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ブリティッシュスクールって何?他のインターナショナルスクールのカリキュラムとの違いやメリット・デメリットを紹介します!
  • インターナショナルスクール
  • 2023.10.26

ブリティッシュスクールって何?他のインターナショナルスクールのカリキュラムとの違いやメリット・デメリットを紹介します!

インターナショナルスクールの種類や、特にブリティッシュスクールの特徴やメリット・デメリットについて紹介しています。記事では、ブリティッシュスクールが英国の学校のカリキュラムに基づいており、イギリスの教育システムに準じていることや、英国式のカリキュラムについて詳しく説明されています。また、国内での進学や就学義務についても触れられており、一部の私立大学や公立学校がインターの卒業生を受け入れる場合もあることが記されています。ケンブリッジ国際認定による国際的な評価や大学進学への活用、国際試験の難易度や学費についても言及されています。

インターの意味とは?

インターナショナルスクール(以下、インター)とは一般的に様々なタイプがありますが、大まかに3種類の学校があります。

インターナショナルスクール タイプ別
タイプ 内容
英語を第一言語とする国が日本に住む自国人のために設立した学校。各国の公立学校のカリキュラムに沿った内容を教えており、外交官や仕事で来日してる家庭のお子様を教育するのが目的です。(例:アメリカンインター、ブリティッシュインター、カナダインター等)
欧米の学校や大学によって日本で作られた、日本人の子供を英語で教育する学校。(例:東京インターハイスクール、文化学園大学杉並中学)
日本の学校や団体によって設立され、日本人の子供を教育するために作られた学校です。(例:西町インターナショナルスクール)

インターと英会話との違いについてはこちらをご覧ください

日本国内での進学は?インター選びの国際基準 ACSI, CIS, WACSとは?

インターは文部科学省の認可で作られた学校ではないので、一部の学校を除けば日本の大学受験資格は認められていません。そのため、欧米の学校評価機関の認可を受けた学校だけに大学入学資格を認めています。

国内にあるインターナショナルスクールで学校として十分に経営できると国際的に評価された学校はいずれかに所属しています。ACSI, CIS, WACSの認定校では大学入学資格を認められます。ACSI、CIS、WACSの紹介を記載します。またその他にも文科省が認めている国際資格も掲載していますのでご確認ください。

