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静岡聖光学院
  • お知らせ
  • 2021.2.22

静岡聖光学院がケンブリッジA-Levelプログラムを学校カリキュラムへの導入決定

静岡聖光学院(静岡県静岡市駿河区)では、学校カリキュラムへのケンブリッジA-Levelプログラム導入を決定致しました。2021年度は受講希望者の生徒に対してのプログラム提供を行い、2022年度には学校のカリキュラムへの導入を目指します。

卒業後そのまま海外大学に進学できる形をつくりたい

私たちNisai Japan(ニサイ ジャパン)と静岡聖光学院様とコンタクトをとった当時、聖光学院を卒業した後に海外大学に進学できるような、学校としてそのようなスムーズな形を生徒たちに作ってあげたいという想いを持たれていました。

エージェントや外部の人任せにせず自分たちがしっかりと関わって学校の力で生徒の可能性を広げたい

NIsai:「ケンブリッジA-Levelプログラムの導入を決定する前の悩みは何でしたでしょうか?」

田代正樹 副教頭

田代副教頭:「海外大学進学の可能性を生徒たちにわかってもらう事と、実際に海外進学を希望する生徒たちに対して、学校としてどうサポートできるのかっていうところが、我々の悩みでした。外部機関のエージェントの方にお願いすることもできるとは思うのですが、それをしてしまうと学校の力ではなくなってしまいますので、そういった外部機関の協力を仰ぎつつも、我々が生徒たちの進路指導に関わってあげることができたらいいなというのを感じたんですね。

日本の大学、海外の大学、両方の選択肢を当たり前のように選べるような状態を作りたい

田代副教頭:「できれば静岡聖光学院を卒業したら、希望する生徒はそのまま海外大学に行けるような、スムーズな流れを作りたいと思っていました。当然のことのように日本の大学に行きたい生徒はそうすればいいし、海外大学に行きたい生徒はそうすればいいし、両方を当たり前のように選べる状態を作り、生徒の選択肢を増やしたいと思っていました。」

世界を相手にグローバルに活躍できる人材を排出したい

静岡聖光学院が学校として国際交流を積極的に進めている中で、海外の大学に進学したいという生徒たちが増えてきたようです。ただ、海外大学進学への道を作るために学校としてどのような教育環境整を整備すれば良いのかという事を当初模索されていました。

学校として取り組みたいと思っていた事がNisaiとのセレンディピティな出会いで雲が晴れました

Nisai:「ケンブリッジA-Levelプログラムの導入のキッカケを教えてください。」

村松誠 事務次長兼生徒募集戦略室長 

事務局 村松様:「元々は生徒の教育支援になるような、プログラミングや教育支援ツールを探すために関西の教育展示会に参加したのですが、Nisai Japanさんのブースと出会い、内容を聞いた瞬間、ケンブリッジのA-Levelプログラムはまさに普段から星野校長や田代副教頭が仰っていた想いを実現できるものではないか?と思いました。そして幸運にも、Nisaiイギリス本社のCEO Dhruv(デュルブ)さんが教育展示会にお越しになっていて、直接お話を伺う事ができてそれが確信に変わりました。」

A-Levelの取得は生徒たちにとってとても大きなチャンスになると思いました

佐々木陽平 教務部長兼国際交流部長

佐々木先生:「私は今回のNisai Japanさんの話を伺うまでバカロレアの事は知っていましたが、Aレベルの事は知りませんでした。海外大学進学への道がバカロレア以外でも存在していて、導入しやすいようでしたらとても良いと思いました。本校の生徒の中でも海外大学進学にしたいという生徒が今までもいました。でも、実際相当遠回りしてて、お金も非常にかかっています。日本人が海外の大学に費用や情報不足の問題で気軽に進学できない一方で、アメリカやフランスの学生がイギリスの大学に行くって事は普通にある事じゃないですか。だから本校の学校でもそれが普通に選択肢としてあればいいなと思いました。バカロレアや海外大学ファウンデーションコースに行ったり、海外の語学学校に行かなきゃ海外大学へ進学出来ないという流れだと様々な面でハードルが高すぎます。私は役割的に国際交流の仕事が多いのですが、世界中の学生が世界を相手にビジネスして、どうやってグローバルに展開していくのかというという事を目の当たりにすると、今の教育環境のままではまずいなと思うんです。だから、Aレベルを取得する事で海外進学の可能性が広がるのは静岡聖光学院にとって大きなキッカケになると思いました。」

