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英語の試験
  • cefr
  • 2021.5.21

英検でCEFRレベルアップをしたいと考えている方へ、実践的な英語力を身につけるには?

4技能総合CEFRで自分の実力を世界基準で確認。英検を受験すると、CSEスコアが分かり、CSEスコア証明書がもらえる。

 CEFRとは、国際的に言語能力を測る基準のことです。語学の学習の過程で自分の現在地を確かめることができます。世界共通で使われている言語基準をCEFRといいます。日本人にとっては、母国語とする日本語と第二言語として英語が選択されることがほとんどのケースです。CEFRでは、アジアやヨーロッパなどその国で使われている言語全てに対応しています。

 「CEFRとは?」「CEFRと英検との関連」詳しくは、こちら。

CEFRレベルを向上させるために、英検が活用できます。英検受験者には、下記の情報が記載されたCSEスコア証明書が送付されます。合格した級に加えて、CSEスコアが記載されています。

CSEスコア証明書
CSEスコア証明書

CSEスコアとは、英語力の評価をより客観的かつ段階的に判断することができる数値のことです。英検CSEスコアは、英検5級から1級までの全級に対応しています。技術別にそれぞれにスコア表示しているので、苦手部分が一目で分かり、次にどんな能力を備えればよいのか、学習の重点を定めることができます。合格点から満点まで正確な数値が表されており、学習モチベーション向上につながります。

英検とCEFRの相対表
英検とCEFRの相対表
参考:日本英語検定協会

 CSEスコアは国際基準規格CEFRにも対応しているため、よりグローバルな視点で英語の総合能力をはかることができます。

大学入試英語成績提供システムの導入が廃止されても、多くの国公立・私立大学で英検の試験結果を加点している

私学大学入試は、一般選抜、大学共通テスト利用入試、総合型選抜、AO選抜入学試験など様々な受験方法が用意されています。学部によって選択できる受験教科が異なってきますが、受験のみならず将来に視点を移しても英語を習得しておいて損はないでしょう。

多くの大学が英検を使った外部入試制度を実施しています。大学入試における英検利用大学は、以下の一覧を御覧ください。

以下の4つの方法を用いて大学側は、英語能力の活用を決めています。

①試験免除級やスコアによって英語のテストや小論文などが免除されます。
②出願資格級やスコアによって出願資格となります。
③得点換算級やスコアに応じて共通テストや個別試験の英語の点数に換算してくれます。
④加点級やスコアに応じて個別試験の点数に加点されます。

各種検定試験を受けて、大学入試に生かすことができます。検定ごとに特徴が異なっているため、それぞれのHPで問題の傾向を探ってみてください。過去問を参考にしてみるのもいいでしょう。

英検の他に以下の検定が4技能利用型一般入試で活用されています。

英語4技能資格・検定試験
ケンブリッジ英語検定
実用英語技能検定
GTEC(official scoreのみ)
IELTS
TEAP(R/L + W/S)
TEAP CBT
TOEFL iBT®︎(ITPテストは除く)
TOEIC®️L&R/S&W(IPテストは除く)

英語4技能利用型一般入試大学例

●立教大学

2021年度大学入試から大学独自の英語試験を廃止しています。「英語」科目は英語資格・検定資格を全面的に導入して、大学入学共通テストの「英語」も利用可能となっています。(※文学部のみ、大学独自の英語試験で受験できる試験日あり。)

英語外部試験のスコアの換算得点もしくは、大学入学共通テストの「英語」の得点を採用します。両方の得点がある場合には、どちらか高得点の方を選んでいます。

西南学院大学

英語の4技能を測定する資格・検定試験を受験し、本学が定める基準を満たした者を対象とした試験です。資格検定試験において、大学が定める基準スコアを満たしている方を対象に、国語と選択科目の合計点で合否を判定する入試です。対象学部は、神学部、外国語学部、経済学部、法学部、人間科学部心理学科と多岐に渡ります。大学が定める表にある基準スコアを取得していれば、出願資格が認められます。また、学校が独自に定めた3レベルスコアを満たしていれば、国語及び選択科目の合計点にレベルに応じた加算を行っています。

こちらの大学以外にも多くの大学が外部英語検定を大学入試に利用しています。外部試験として利用した大学入試をお考えの方は、ご希望の大学のHPで最新情報をご参照ください。また、英語外部試験では、2年間のスコア有効期間にご注意ください。

TOEICでCEFRレベルをはかることはできるのか!?

