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バカロレアのディプロマ
  • バカロレア
  • 2021.8.20

バカロレア認定校のインターナショナルスクールでは、海外大学入学資格となる学位取得可能。気になる難易度は?

国際バカロレアとは?世界、日本における国際バカロレア(IB)の役割

国際バカロレア(IB)とは何か

国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が発信する国際的なプログラムのことをいいます。国際バカロレア(IB:international Baccalaureare)は、1968年挑戦に満ちた総合プログラムとして、複雑な世界を渡り歩き、人生を楽しんで進むとともに、社会や環境、文化、芸術に目を向け、貢献できる人材の育成、未来へ責任ある行動をとる態度とスキルを身に付けることを目的として設置されました。

日本では、世界共通の国際バカロレア試験や、認定校に対する共通カリキュラムの作成、国際バカロレア資格の授与などを実施しています。

IBの使命

平和社会の繁栄と、あらゆる困難な人生の課題にも立ち向かうチャレンジ精神、知識、思いやり、探究心の育成を目的として、国際教育プログラムと厳しい評価のある仕組みの開発に取り組んでいます。IBプログラムは、違いをよりよいものと理解し、自分と考えの異なる人々にもそれぞれの美さがあることを認められる人として、積極・共感する心をもって生涯にわたって学び続けることを目的としています。

IBの3つのコア

コアの3つの必修要件

ー「創造性・活動・奉仕」(CAS)、「知の理論」(TOK)、「課題論文」(EE)ー

この3つの独立した要件が関係しあって、IBのカリキュラムは構成されています。コアの3要件は、どれも一貫して以下の3つのねらいに取り組んでいます。

  • 教科学習を支え、教科学習に支えられる。
  • 国際的な視野を育む。
  • 自己認識とアイデンティティーを培う。

IBは、高校卒業資格、海外大学入学資格になる

IBとは、バカロレア認定校で取得することができるディプロマ(高校卒業資格)のことをいいます。バカロレアのカリキュラムにおいて高校課程2年間を修了し、バカロレア最終試験を受け、その合否によってバカロレアIBを取得することができるのです。

※同じく国際的に認められた高校卒業資格、海外大学入学資格にAレベルがあげられます。ケンブ  リッジ国際認定校で取得可能なAレベルについては、記事後半で述べています。

フランスの試験「バカロレア(Baccalaureate)」と国際的教育カリキュラム「国際バカロレア」

フランスの国家的試験

フランスにおけるバカロレアとは、1808年フランスのナポレオン・ボナパルトによって導入されたもので、通称「BAC」といわれています。フランスの約90%の学生が合格している国家的試験のことをさします。試験の規模、機会としては日本の大学入学共通テストをイメージできますが、日本のように選択式にはなっておらず、主に記述式の答案が求められます。

国際バカロレアはフランスのバカロレア試験(Baccalaureate)とは別物

バカロレアは、フランスにおける「高校卒業証明書」の有効性があり、「国際バカロレア」とは、別物です。毎年学年末の6月に試験が行われており、この試験の合否によって大学入学が決まります。実際に、大学側は、バカロレア試験の結果で大学入学の合否を決めるので、フランスの大学は入学するだけであれば間口が広くなっています。しかし、通常3年制の大学を3年間で卒業する学生は、全体の半分にも及びません。単位が取れない、留年するなどの現象は一般的といえるでしょう。

フランス国内における「国際バカロレア」は、大学入学資格として認められておらず、各大学が独自に受け付けているものを確認します。

フランスの特徴的な科目「哲学」

19世紀に試験が導入された当初からフランスにおける重要科目とされてきたのが「哲学」です。フランスの子供は、幼い頃からディベートをすることで、お互いの意見が磨かれ、チーム力が上がるという教えの中で育ちます。社会、スポーツ、働き方、歴史、政治、環境、美術など様々な分野で、考えや意見をぶつけます。食事の場など、日常的に議論が多発する光景は、議論に不慣れな国民性で育った日本人やアジア各国からみると、まるで急に喧嘩が勃発したかのように見えるかもしれませんが、フランスでは意見と人格を別に捉えているため、感情的に相手を責めているわけではありません。話が終わると、まるで何もなかったかのように穏やかな空気になっていることでしょう。何もなかったかのような空気感もまたチームの「和」を重んじる日本人にとっては、不思議な感覚かもしれません。