A-levelは海外大学進学の為の持続可能なプログラム

日本で海外大学進学を目指す場合IB(バカロレア)が一般的ですが、静岡聖光学院様は、費用面やインフラ面、ダブルスクールによる生徒の負担を考えると、生徒たちの学校のプログラムや部活動の現状だと持続可能が非常に難しいと立ち止まっていたようです。

海外大学進学の道を切り開く課題を解決できるのがA-Levelプログラム導入の理由

Nisai:「ケンブリッジA-Levelプログラム導入の理由を教えてください。」

星野明宏 校長

星野校長:「海外の大学に行きたい生徒がいたという理由はプログラム導入の理由としてはちろんですが、国際交流をしていく中で、そもそも世界では日本の高等教育っていうのは国際的に認められていないという事がわかり、愕然としたのがプログラム導入を決めた大きな理由でした。アジアの先進的な教育を受けている優秀な生徒たちや、国際レベルのジェントルマン教育を受けてきたパブリックスクールの生徒たちと国際社会でわたりあっていくのは厳しい状況だと強く感じました。 日本国内では海外進学ではバカロレアが一般的です。ただ、費用面の負担は非常に大きく、インフラ面、生徒の負担面を検討した時に持続可能が非常に厳しく、その課題がどんどん顕著になってきて、生徒全員に受講させる事は学校としても現実的ではなく頭を抱えていました。ただ、ケンブリッジA-Levelは導入コストも現実的で科目数も3科目で良いので、バカロレアと比べて我が校の生徒たちに持続可能であると判断できましたので、学校として今回Aレベルの導入を決断しました。」

世界的に活躍できる人材の礎を作る事ができると確信しました

星野校長:「バカロレアはバカロレアで素晴らしい仕組みですが、そこの触れられない部分をケンブリッジA-Level、そしてオンラインプログラムだと相当のところで解決できる可能性を感じました。本校はもともとただ勉強だけする、ただ部活だけするっていう学校ではなくて、いろんなことにチャレンジしようっていうマインドができている学校です。そういう意味では、本校にとって相性が非常に良いと感じました。先ほど申し上げました通り、本校の生徒たちにとってA-Levelプログラムは持続可能であり、オンライン授業を学校の授業プログラムの一貫として導入する事で、たくさんの課題が解決できます。

そして、今回のプログラムの導入を学校として我々がファーストペンギンでやることによって、日本の教育全体の変革に一役買えて、世界的に活躍できる人材の礎を作ることができるっていう確信を得ました。 日本で初めてケンブリッジAレベルを学校として導入する事は、Nisaiと出会った早い段階から決断し、導入ありきで本校の教員全体のマインドセットもできていましたので、正式に導入に至る事ができました。

ケンブリッジプログラムの評価ポイントとプログラム導入で目指す成果について聞いてみました

静岡聖光学院の先生方にNisaiのケンブリッジプログラムの評価ポイントと、プログラム導入によって得たい成果を伺いましたので、以下にご紹介させて頂きます。

日本の一方通行の講義型の授業とは一線を画している

佐々木陽平 教務部長兼国際交流部長

佐々木先生:「授業がすごい対話重視なわけでもないのですが、切り口がまず違う。トピックの選び方とか。例えば、メタル系のバンドの名前についてディスカッションする国語の授業や、いきなり目の前で円がぐるぐる回ってπについて説明したりする数学の授業など。日本の講義型の授業とは一線を画していると感じます。単純にπをまず覚えて、その計算をしなさいっていうのではなく、説明の仕方も独特ですし、新しい学び方なので、物事を多面的に見る力が養われるのではないかと思います。あと、本校の学校は帰国生も数多くおり、英語の力が生徒間ですごくバラバラで広がっています。アルファベットから勉強する子もいるし、すでに英語がペラペラでむしろ日本より英語が得意な子もいるので、Nisaiのインターナショナルスクールの授業をオンラインで受ける事で、英語初心者の英語力アップと帰国生の英語力もキープできるという部分はとても良いと思います。

あと、このプログラム導入の結果、卒業生にはメジャーな大学だけでなく、マイナーな大学にも進学して欲しいです。今だとエージェントがかんでいる海外大学しか日本から行くのは困難じゃないですか。留学もそうですし。ただAレベルを取ったら、世界中色々な大学にエージェントは介さず行けるじゃないですか。

だから、生徒たちには突き詰めたい事を学べる大学が海外大学の場合、その大学について自分で調べて進学できるようになって欲しいです。結果、進路実績に色々な国の大学が出てくる様になり、国際色豊かになったらかなり面白いと思っています。」