文部科学省が国内の大学受験を認めている国際機関及び資格
機関名/資格 内容
機関:ACSI 1978年に設立された、世界最大のキリスト教系教育認定団体。ACSI校は100カ国以上で23,000以上の認定校がある。世界で550万人以上の生徒。ACSIの本部はコロラド州にあり、北米および世界中に28の地域にオフィスを設置している。ACSI認定を受けてる学校に在学している場合、日本の学校への編入や入学が比較的容易と言われている。
機関:CIS CISとは、CIS(Council of International Schools)の略称。オランダに本部があり、116カ国、740以上の学校が加盟。CIS認定は、学校を5年周期で学校として運営方法(ガバナンス)、教育方法、カリキュラムや教職員の資格(教育免許)、会計や財務状況など「学校全体」を監査項目に従って確認と検証し、中長期的に教育機関として向上するように働きかける機関。
機関:WASC ACS WASC(Accrediting Commission for Schools, Western Association of Schools and Colleges)は米国西部地域私立学校大学協会を意味する。アメリカに本部があり、世界的な教育認定機関。米国の6つの地域認定機関の1つとなっている。ウエスタンスクールアンドカレッジオブアソシエーションズ(ACS WASC)は、米国国務省の海外学校局と連携している。WASC認定を受けてる海外のインターナショナルスクール に在学している場合、日本の学校への編入や入学が比較的容易と言われている。
機関:NEASC NEASC(New England Association of Schools and Colleges)は、日本語名でニューイングランド学校協議会。1885 年に設立された教育認定機関。米国および世界中の1500以上の公立、独立、およびインターナショナルスクールと提携して、質の高い教育を評価、サポート、促進。世界的な資格として承認され、NEASC認定校で12年の課程を修了した18歳以上の者には、大学入学資格(高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者)が認められている。NEASC認定を受けてる海外のインターナショナルスクール に在学している場合、日本の学校への編入や入学が比較的容易と言われている。
資格:国際バカロレア(IB) スイスに本部を置く国際バカロレア機構。国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、1968年に総合的な教育プログラムとしてせt「世界の複雑さを理解し対処できる生徒の育成」「未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせる」ことを重要として設立。また生徒に国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、世界の大学進学へのルートを確保することを目的として設置された。現在、認定校に対する共通カリキュラムの作成や、世界共通の国際バカロレア試験、国際バカロレア資格の授与等を実施している。
資格:アビトゥア ドイツやフィンランドにおいて提供される国内およびヨーロッパ各国での「大学へ進学するための資格試験」。これらの国では、この資格試験が中等教育(secondary school)修了時に実施され、高等教育機関への入学資格として必須のものとなっている。日本の高校卒業資格や米国のハイ・スクール・ディプロマと同様の機能も有している。この試験に合格すると、ギムナジウムの成績と組み合わせて、「アビツォイグニス」と呼ばれる「一般大学教育を受ける資格証書」を修得できる。生徒は、その点数によって規定される範囲内の大学を選んで自由に進学できるようになっている。
資格:バカロレア(フランス) バカロレア(baccalauréat)とはフランスの高校卒業資格。国際バカロレアとは別物である。国際バカロレアは1968年にスイスを拠点として設立された国際教育機構となっている。世界共通の大学入学資格及び成績証明を与えるプログラム。一方、フランスのバカロレアはフランス教育省が発行する中等教育レベル証明(日本でいう高校卒業)の国家資格。日本の大学入学共通テストと同様、高校3年生の終わりに試験が行われる。この試験に合格してバカロレアの資格を取得すれば、基本的には希望する大学に入学することができる。フランスのバカロレアは「一般」「技術」「職業」の3区分に分かれている。受験生はこのうち1つを選んで受験するが、半数以上の生徒が「一般」の区分を受験。「技術」と「職業」の区分は、主として専門学校や技術系の短大(IUT)への進学のために用意されている。
資格:GCE Aレベル A-Levelは英国ケンブリッジ大学傘下の教育機関【Cambridge International】が提供している国際資格で、大学教育を受ける前の16~19歳の学生を対象に提供している高校卒業資格及び大学入学資格。GCE Aレベルはイギリス国内で取得した資格。International Aレベルは国際的な資格でGCE Aレベルと「同じもの」として世界から承認されている。Cambridge Internationalの教育プログラムはイギリスを中心に約160カ国 10,000校の学校で認可され、毎年17万人の学生が受講。最近では国際バカロレア(IB)を提供する高校も増えてきているが、IBDPとA レベルは2大国際教育機構の資格として知られている。

※その他にも認定されている機関がありますがここでは代表的なものを紹介しております。

Aレベルの詳細はこちら

学校認定と国内進学について:教育就労義務

日本国内では「学校教育法」の第一条に定められた学校のみが義務教育や大学受験資格を満たす学校(一条校)で、インターは学校教育法第134条の「各種学校」か無許可のものが少なからず存在するため、残念ながら不就学児童生徒として扱われます。法律的には法律的には一条校として認められていないインターに就学させても就学義務を履行したことになりません。よって、一条校ではないインターから一条校や公立学校への入学・編入を希望しても認められない場合が多くあります。幸いながら、帰国子女入試でインター卒業生を受け入れている中学や高校が多くあります。一部例としては、渋谷教育学園渋谷中学校、渋谷教育学園幕張中学校、広尾学園中学校(インター生は要相談)、同志社国際中学校、立命館宇治中学校、開智日本橋学園中学校があります。

近年ではインターの高校卒業生が日本国内の一部の大学受験資格が認められる私立大学(早稲田大学、慶應大学、国際基督教大学、立命館アジア太平洋大学等)や東大・京大といった国立トップ大学ではバカロレア入試を取り入れているところもあります。

ブリティッシュスクールとは?イギリス式のインター

イギリス式のインターナショナルスクール、一般的にブリティッシュ・インターは先ほど紹介したインターの1種類目に該当する学校です。英国の学校の沿ったカリキュラムで学ぶため、日本の学校と比較すると義務教育課程や授業内容がことなります。