TOEICの問題は、知識や教養としての英語ではなく、オフィスや日常会話における英語能力を幅広く測定しています。合否の結果を数値で表しているため、現在の自分の立ち位置が確認しやすいことがあげられます。

TOEICでは、「読む」「聞く」の2技能を測る試験と「話す」「書く」の2技能を測る試験が実施されています。CEFRは、「読む」「話す」「聞く」「書く」の英語4技能総合能力の規格です。4技能が2つの試験に分かれているため、それぞれの試験対策を行い、別日程での試験実施となります。英検では、1日で4技能能力を測る試験内容が用意されていますが、TOEICでは4技能を別日で受ける必要があります。TOEICでは、CEFR A1〜C1までの技能を測る試験内容となっています。

TOEICスコア
TOEICスコア 参考:TOEIC

NisaiのCEFRコースでは、簡単なレベルのA1から最難関レベルのC2まで技能を向上させるプログラムです。

文部科学省のねらいは、4技能総合の言語能力向上。目指すCEFRレベルは?

文部科学省では、2013年よりグローバル化に対応した英語教育改革実施計画を実行している。変化の激しい時代を生きる子どもたちがより実践的な言語能力を身につけ、本国並びに他国においてもその力を発揮できるようグローバル化に重点をおいているのです。

その対策として、新たな英語教育の在り方で教育活動が行われています。主に大きく変化が合った部分は、以下の通りです。

  • 小学校中学年→外国語活動
  • 小学校高学年→英語の教科化
  • 高等学校→言語活動の高度化

中学校においては、身近な話題についての理解や簡単な意見、表現ができる能力を養えるよう、現行のカリキュラムを強化しました。小・中・高を通じて一貫した学習到達目標を設定することにより、英語によるコミュニケーション能力を確実に養い、日本人としてのアイデンティティに関する教育の充実をねらいとしています。

文部科学省が設定した目標は、中学校卒業段階『CEFR:A1上位(英検3級程度以上)』高等学校卒業段階『CEFR:A2~B1(英検準2級程度~2級程度以上)』とあります。2017年時点で目標を達成した中高生の割合は、50%にとどまっています。

将来就職する外資系企業や国内大手企業は実用的な英語を使える人材を求めています。社内コミュニケーションや商談などで英語を使えると、大きな強みになります。

CEFR B1 B2 C1 C2まで4技能総合能力を向上させるには、Nisaiグローバルスクールが最適

Nisaiは、ケンブリッジ認定を受けた完全オンラインのインターナショナルスクールです。イギリスの文部科学省にあたるOFSTEDで高品質のGOOD評価を受けています。通常ケンブリッジの教育を受けるためにはイギリスに住んでいることや日本の都市にあるインターナショナルスクールに通う必要がありますが、Nisaiでは完全オンラインで授業をすることでどんな場所や環境においても質の高いグローバルスタンダードな教育を提供できるようになりました。Nisaiに通うことで世界基準で認められた卒業資格であるA-levelを取得することが可能なので、Nisaiの学校にのみ通う選択肢と地域の学校に通いながら放課後の時間にNisaiに通っていただく選択肢から選んでいただくことができます。今まで海外進学するには高校卒業後IELTSで高得点を取り、ファウンデーションコースに通うことが必要とされていましたが、Nisaiでは高校卒業までにA-levelを取得できるカリキュラムを用意しており、高校卒業後スムーズな海外進学を実現しました。

Nisaiインターナショナルスクールでは、CEFRレベルアップに特化したコースを用意しています。イギリスとブルネイに教育センターがあり、世界中の生徒にライブ授業を提供しています。生徒の特徴を理解している先生が生徒の習熟度を見極め、ライブ授業と課題を組み合わせることで個に応じたゴールへと導いてくれます。世界各国(約30カ国)の生徒と最大15人の少人数授業を行う中で英語能力のみならず、グローバルな国際感覚と思考能力を身につけることができるので、グローバル人材を目指すことができるのです。

NisaiのCEFRコースでは、A1レベルからC1レベルまで取得することができます。

>NisaiのCEFRコースについてはこちら

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