バカロレア日本語DP(Diploma)とは?ディプロマを日本語でも取れる。必要なIBスコア

ディプロマプログラムとは

ディプロマプログラム

DP(Diploma Program) は、2年間の教育プログラムで、対象を16〜19歳までとしています。国際教育機構から認められた所定のカリキュラムを経て、最終試験を合格することで海外大学入学資格(国際バカロレア資格/IB)を取得できます。国際バカロレア資格を取得するためには、DPカリキュラムを全て履修し、外・内部評価から45点満点中、基本的に24点以上のIBスコアが必要です。さらには、6分野中少なくとも3つはHL(higher level)を選択する必要があります。

国際バカロレア科目の日本語実施

文部科学省は、約30年前から国際バカロレア機構を模範とし、一部教育法を取り入れて日本におけるバカロレアの普及を測ってきました。英語、フランス語、スペイン語を主たる言語として取り扱っているバカロレアカリキュラムですが、DPの一部の科目を日本語でも実施可能とするプログラムの開発を進めています。

DPのプログラムは、6つのグループから各教科ずつ選択し、6科目を2年間勉強します。英語プログラムであれば、例えばグループ3の「個人と社会」。この中に、ビジネス、経済、地理、グローバル政治など12の科目が存在しています。

日本語DP対象科目は、その中でも限定された科目のみ選択することが可能です。グループ3であれば、経済、地理、歴史の3科目になります。日本語ディプロマコースであっても、6科目中2つは英語等の他言語で習得することが求められます。

MYPとは?

MYP(Middle Years Programme)は、9〜16歳を対象とした青少年にこれまでの学習と社会のつながりを学ぶプログラムのことをいいます。日本には現在26校のMYPが存在しています。MYPでは、以下の8教科を5年間のプログラム期間で全ての生徒が学び進めます。

言語と文学言語の習得個人と社会理科
数学芸術保健体育デザイン

医学部大学入学には、国際バカロレア選抜入試が有利。選択科目で数学は必須条件

国際バカロレアの最終試験で高得点を取得すると、医学部への進学が有利になります。現在日本の名だたる大学がバカロレア特別選抜入試を導入しています。数学は大学出願条件必須科目であり、その他、生物、化学、物理、の科目から2つ専攻していることを求められます。

バカロレア特別選抜入試を利用すると、大学入学共通テストが不要になります(※大学によって例外あり)。それによって、その他に試験を受けなくとも高校課程までで鍛えられた専門的な知識や思考力、探究心、IBDP(International Baccalaureate Diploma Programme)の学習成果を証明する成績書類の提出や面接などを経て、医学部進学することができます。

大学入学共通テスト不要、IBDPの学習成果を持って医学部進学ができる国内大学一覧は、以下をご覧ください。

東京医科歯科大学筑波大学東北大学鹿児島大学
広島大学岡山大学愛知医科大学横浜市立大学

実際に、バカロレア特別入試制度を用いて大学受験をし、入学している生徒は、各5名に満たない程度です。これは、バカロレア認定校の数がそれほど普及していないという点と、バカロレア最終試験の難易度の高さが挙げられます。

ディプロマがとれるインターナショナルスクール高校バカロレア認定校(DP)の気になる難易度(レベル)は?目安偏差値が知りたい

インターナショナルスクールへの進学を志望すると、その高校の大体の偏差値が知りたくなります。しかし、インターナショナルスクールの偏差値を検索しても出てくることはありません。これは、偏差値が受験者全体の人数から標準偏差値を計算するためです。

難易度を知りたい場合には、インターナショナルスクールへ直接お問い合わせをし、特色や試験内容を確かめることがいいでしょう。

IB取得率はどれぐらい?高校インターナショナルスクールバカロレア認定校のメリットとデメリット

バカロレア認定校に通うことで、インターナショナルスクールの価値と日本学校の進学校の価値を併せ持つことができます。その分、対価となる時間や労力は大きいと考えられますが、日本語ディプロマと違い、英語を使ってバカロレアを取得する国際色豊かなディプロマが大学で専門的な授業を受けるキーポイントになります。