日本国内にある英国式のインター 一部紹介

  • 東京都内データベース
  • 日本国内ケンブリッジ認定校 一覧
  • ブリティッシュスクール・イン・東京 (British School in Tokyo) 
  • ローラスインターナショナルスクール・オブ・サイエンス
  • ムサシ・インターナショナルスクール・東京
  • ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(2022年開校)
  • Rugby School (2023年開校)
  • Malvern College(2023年開校)

その他の国内のケンブリッジインターナショナル認定校はこちら:https://www.cambridgeinternational.org/jp/schools-and-teachers/find-a-cambridge-school/list-of-cambridge-schools-in-japan/ 

英国式のカリキュラムと特徴

引用:フィンランド・イギリス・アメリカ教育の成功の秘密(2)

イギリスの新学期は9月に始まり、私立か公立の学校によって中等教育への進学年齢が異なります。また、日本と違い5歳から小学校が始まり、義務教育は11年生(16歳まで)で卒業資格の代わりにイギリスの義務教育課程の終了終わりに I.G.C.S.E (International General Certificate of Secondary Education) と呼ばれる全国統一の共通試験を受験します。一般的にはYear 10〜11(14〜16歳)の2年間で学習後、Year 11の最後に試験を受けます。また、この試験は世界各国で実施されている為、試験や地域によって試験日が異なります。

16歳で大学進学か就職専門課程に進むかが決定し、大学希望者は2年間を6th Form (シックスフォーム)と呼ばれる大学で学びたい分野に関連した科目を平均3科目を選択肢、12・13年生(16〜18歳)でG.C.E – Advanced レベル(通称 A レベル)を履修します。Aレベルの結果で大学が決まります。

詳細はこちらをご覧ください:

イギリス・16歳までの教育(日本の5歳〜高校1年生までの教育)

イギリス・16歳以降の教育 (日本の高校1年生〜大学・大学院までの教育)

ケンブリッジ国際とは: 

 ケンブリッジ国際認定(通称ケンブリッジ国際)は「教育のグローバルスタンダード」として、世界最大の国際カリキュラム・評価開発機関のケンブリッジ大学国際教育機構の認定です。世界的には160カ国、1万校を超える学校がケンブリッジの国際カリキュラム導入しており、大学での認定に至っては2200校以上が国際教育資格として認定している為、イギリスの全大学、米国大学850校以上(アイビーリーグ全校)、及びカナダ、オーストラリア、オランダなどの大学でもケンブリッジ国際のAレベル資格は受け入れられています。

国際的に採用されてるケンブリッジとIBバカロレアの違いについてはこちらをご覧ください

ケンブリッジ国際とIBバカロレアの比較

英国式インター:平均学費は高い?

インター平均:全体的には年間200万〜250万ほどかかります。寮生活ができるような学校や、国際的な学校評価機関等の認定を受けている学校はより年間の学費が高額です。授業料以外にも入学金や設備利用料、送迎バス、給食や教科書代などの追加費用もかかります。

インターの学費や補助金、奨学金詳細はこちら

学校1:ブリティッシュ・スクール・イン・東京

東京の心に位置するブリティッシュ・スクール・イン・東京は、英国の教育制度を基にしながら、多様な文化や国籍の生徒たちに質の高い教育を提供しています。英国の価値観と教育方針を守りつつ、国際的な環境での学びを重視しています。BSTでは、生徒たちが英国の教育カリキュラムに従いながら、異文化理解やグローバルな視点を持つための様々なプログラムや活動に参加することができます。学問のみならず、アート、音楽、スポーツなど、幅広い分野での才能を伸ばす機会が豊富に用意されています。

2023年ー24年 学費

学期ごとでの分割支払いも可能です:BISTー学費(英語サイト)

学年 年間学費(日本円)
初等部(Nursery・Reception費用込み) 260万5千円
中等部(Year 7〜 Year 9) 265万円
中等部(Year 10〜 Year 13) 274万円
資本整備費 10万円

• NurseryやReception(3歳〜4歳児)は日本の保育園・幼稚園の期間を意味します

• Year 7からYear 9は11歳〜13歳、Year 10〜Year 13は14歳から18歳までの教育を意味します

• 資本整備費 Capital Development Feeとは学校環境の継続的な改善等のための費用でうrewrite

学校2:聖ミカエル・インターナショナルスクール

神戸市に位置する聖ミカエルインターナショナルスクールは、キリスト教の価値観をベースにしながら、英語を主要な教授言語として使用し、幅広い分野での学習機会を持つ総合的なカリキュラムを実践しています。小規模なクラスでのパーソナライズされた指導、そして国際バカロレア (IB) プログラムを通じた教育を提供しています。

