
- インターナショナルスクール
- 2025.8.25
国内インターナショナルスクールは誰でも入れるのか?入学条件、入試試験の内容などをご紹介
インターナショナルスクールとは?カリキュラムの違いや特徴
インターナショナルスクール(以下、インター)とは一般的に様々なタイプがありますが、大まかに3種類の学校があります。インターと呼ばれる学校は、日本の学校とは違いそれぞれの学校により採用しているカリキュラムが異なります。インターで採用されるカリキュラムの種類はさまざまで、学校によって教育方針・内容、卒業試験、修了証も異なります。例えば、国際バカロレア(IB)やアメリカのAPカリキュラムを採用している学校では、卒業に必要な科目数も異なります。
- 英語を第一言語とする国が日本に住む自国人のために設立した学校。各国の公立学校のカリキュラムに沿った内容を教えており、外交官や仕事で来日してる家庭のお子様を教育するのが目的です。
(例:アメリカンインター、ブリティッシュインター、カナダインター等)
- 欧米の学校や大学によって日本で作られた、日本人の子供を英語で教育する学校。
(例:東京インターハイスクール、文化学園大学杉並中学)
- 日本の学校や団体によって設立され、日本人の子供を教育するために作られた学校です。
(例:西町インターナショナルスクール)
日本の教育就学義務
日本国内では「学校教育法」の第一条に定められた学校のみが義務教育や大学受験資格を満たす学校(一条校)で、インターは学校教育法第134条の「各種学校」か無許可のものが少なからず存在するため、残念ながら不就学児童生徒として扱われます。法律的には法律的には一条校として認められていないインターに就学させても就学義務を履行したことになりません。
ですので、一条校ではないインターから一条校や公立学校への入学・編入を希望しても認められない場合が多いです。幸いながら、帰国子女入試でインター卒業生を受け入れている中学や高校が多くあります。一部例としては、渋谷教育学園渋谷中学校、渋谷教育学園幕張中学校、広尾学園中学校(インター生は要相談)、同志社国際中学校、立命館宇治中学校、開智日本橋学園中学校があります。
近年ではインターの高校卒業生が日本国内の一部の大学受験資格が認められる私立大学(早稲田大学、慶應大学、国際基督教大学、立命館アジア太平洋大学等)や東大・京大といった国立トップ大学ではバカロレア入試を取り入れているところもあります。
インター校の学校選び:国際基準 ACSI, CIS, WACSとは?
インターは文部科学省の認可で作られた学校ではないので、一部の学校を除けば日本の大学受験資格は認められません。そのため、欧米の学校評価機関の認可を受けた学校だけに大学入学資格を認めています。
国内にあるインターナショナルスクールで学校として十分に経営できると国際的に評価された学校はいずれかに所属しています。ACSI, CIS, WACSの認定校では大学入学資格を認められます。認定校である分、授業料は高い傾向にありますが、一定の教育の質は担保されます。
国際資格の詳細はこちらをご覧ください
インターの入学条件
日本人は国内インターに入れる?
日本国内にあるインターのほとんどが、日本に滞在する外国籍の生徒を対象とした学校です。英語力、学費などの入学条件をクリアすれば、日本国籍の子供も入学できます。ただし、日本国籍を持っている生徒数が決まっていたり、保護者にも一定の英語力が求められる場合もあります。
必要な英語力は?
国内インターに入るための英語力は学校によって異なります。ですが、入学基準の一つとして入学希望学年と同じ英語力であることが要求される場合が多いです。日本人を活発に受け入れている学校は未就学児は英語があまりできなくても問題ない場合もありますが、英語のみの環境で挑戦し聞いたり話し姿勢を伸ばすことが重視されます。
そのため両親との日本人や家庭で日本語を使っている子どもの場合は、英語力を身につけるためにプリスクールやキンダーガーデン(幼稚園や保育園)、外部の英語スクールなどに通う必要もあります。
学年相当の英語力とは、英語で英語を含め一般的な5科目や芸術・課外活動のクラブ活動などを学ぶことができる英語のリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの能力のことを指します。英語力が基準を満たさない場合は、学校にご相談ください。お子様の年齢や学年により放課後の英語補習など英語サポートがつく学校もあります。全ての学校で、英語のサポートが行われるわけではありません。
バイリンガルになれる?