バカロレア認定校に通うメリット

①バカロレア特別進学に有利

日本語ディプロマ、英語ディプロマいずれにおいても、特別進学が適応されます。狭き門ではありますが、選択肢を増やす意味でひとつ考えられるルートといえるでしょう。

②全分野に渡る知の結集と忍耐力

6分野に渡る知の理論は、バカロレアを受講する全ての学生が学ぶべき範囲であり、学生が取り組む勉強量は非常に大きく、卒業までの過程で培う忍耐力は、間違いなく将来のキャリア形成の大きな糧となることでしょう。

バカロレア認定校に通うデメリット

①払う学費の大きさ

バカロレア認定校になるために、学校は大変な費用を払ってコースを設立します。そのため、コースに通うための学費は膨大です。一般的な私立、インターナショナルスクールよりも費用はぐんと大きくなるでしょう。

②高校生にのしかかる大変な負担、失う時間

高校生が平日、休日問わず、睡眠時間を削ってまで取り組まなければならないほどの勉強量が必要です。プレゼンテーションに、Essay、小論文の作成、レポートなどmust学習が大量にあります。高校生活のほとんどの時間を勉強につぎこむと思ったほうがいいでしょう。

ディプロマ取得、大学進学方法が難関であるからこそ意味があるともいえますが、実際にはバカロレアに取り組む40%以上の高校生がドロップアウトしている現実があります。精神的に大変な負担となっている点は、解決すべき教育的課題でしょう。

失敗を恐れる日本の教育、潜在的能力を持つ日本人

バカロレア認定校に日本語DPを導入したことで日本で世界的なカリキュラムの授業が受けられるようになったことはまちがいないでしょう。しかし、日本語DPは、英語力を養うことに役割をあまり果たしませんので、少し残念な部分であるとも捉えられます。

日本人は、自分たちが考えている以上に本当によく勉強し、能力が高いのです。特に算数の習熟は世界から見て手本となっていますし、世界各国と比較して、全ての子供に等しく学力が保障されていると自信をもって誇れます。

それだけ基礎学力があるからこそ、英語力が加われば潜在的に持っている力を国際的に発揮できることは間違いありません。日本に住んでいる以上、英語に触れる機会、英語を使ってコミュニケーションを取る経験は非常に少ないです。だからこそ、国際教育の日本導入の際には英語を使って他教科の授業に取り組むことで強制的に英語を使う機会を創出することが大事なのです。

国際教育機関から認められた大学入学資格

これから広がるケンブリッジ国際

バカロレアと同じように、世界的教育機関にケンブリッジ国際があげられます。日本ではまだあまり知られていませんが、これから日本でも認可校が広がっていく見込みがあり、注目されています。2019年9月時点でイギリス、アメリカを中心に世界約160カ国10,000校の学校で認可され、100万人の生徒が学んでいます。世界を見ると、ケンブリッジの方がバカロレアより認可校が多く、世界最大のカリキュラム・評価開発機構として古くから知られているのです。

グローバルな視点とローカルな思考

5〜19歳までのカリキュラムを持ち、教科の枠を超えて、グローバル人材として必要なクリティカルシンキング、自律的学習、議論、プレゼンテーション力、コラボレーション力などの思考力を鍛えます。自分たちの住む地域や地球全体に課題をフォーカスして授業を展開していくので、グローバルな視点でローカルに考える体系的な課題にとりくむことができます。

子供の興味のある分野を追求できる

バカロレアと比較して大きく違う点のひとつは、選択科目の数と言えます。バカロレアが6分野にわたって必修なのに対して、ケンブリッジは最低必須科目が3科目からとなっています。自分の興味のある分野や今後進みたい進路が決まっている生徒にとっては、学習の最初に研究する分野を選択できるため、大学進学対策の視点で見ても、志望大学が決まっている生徒にとって非常に優位な点といえるでしょう。

Nisaiは、世界ではじめて完全オンラインの学校としてケンブリッジ国際の認可を受けたインターナショナルスクールです。イギリスとブルネイにいるネイティブの先生からライブチャット授業を受けます。完全オンラインだからこそできる理由があります。日本の地方に住む帰国子女の学生や海外在住の日本人など、どこにいても受講が可能です。

