年間でInternational AS & A-Levelの取得をめざせます。授業は1科目につき週3回×60分のライブ授業で、海外の大学に進む場合は3科目以上を2年間学ぶ必要があります。
学費は1科目あたり年316,800円(月額26,400円、2026年9月時点・税込)で、3科目なら年950,400円です。このほかに、入学金が33,000円かかります。
▶︎A-Level 高校生向けコースの科目と授業の進め方を見る
海外の高校に留学する

高校から海外の高校に留学し、現地の学校やインターナショナルスクールで学ぶ方法もあります。日本の高校に籍を置いたまま1年ほど学ぶ交換留学から、現地の高校に入学して卒業まで過ごす長期の留学まで、形はさまざまです。
毎日英語の環境で過ごせる一方で、渡航や滞在の費用がかかり、子どもが親元を離れて暮らすことになる場合もあります。留学先で得られる卒業資格と、帰国後の進路を事前に確かめておくことが欠かせません。国によって教育制度や学年の区切りも違うため、早めに情報を集めましょう。
目的別に見る、高校からの進み方の早見表

高校からの国際的な学び方は、卒業後にどこへ進みたいかによって選び方が変わります。家庭の目的に合わせて、どの学び方が向いているかを早見表にまとめました。
| こんな家庭 | 向いている学び方 |
| 海外の大学に進みたい | 国際バカロレアやA-Levelを取れるインター、またはオンラインでA-Levelを学ぶ |
| 日本の大学と海外の大学の両方を考えたい | 日本の高校に通いながら、オンラインで国際資格を目指す |
| 毎日英語で学ぶ環境に身を置きたい | 通学するインター、または海外の高校への留学 |
| 英語力にまだ不安がある | 入学前に英語の準備期間をとってから進む |
| 日本の高校の友だちや部活動も大切にしたい | 日本の高校に通いながら、オンラインで学ぶ |
海外の大学をめざすなら、IBやA-Levelをとれる学び方を選ぶ

海外の大学、特に英国などの大学を目指すなら、国際バカロレア資格やA-Levelを取れる学び方を選ぶのが近道です。これらの資格は、海外の大学に出願するときの成績として広く使われています。大学によって、求める科目や成績の基準も違います。
日本の高校の卒業だけでは、国や大学によっては、入学前に準備のためのコースを求められることもあるでしょう。志望する国と大学の出願条件を早めに調べ、それに合う資格を高校3年間で取れるように計画してください。英語の資格が別に必要になることも多いため、あわせて準備しておきます。
日本の大学も考えるなら、日本の高校の卒業と国際資格を両立させる

日本の大学と海外の大学のどちらに進むか、まだ決めきれない家庭も多いでしょう。その場合は、日本の高校の卒業を目指しながら、オンラインなどで国際資格に挑戦する方法が考えられます。
インターに通う場合も、国際バカロレア資格などで大学入学資格を満たせば、日本の大学に出願できます。ただし、日本の大学の一般選抜は日本の高校の学習内容をもとに出題されることが多いため、総合型選抜や英語で学ぶプログラムなど、出願する入試方式を先に確かめておくと安心です。英語で学んだ経験を生かせる入試かどうかも、比べるときの大切な視点になります。
英語力に不安があるなら、入学前に準備の期間をとる

高校からインターに入りたいけれど、今の英語力では授業についていけるか不安という場合もあるでしょう。そのようなときは、入学の時期を急がず、英語で教科を学ぶための準備の期間をとることを考えてみてください。焦って入学しても、授業についていけずに自信をなくしてしまっては元も子もありません。
準備では、日常会話だけでなく、理科や数学の英語の用語や、英語でのレポートの書き方にも慣れておくと役に立ちます。日本の中学校を3月に卒業して9月に入学する場合は、その間の数か月を準備にあてることもできます。
Nisaiでは、英語力に不安がある場合、Boosterコースで本コースに入るための英語力と科目の知識を約3か月で身につけてから、International GCSEやA-Levelに進むことも可能です。
高校からの国際的な学びを考え始めたら、まずやっておきたいこと