詳細はこちら:聖ミカエル

2022ー2023年

学年 年間学費(日本円)
Nursery・Reception費用 約 165万円
Year 1 (5歳〜6歳) 約 186万円
Year 2から Year 6 約 180万円

• 追加費用として、年間維持費、一回限りのテクノロジー費用、PTAや保険料がかかります

学校3:Nisai British International Online School

世界30か国に展開している完全オンラインのインターナショナルスクール。世界の子ども達と学び合えるグローバルコミュニティを形成しています。オンラインの強みを活かして住む国や場所に関係なく質の高いインターナショナル教育を受けることができます。

2023ー2024年 

学年 年間学費(日本円)
5歳~7歳(英語力育成 Units of Sound) 約  13万5千円
7歳〜10歳(英語力育成 CEFR &Units of Sound) 約  36万円
Year7からYear9 (11歳~14歳) 約 132万円 ※5科目受講
Year10 からYear 11(14歳~16歳) 約 145万円 ※5科目受講
Year 12からYear13(16歳~18歳) 約  95万円 ※3科目受講

• 初期費用として、入学金がかかります。また別途、国際試験の費用がかかります。

英国式カリキュラムの評判:メリット・デメリット

メリット世界に認められたカリキュラム科目の広さと深さを重視進歩状況が明確 デメリット就学年齢が早い勉強する科目数が多い

メリット:

  1. 世界に認められたカリキュラム

英国式のカリキュラムは世界で最も人気のあるカリキュラムで、世界160カ国がイギリスの国際カリキュラムを提供しており、世界的では英語を教えている45%のインターナショナルスクールが英国式のカリキュラムに沿った学習を取り入れています。(ISC Researchより)

教育内容はバランスよく各教科の広さと深さを提供しています。定期的な試験や評価によって、生徒は内容を確実に習得し、国際中等教育修了証(IGCSE)やA-Levelに向けた資格取得の準備ができます。

  1. 科目の広さと深さ:

数学や科学、文学などの基礎5教科に限らず、芸術や人文学など様々ななど様々な科目を学べ科目を学べます。Key Stage 1(5歳〜7歳)は英語、数学、科学、Computing(アルゴリズムの理解、プログラミング言語教育等)、体育、デザインとテクノロジー、歴史、地理、宗教学、体育や言語学・外国語の授業を受けることができます。英国の全国共通カリキュラムでは合計10の必修科目を学べます。

Key Stage2(7歳〜11歳)では、Key Stage 1と同じ科目を学ぶことができますが、探究型学習を通して1つのテーマがさまざまな科目で学ぶことにより科目同士の知識を結びつけることができます。Key Stage 2の最終学年では、英語読解や文法、スペル、数学、と科学(生物学、化学、物理学)の学習度を図る試験を受けます。

Key Stage 3(11歳〜14歳)では中等教育の最初の3年間に位置し、Key Stage 1や2と同じく、13科目を学ぶことができます。イギリスの国家試験 GCSE (General Certificate of Secondary Education)や多くの海外インターナショナルスクールで導入されている義類資格、IGCSEに備えます。ですが、GCSEが始まるYear 10(14歳〜)からは科目選択をする必要があり、必修科目(英語、数学、サイエンス)に加え)に加え学校によりComputing、体育、Citizenshipが必勝科目となっている場合があります。その他に5つカテゴリー別の選択科目を選ぶことができ、最低5科目以上、一般的に合計8〜11科目を勉強します。

A レベル、正式にはGCE-Aレベルと呼ばれる大学入試では、高等教育最後の2年間にシックスフォームという課程で大学での希望専攻にあった科目を受けます。選択科目は3〜5科目ですが、専門的に勉強し、成績はA〜Eの成績つけられます。