ケンブリッジカリキュラム

バカロレアとケンブリッジの実際の卒業生の数ってどれぐらい違うの?実は、卒業までいかずにドロップアウトする人が多いバカロレアの受講者…。

国際2大カリキュラムと日本のカリキュラム

ケンブリッジ国際と国際バカロレア、このふたつが2大教育カリキュラムとして世界中で知られていますが、実際に受講した学生はゴールまで行き着いているのでしょうか。日本のカリキュラムの場合、義務教育課程を終了しないことは、めったにありません。(たとえ、何ヶ月も不登校になったとしても卒業証書はもらえます。)しかし、この2つの卒業証書、及び成績優秀はそうやすやすととれるものではないのです。

履歴書にも書ける卒業資格

それは、きっと日本と海外で目指す場所が違うことが理由としてあげられるでしょう。ケンブリッジの卒業課程でもらえるIGCSE(中学生)Aレベル(高校生)、バカロレアのIBディプロマ(高校生)、どちらも履歴書に書いても企業にとって有価値になるほど卒業資格としての価値が高いのです。自主的に調べ、会社において本質的な問題解決方法を探る力やチームと友好的にコミュニケーションをきづいていくなど、その企業にとって継続的かつ変革的存在として見られる資格となることでしょう。

バカロレア受講生の半分近くがドロップアウトに直面

ですので、卒業するまでが人生の大勝負です。一般的に、バカロレア受講者(中学生)で卒業資格を取得できるのは約60%ほどだといわれています。多くのドロップアウトを生む理由として、あまりにもハードな課題量、必須習得分野の広さとレベルの高さがあげられます。実際には、IB取得受験まで(つまり、高校卒業までに)ドロップアウトしてしまう人が半数ほどおり、卒業受験までたどり着いた生徒の中でも、大学入学資格を取得する生徒、または、高得点をおさめる生徒の数はさらに小さくなります。

2005年に行われた調査から分かること

”バカロレアのドロップアウト率は50%を超えています。パイロットバカロレアコースを開始した学生の半数以上が試験を受ける前に中退したことが本日明らかになりました。700人の生徒がコースに登録し、現在ウェールズで試験運用されていますが、2年前、今年は300人だけがフルコースを完了しました。BBCウェールズが得た数字が示しています。

〜中略〜

彼女は、スタッフと何人かの学生からのフィードバックは、作業負荷が管理可能であることを示したと言いました。しかし、彼女は、学生が試験時間に近づくにつれて、バカロレアに時間を費やすために低学年になるリスクを冒すのではなく、3つのAレベルに集中することを決定するだろうと述べました。”

The Guardian 2005年8月16日付 記事

バカロレアとケンブリッジのディプロマ取得率比較

問題解決力を養うオンライン留学、確実な”成果”と”結果”NISAIのインターナショナルスクール

質の高い教育をオンラインで

世界を一変させたエピデミックは、私達の教育活動、日常生活で使うツールにも大きな影響を及ぼしています。今まで効果的とされていなかったオンライン教育の人気が高まっており、今後さらに学校への期待の方向性や通い方も変容していくことでしょう。どの場所に住んでいても、インターネットが使える環境にあれば、「みんなが質の高い教育を受けることができる時代」が到来しています。ネイティブの先生や多国籍のクラスメイトと学べるオンライン留学への挑戦は、既存のバイアスを崩し、新しい世界に踏み込む勇気が叶えます。親であれば誰しも、学校を卒業したその後、子供が自立した幸せな人生を送ることを望んでいます。

オンラインだから教育的効果が大きい

Nisaiは、Cambridge international programmeに準拠したプログラムを行っており、実際に自分の人生の中で起こる未知で答えのない課題を解決する思考力を授業を通して養います。Nisaiに寄せられる質問の中には、”完全オンライン”、”顔が見えない”授業で教育効果があるのかどうかというものがあります。顔が見えないオンラインライブチャット授業だから先生の発する英語に集中し、限られた情報からその場にあった言葉の選択方法を身に着けます。先生と物理的な距離があり、情報源が限られている環境が子どもを自立的学習者として育てます。子供自身が授業の内容が理解不十分であると感じた時には、レコーディングを見て何度も復習できることもオンラインの魅力です。

9月入学のNisaiオンラインインタースクールは、現在生徒募集中です。本入学の前の準備段階としてBooster コースもありますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

説明会・無料体験は、こちら

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