高校からインターに進むか、日本の高校と組み合わせるかを決めるには、子どもの今の力と、将来の進路の両方を知ることが欠かせません。中学生のうちから始められる3つのことを紹介します。
子どもの今の英語力を、国際的な基準で測る

まずは、子どもの英語力が今どのくらいかを確かめましょう。インターの入学試験では、英語で文章を読み、自分の考えを書く力が見られることが多いため、得意な分野と苦手な分野を知っておくと準備の方向が決まります。
英語力を測る物差しとしては、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)が使いやすいでしょう。A1からC2までの6段階で表すため、国や学校が違っても同じ基準で比べられます。英検などの結果をCEFRに置きかえて、今の位置を確かめる方法もあります。測った結果は、入学を考えている学校に相談するときの材料にもなるでしょう。
Nisaiの無料アセスメントテストでは、子どもの英語力をオンラインでCEFRのレベルに置きかえて確かめられます。結果をもとに、どのコースから始めるとよいかの相談もできます。
卒業後の進路から、高校3年間の学び方を決める

次に、高校を卒業した後にどこへ進みたいかを、家族で話し合ってみましょう。海外の大学か、日本の大学か、まだ決めていないかによって、高校で取っておきたい資格や学び方が変わります。子ども自身がどんな分野に興味を持っているかも、話し合いの大切な材料になります。
進路が決まっていない場合は、後から選択肢を狭めない学び方を選ぶのが一つの考え方です。たとえば、日本の高校に通いながら国際資格に挑戦すれば、日本の大学にも海外の大学にも進む道を残せます。書き出した進路をもとに、候補の学校を絞り込んでいきましょう。
学校説明会で、授業と進路の実際を聞く

候補の学校が見えてきたら、説明会に参加して、授業の様子と卒業後の進路を具体的に聞いてみましょう。ホームページだけでは分からない、卒業生がどんな進路に進んでいるかを知ることができます。日本の大学に進んだ卒業生がいれば、どの入試方式を使ったかも聞いておきたい点です。
聞いておきたいのは、取れる資格、入学に必要な英語力と英語の支援、3年間の学費の合計などです。オンラインで参加できる説明会なら、遠くの学校でも気軽に話を聞けるでしょう。子どもも一緒に参加すると、本人がその学校で学ぶ姿を思い描きやすくなります。
Nisaiのオンライン学校説明会でも、International GCSEからA-Levelへの進み方や、日本の高校と両立させる学び方を紹介しています。日程と申込みの方法は、まとめのあとをご覧ください。
【まとめ】 高校からのインターは、卒業後の進路と3年間の学費から選ぶ