  1. 進歩状況が明確

イギリスでの学習指導要領はキーステージと呼ばれるブロックで構成されており、各キーステージ終了後には試験等で進歩状況が明確になります。

詳細は各年齢、学年、キーステージと評価方法についての表をご覧ください

年齢 日本の学校 学年 キーステージ 評価方法
生後〜4歳 保育園・幼稚園 Nursery  Early Years  2歳・3歳では0歳から6歳までの子供の発達・教育課程を専門としたEarly Years Practitionerが評価。
4歳〜5歳 保育園・幼稚園 Reception  Early Years  5歳になったら学年最後にクラスの先生が評価(テストなし)
言語、コミュニケーション、読み書く、算数における生徒のスタート地点の評価と教師による評価
5歳〜6歳 保育園・幼稚園 年長クラス Year 1 Key Stage 1 (以下KSと省略) フォニックス(音と文字のルールを学ぶ方法)のチェック
6歳〜7歳 小学1年生 Year 2  KS 1 英語の読解と数学の全国共通テスト。
教師による評価:数学、化学、英語のリーディング・ライティング
7歳〜11歳 小学2年生〜小学5年生 7歳〜8歳 Year 38歳〜9歳 Year 49歳〜10歳 Year 510歳〜11歳 Year 6 KS 2 Year 4で掛け算表チェック
Year 6で英語のリーディング、文法、数学、句読点・スペルの全国テスト。教師による評価:英語ライティングと科学
11歳〜14歳 小学6年生〜中学2年生 11歳〜12歳 Year 712歳〜13歳 Year 813歳〜14歳 Year 9 KS 3 
14歳〜16歳 中学3年生〜高校1年生 14〜15歳 Year 1015歳〜16歳 Year 11 KS 4 Year 11にはほとんどの児童がIGCSEsもしくはその他の国際的な試験を受験。各学校が提供している約30科目の中から最低5科目の試験を受ける必要の試験を受ける必要があり、その後の進学や就職に影響。
16歳〜19歳 高校2年生・高校3年生 16歳〜17歳 Year 1217歳〜18歳 Year 13 Key Stageではなく、6th Form(シックスフォーム)  大学進学希望者が希望大学やコースが必要とする科目を最低5科目勉強。

デメリット:

  1. 就学年齢が早い

日本と比べると、イギリス式のカリキュラムでは5歳から教育が始まります。ですが実質、小学校にはReceptionと呼ばれる学年があるため、4歳ごろから小学校入学するのが一般的です。そのため、早期から勉強する習慣や集団行動をしっかり行うために協調性を養うことが大切です。また、日本と比べ早い時期から読み書きや計算ができるようになる必要があるため、他国では就学年齢未満の学校でもイギリスのカリキュラムでは「遅れている」と判断される可能性もあります。お子様一人一人違うスピードや学習方法で学ぶことを理解し、学力試験の結果が悪くても、お子様にはその試験では測れない良さがあることを忘れないようにしましょう。

  1. 科目数が多い

先ほどイギリス式のメリットである「科目の広さと深さ」で各Key Stageで学ぶ平均的な科目数について紹介しました。小学校・中学のうちは常に8科目ほど学んでいる場合が多く、学年が上がるほど試験範囲も増えていきます。幼少期からたくさんの科目を学ぶ必要があるため、勉強についていくのが大変になります。長期的には日々の宿題やテスト勉強が負担になる可能性があります。また、IGCSE・GCSEと呼ばれる中等教育終了に必要な試験結果や選択科目は高校進学、そして大学入試で受験・選択科目にも影響します。

英国カリキュラムに必要な試験情報・難易度

中等教育試験IGCSE とは

International General Certificate of Secondary Education の頭文字をとって、IGCSE(一般中等教育修了試験)でインターナショナルスクールを対象とした、イギリスが義務付けている中等教育終了時に受ける試験です。イギリスでの中等教育(義務教育)を修了した証明でA-Level (大学入試)に大きく影響します。イギリス国内ではGCSEと呼ばれますが、IGCSEはこのGCSEを元としていて、14歳から16歳(中学生)を対象とした世界で最も人気のある国際カリキュラムで世界130カ国以上で教えられています。

IGCSEのカリキュラムは5つの科目グループに分かれた70の科目と30の言語から構成されています。必修科目は英語、数学、理科(生物、化学、物理から2教科選択)の3科目です。その他に選択科目をいくつか受けることができます。

最低5科目以上、一般的には必修科目+選択科目で8〜11科目を学びます。学校によっては基礎科目としてコンピューター(Computing)、体育(Physical Education)と市民権(Citizenship)を必修にしている場合もあります。