英語と日本語や多言語のバイリンガル・マルチリンガルになるのは非常に難しいです。言語には「日常会話における言語力」と「学問での言語力」があり、その二つには大きな差が存在します。そのため、ご家庭で一般的な年齢相当の日本語が使えたとしても、学問として教科書を読んだり授業についていける語学力があるとは限りません。
また、多くのインターでは日本語を外国語として扱っています。日本語の授業頻度や質は学校によって異なり、日本語力も学校任せではなくお子様の努力や家庭環境に左右されます。英語で授業を受ける一方で、日本語の読み書きや論理的な思考力が育たなくリスクがあります。日本語の学習を意識的に取り組まなければ、漢字の読み書きを苦手にする人が多いです。
インターのカリキュラムの多くは日本の一般的な学校と内容が大きく異なるため、進路次第では塾や補修など学校外でのサポートが必要不可欠になります。
国内インターの出願書類や入試情報・説明会、費用をご紹介
一般的に国内インターに必要な出願書類の一部をご紹介します。学年によって追加の書類(推薦状の追加条件、学力の証明、成績表など)が必要になります。
- 願書(一般的にははオンラインポータルより出願)
- 成績表・内申書
- 教員による推薦状
- 健康診断書類
- 受験費用(2−3万円程度)
国内インターの入学試験
入学試験として、以下のような試験が行われることが一般的です。
- 筆記テスト(英語と算数・数学)。英数以外の科目はほとんど出題されません。英語ではリーディングやライティング、算数・数学は学年に見合った理解力を測るための試験が行われます。試験で高得点をとっても合格するとは限りませんし、試験で悪い点数を取っても成績を含め総合的に判断されます。
- 行動観察(個別もしくはグループ):子供の社会性や協調性、英語での指示の理解度が評価されます。主にプリスクールや小学生のインター入学試験の一環として取り入れられます。
- 面接(受験者のみ、保護者のみ、家族単位など):家庭での教育方針や学校への適応力などが確認されます。
面接に関しては、保護者も日常会話レベルの英語力が必要になります。面接の内容では家庭での教育方針、学校への出願理由、お子様のご家庭でのご様子・性格や学習面の特徴など幅広く聞かれます。一般的には学校の教育理念への共感が合否の鍵になります。お子様が学力面では問題なければ、その学校に本当に合うのかを見定めるために面談が行われることが多いです。
学校の雰囲気などを把握するには多くのインターで行われるスクールフェアやフードフェスなどのイベントに参加することが良いでしょう。
合格率はどれぐらい?
ほとんどのインターでは合格率は公表していません。ですが、一般的には以下のことが言えます。公表していない学校が多いため、直接学校のアドミッションに合否を左右する要素などを尋ねるメールを送るのも一つの手です。
- 人気校や老舗校(ASIJ、清泉インター、KIST、YISなど)は日本人向けの募集枠が限られていたり、求められている学力レベルが高い傾向にあります。特に小学校低学年では定員が少ないため合格率が低くなることがあります。
- 新設校は日本人家庭に向けて設立された学校もあり、知名度や実績がまだ確立されていない分比較的に合格しやすいこともあります。
- 中途編入の場合は学年によります。小学校の低学年や高校入学・卒業間近の学年は空きがないこともあります。また、タイミングや学校のカリキュラムによって編入不可能な場合があります。
国内インターの受験体験談
近年では海外留学をはじめとする、英語教育、STEAM教育を取り入れたインターの教育が話題となっています。日本人家庭向けにインターの進学情報を発信する情報もたくさんあります。例えば、元インターナショナルスクールのアドミッション担当者による受験マニュアルや、インターナショナルタイムズなどに記載されている記事やアドバイスをもとに受験をなさるご家庭も多いです。ネットではインター受験に関する個人ブログも多くあるため、ご家庭の教育方針、お子様の進路などと照らし合わせながら受験の参考にすると良いでしょう。
日本の一般的な学校からの転入生として入学できる?