二つの国の教育が同時に受けられるのは革新的

村松誠 事務次長兼生徒募集戦略室長

事務局 村松様:「二つの国の教育同時に受けられるのは革新的だと思います。日本の教育だけしか受けてないと、日本の教育内容が当然だと思うじゃないですか。日本とは違う海外の全く違う教育を受けることによって、生徒の頭の中で『どっちもあり』『どちらも真』という見方をもち、自分の価値観の幅を広げて考え方に軸に持てる機会を日本国内にいながら持てるというのはすごく画期的だと思います。1年間とか3年間海外留学すれば、当然それを経験する事は出来ますが、逆に言うとその間日本の教育は受けないわけじゃないですか。だから、どっちの教育も同時に受けられる事はすごく素晴らしいと思います。」

大人の用意した選択肢ではなく、生徒自身が将来の選択肢を主体的に、そして世界で選べる環境を用意できる

星野明宏 校長

星野校長:「今までの日本の教育とか日本の政財界の常識だった、『22歳で仕上げる』というこのライフカレンダー自体をケンブリッジA-Levelのプログラムを導入する事で変えたいですね。

世界では12歳でも会社を起こしている子もいて、年齢じゃありません。海外では生徒一人一人の個性をもっと広げて、もっと深くするというところにロジックを持ち、フォーカスを当てているのに、日本の教育制度では学年毎に教育内容が決まっていて、同じような考えの平均的で優秀な人間を量産する方向に重きが向いています。まずはそのような教育を変えなきゃいけないと思っています。

それを日本の中だけで改革するのではなくて、世界と繋がることによって、リアル感を持ってそれができる。それがケンブリッジA-Levelプログラム導入で得られる学校として得られる成果だと思っています。まずファーストペンギンとして先んじて、しっかりと形にすることによって、日本全体の教育を変える役割を果たしたいという想いです。

あと生徒たちには、大人が用意したプログラムの大学に行くのではなくて、今後の活躍の場を日本だけでなく世界規模で考えた時に、『自分が世界で何をしたいのか?自分の20年後30年はどうなりたいのか?』というような事をイメージして逆算して、主体的に考えて大学選びや進路を決めてほしいと思っています。その選択肢を持てる様な環境を作れる事が今回のA-Levelプログラムの1番の恩恵だと思っています。」

ケンブリッジA-Levelプログラムを導入し共に日本教育の革新を担いましょう。

星野明宏 校長

星野校長:「バカロレアも検討しましたがとんでもないコスト負担が生徒ご家庭へかかりますし、スクールライフの中でやることが沢山ある中、生徒への負担も大きく疲弊します。学校としての導入はハードルも高く、自治体からの手厚い支援などがないと厳しいというのが現実だと思います。

あとは世界的に見るとオンライン授業が当たり前で、リアルでやる部分だけリアルで行うというのが世界の潮流です。

当校は小さな学校なので、ただ海外の大学進学に行かせるだけなら、一部の生徒だけのサービスで良いと思いますが、ケンブリッジプログラムは中1からケンブリッジレベルを元にしたプログラムもあるので、単純に英語のプログラムとしても非常に優秀だと思います。日本の教育が抱えている英語教育の様々な課題も大きくクリアできる可能性があると感じています。

しかもケンブリッジプログラムを学び、IGCSEやA-Levelなどの国際資格を取りたい生徒たちが、一つの新たな可能性ある習い事として、学校外教育機関ではなく学校組織で受講できるというのは画期的です。必ず広がっていくと思いますので、早い段階で一緒に取り組み共同開発して、より良いものにしていける学校があれば幸いです。

この取り組みが広がることによって、全体の教育が広がると思います。日本の教育にがっかりして海外に移住してしまっているような意識の高い人たちに対してのメッセージにもなります。

自分たちがどうこうではなくて、日本の教育全体がもう1回信頼を取り戻し、最終的に世界から日本の高校出たら、海外進学ができるという文化や環境を作る事がまず一旦のゴールだと思います。

日本ならでは素晴らしさを兼ね備えたこのグローバル教育が実現し、世界が真似するようなロールモデルとしての教育になれば、10年後20年後には間違いなく日本の教育の景色は広がると思っています。それを夢見てというか、次の世代のために、教育者としてこれを導入することは意義がある事だと思いますし、当然だとも思います。

だから、もし同じ様な想いを持たれている学校関係者の方がいらっしゃれば共に力を合わせて共同開発しながら、加速させる事ができれば嬉しく思っています。」

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