高校からインターナショナルスクールに入ることはできますが、英語で教科を学ぶ力が求められます。高校は義務教育ではないため進学先は自由に選べる一方、インターを卒業しても日本の高校を卒業したことにはなりません。
インターの高校を比べるときは、大学入学資格につながる課程があるか、英語の支援があるか、3年間の学費の合計、通い続けられるかの4つを確かめましょう。英国式、国際バカロレア、アメリカ式では、取れる資格も違います。
通えるインターがない、日本の大学も考えたいという家庭は、日本の高校に通いながらオンラインで国際資格に挑戦する方法もあります。卒業後の進路から逆算して、子どもに合う学び方を選んでください。
高校からの国際的な学び方を、オンライン学校説明会で確かめてみませんか?
高校からインターに進むか、日本の高校に通いながら国際資格を目指すかは、卒業後の進路や英語力によって答えが変わります。Nisaiのオンライン学校説明会では、International GCSEからA-Levelへ進む流れや授業の様子、日本の高校との両立のしかたを紹介しています。まだ進路を決めきれていない段階でも参加できるので、気軽に申し込んでください。
英語力を先に確かめたい方は 「無料アセスメントテスト」
出典
この記事で紹介した制度や数値は、次の資料に基づいています(2026年11月時点で確認)。
- 学校教育法(e-Gov法令検索)
- 文部科学省「大学入学資格ガイド ver.2」(令和6年6月、令和8年5月一部更新)
- 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」
- 文部科学省「高校生等への修学支援」
- 文部科学省 IB教育推進コンソーシアム「IBの概要(教育理念と学習者像)」
| この記事で示した内容 | 該当ページ |
| 学校教育法が定める「学校」は、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、高等専門学校 | 学校教育法 第1条 |
| 保護者は、子どもに9年の普通教育を受けさせる義務を負う | 学校教育法 第16条 |
| 大学入学資格は、高校の卒業のほか、国際バカロレア資格や国際Aレベル資格などの取得、国際的な認証評価団体(WASC・ACSI・CIS・NEASC・Cognia)の認定を受けたインターでの12年の課程の修了、文部科学大臣が指定したインターの課程の修了、高校卒業程度認定試験の合格などで認められる | 大学入学資格ガイド p.3 |
| インターナショナルスクールに法令上の定義はなく、その国に住む外国人を主な対象として教育を行う施設と考えられる | 大学入学資格ガイド p.34(Q33) |
| International A LevelやInternational AS & A Levelの取得者は大学入学資格が認められる。AS Levelだけでは認められない | 大学入学資格ガイド p.36(Q38) |
| 私立高校(全日制)の学習費総額は年1,179,261円、3年間の合計は3,521,361円(令和5年度) | 令和5年度子供の学習費調査結果のポイント p.1、p.2 |
| 高校の授業料の支援(高等学校等就学支援金)は令和8年度から新しい制度になった。新制度の対象外となる外国人学校の生徒などには、令和7年度までの就学支援金に相当する額を支給する仕組みがある | 文部科学省「高校生等への修学支援」 |
| IBのディプロマ・プログラムは16〜19歳が対象で、2年間学び、最終試験で所定の成績を収めると国際的に認められる大学入学資格を取得できる。原則として英語・フランス語・スペイン語で実施し、一部の科目を日本語で学べる形もある | IB教育推進コンソーシアム「IBの概要」 |
よくある質問(FAQ)
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インターナショナルスクールの高校には、どんな子どもが通っていますか?
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インターナショナルスクールは、日本に住む外国人の子どもを主な対象にした学校と考えられていて、さまざまな国籍の生徒が通っています。日本人の生徒の受け入れ方は、学校ごとにさまざまです。英語で学んできた帰国生や、海外の大学を目指す日本人の生徒が通っている学校もあります。
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高校からインターに入るには、どのくらいの英語力が必要ですか?
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決まった基準はありませんが、英語で教科の内容を理解し、レポートを書ける力が求められます。英語の試験や面接、作文などで判断する学校が多く、必要な英語力の目安は学校ごとに違うのが実情です。英語を母語としない生徒向けの英語の授業があるかどうかも、あわせて確かめておきましょう。
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インターの高校を卒業すると、日本の大学を受験できますか?
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条件を満たせば、受験することは可能です。国際バカロレア資格や国際Aレベル資格を取った場合や、国際的な評価団体の認定を受けたインターで12年の課程を終えた場合などに、大学入学資格が認められます。どれにも当てはまらない場合は、高校卒業程度認定試験などで条件を満たす必要があります。
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インターの高校の学費は、何を見て比べればいいですか?
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1年分の授業料ではなく、入学金や施設費、教材費、スクールバスの費用、寄付金などを含めた3年間の合計で比べるのがおすすめです。国の授業料の支援は令和8年度から新しい制度になり、インターの生徒が対象になるかどうかは学校によって違うため、学校や都道府県に確かめましょう。
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日本の高校の途中から、インターに移ることはできますか?
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受け入れている学校であれば、移ることはできます。ただし、インターでは新しい学年が8月から9月に始まる学校が多く、入学する学年は年齢やそれまでの学習内容で決まります。日本の高校を辞めるかどうかは卒業後の進路にかかわるため、移る前に、取れる資格と学年を学校に確かめましょう。
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インターの高校に進むデメリットは何ですか?
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主な注意点は、日本の高校の卒業にならないこと、学費が高くなりやすいこと、通える学校が限られることの3つです。日本の大学の一般選抜は日本の高校の学習内容をもとに出題されることが多く、受験の準備を自分で進める必要もあります。進路と費用を先に確かめておくと、後悔を防ぎやすくなります。