日本の一般的な学校からインターへの転入はあまり多くありませんが、転入は可能です。いくつかのポイントを抑える必要があります。
- 英語力:多くのインターでは入学時に英語レベルが測られます。授業を含め課外活動や先生・保護者のコミュニケーションも全て英語です。学校によっては英語サポートがおけられるものの、基本的には授業についていけるための英語力が求められます。入学時に学年より1つほど落とせる学校もあります。
- 成績や推薦状:日本の学校での成績や学習態度も評価の対象です。入試担当の職員は日本語が読めないケースが多いので、日本語での成績表や授業内容・学習態度に関する報告書などの提出は学校側に事前にお問い合わせください。また、前の学校の先生から英語での推薦状が必要とされる場合もあります。
- 面接や書類審査:保護者を交えた面接や家庭の教育方針と学校へのマッチ度などが重要視されます。書類は学校が指定する形式で提出する必要がありますので、ご注意ください。
まとめ
国内インターナショナルスクールは、「IB」「AP」「アメリカン」「ブリティッシュ」など多彩な海外カリキュラムを採用する「各種学校」。日本の義務教育制度(一条校)には含まれないため、公立校や一条校への編入は容易ではありません。
ACSI、CIS、WASCなど国際認定を受けた学校は、海外大学進学に必要な資格を満たし、教育の質も保証されます。
入学には、願書・成績表・推薦状・健康診断書といった書類審査に加え、英語・算数の筆記テスト、行動観察、受験者・保護者面接が必須。学年相当の英語力が求められ、不足する場合はプリスクールや放課後補習でサポートを受けることが可能です。
また、日本語力維持のため、家庭学習や外部補習で漢字・論理的思考力を補強しましょう。
合格率は公開されていないものの、人気校は日本人枠が限られ競争が激化。新設校や中途編入はチャンスが広がる場合もあります。
受験準備には、受験体験談やスクールフェアで情報収集し、志望校のアドミッションへ直接問い合わせることが成功のカギです。
英国式カリキュラムが学べる完全オンラインインターナショナルスクールNisai
弊社では総合的な英語力アップのほか、英語で数学や理科など様々な科目を受けることができます。自宅からオンラインで高品質で国際的に認められている教育を受け留学に備えることができます。Nisaiでは教科書を使わず、子どもたちの年齢や英語レベルに合わせた授業を行っています。
オンライン授業で本当に、英語力がつくのか。
オンラインとオフラインの違いであり、大きなメリットのひとつはレコーディングにあります。ライブ授業を受けて、リアルな経験を子どもたちは積みますが、その時間だけでは新しい知識や言葉の習得はなかなか難しい側面があります。課題と並行してレコーディングを見返すことで知識の定着、思考力を鍛えます。レコーディングは何度でも見返すことができるので、好きなだけ勉強に使えること、また、高額の英語教材を買うよりずっと安くラジオ感覚で英語学習を生活の中に取り入れることも考えられます。
目標を持った者同士が集まる少人数授業。活発なクラスメイトとの交流。
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小学校、中学校、高校のカリキュラムを受講可能
Nisaiでは、小学校5年生から大学1年生までの幅広いケンブリッジプログラムを用意しています。主に小学校中学年から高校生までの本格的な海外の授業を望む子供たちが受講しています。クラスメイトとの交流を通して、チャットやマイクを使って活発に本質的な問いを議論します。1週間に1回出される課題では、自分の考えを英語で述べることが求められるため、論理的に意見を述べる力や課題に向き合う精神力をつけることができます。
年齢ではなく、能力別のクラス編成になっています。生徒の英語レベル、教科の知識レベルに合わせて、受講クラスが決まります。
Nisaiが選ばれる理由
Nisaiではインターネットの環境があれば住んでいる場所など問わず受講することが可能です。しかしながら、一度入学してしまうと、となかなか転校に踏み切れないこともしばしば。そこで、どこの地域にいても質の高いインターナショナル教育を受けることが選択肢が生まれるNisaiが選ばれています。Nisaiが選ばれる理由は以下の通りです。
理由①インターナショナルスクールで不登校になった子供も継続して学び続ける事ができる
インターナショナルスクールで不登校になってしまったお子様も、よくNisaiへ来られます。周りの環境や友達関係などによりインターナショナルスクールへ行くことができなくなってしまった。しかし、ご両親の仕事の関係で日本に戻ることもできない。そんな時は自宅でNisaiの受講をしてインターナショナル教育を継続して受けていただくことができます。
しかも、国際資格であるIGCSEやALevelも取得できることから大学進学への道も開かれています。またAlevel資格は日本国内の大学の入学資格としても文科省は認めているため、日本の大学受験もできるようになっています。私たちは国内の予備校(JOI)とも提携していますので、国内受験対策プログラムも提供することができます。
理由②アフタースクールとしても学習塾感覚で利用できる
インターナショナルスクールに通っているものの「数学が弱い」「もう少しEnglishを強化したい」という方も多いはず。Nisaiはインターナショナルスクールでありながら、1科目から受講していただくことができます。マレーシアに在住の生徒様でアフタースクールとして塾の感覚で入学していただく方も多くおられます。
Nisaiは能力でクラス分けをするため、要件さえクリアすれば現地のインターナショナルスクールよりも1つ上の学年の科目を先取りして学んでいくことも可能です。先取り学習や復習としてNisaiを利用することにより国際試験の結果に好影響を与えていきます。
理由③IGCSE・A-Levelを取得できるので世界中の大学進学が可能になる
インターナショナルスクールでよく課題としてあがるのが「十分な質のIGCSEやAlevelカリキュラムを実施している学校がそれほど多くない」という点です。もちろん質の高いAlevelカリキュラムを提供している学校もあります。しかしながら、多くの場合はAlevelを教えることができる上級教師を海外から招いたり、他の学校から引き抜くこともあるため雇う費用が高くなります。そのため学費も高額になってしまうことがほとんどです。
私たちNisaiは完全オンラインのインターナショナルスクールのため、Alevelを教えることができる教師を海外でそのまま雇うことができます。質の高い教育を最適な価格で提供しています。住んでいる場所に関係なくIGCSEやAlevelカリキュラムを受講でき世界中の大学へ進学することができます。