5つのグループ

  1. 外国語:フランス語、ドイツ語、中国語等
  2. 人文科学・社会科学:歴史(世界史)、地理、経済学
  3. 理科
  4. 数学
  5. 演劇、美術、音楽、Computer Science、ビジネス系:体育、ICT、デザイン技術、情報、経営学、会計学等

IGCSEは今後の進路に関係するため、たとえ進路が決まっていなくても進路の選択肢を狭めない選択方法です。例えば文系か理系、関心や興味がある科目や将来就きたい職業について考え向き合うようにしましょう。

(一部)教科ごとに選べる、ーCoreとExtended試験の違い

(一部のIGCSE科目にCoreとExtendedのどちらかを選ぶことができます)

Extendedは高等教育や職業訓練に繋がるため、大学進学希望者はExtendedを選ぶことが多く将来の選択肢を広めることができます。Coreカリキュラムでは良い成績ととっても最高しか取れません。

Core Extended 
学習範囲 基礎知識が中心 基礎+応用含む
評価方法 C(最高評価) D E(最低評価) A*(最高評価) A B C D E(最低評価)

IGCSEの試験形式と評価方法:

IGCSE理科の情報

理科は必修科目の一つで、6科目のうち少なくても1教科を学ぶことになります。また、各教科はコア(Core)とエクステンデッド(Extended)のカテゴリーに分けられ、それぞれ学習範囲、試験時間と試験結果の評価方法が異なります。IGCSEの数学でも同じようにCoreとExtendedがあります。

科目の組み合わせ:

Physical ScienceとBiologyやBiology・Chemistry・Physicsの2−3教科を組み合わせ学ぶことができます。どの科目も進学のために利用できますが、Combined、Co-ordinated、Physical Science は他の理科教科と重複選択できない場合があります。

Co-ordinated Science かPhysical Science、生物・化学・物理の単数教科やCoreかExtendedにより選択科目が異なります。最低限の理系科目の学習でよければCombinedやCo-ordinated Scienceで十分ですが、高等教育以降で理系分野に興味があるのであれば、生物・化学・物理の教科を選択することをお勧めします。

Aレベル(大学入学資格)や理系のファンデーションコース(大学進学準備コース)ではIGCSEで学ぶ物理や化学、生物といった基礎を理解している前提で授業が行われたり、大学の入学基準としてCo-ordinated Scienceを受け入れていないところもあります。

理科科目の種類

  • Combined Science:
    • 生物・化学・物理の基礎的な内容を浅く広く3教科分学習します。注意点としては試験結果の評価では、1教科分の単位数になり数学や理科がかなり苦手な生徒向けです。
  • Co-ordinated Science:
    • Combined Scienceより広い範囲を勉強し、生物・化学・物理の3教科を勉強します。試験ではIGCSE2つ分(つまりは2単位分)に値し、IGCSE試験で同じ点数が与えられます。
  • Physical Science:
    • 化学と物理のみの2教科を勉強し、1単位を取得可能です。化学は実験方法や原子の基礎に加え、周期表を使った元素の学習や有機化学を学びます。物理では力、運動、仕事やエネルギーを幅広く学びます。
  • Biology (生物)
  • Chemistry (化学)
  • Physics (物理)

生物・化学・物理はそれぞれ基礎から応用を学び、それぞれの科目として勉強します。各教科ごとに1単位が与えられるため、2教科を選べた2単位を取得できます。

IGCSE数学の情報

数学は主に3種類あり、MathematicsとInternational Mathematicsは学習内容の80%ほどは重複していると言われますが、International Mathematicsではより難易度の高くユニークな試験が1つ(Paper 6)増えます。また、MathematicsとInternational MathematicsはどちらもCoreとExtendedの2つに分けられどちらかを受験できます。

数学の種類

  • Mathematics 
  • International Mathematics
  • Additional Mathematics 

MathematicsとInternational Mathematicsはどちらも基礎的な内容が中心で日本では中学〜高校1年生程度の学習内容です。具体的な内容としては、数や不等号、速度や割合・%。代数学やグラフの書き方、幾何学の基礎とベクトル、その他に三角関数や確率・統計学の基礎を学びます。

Additional Mathematicsではより高度な数学を学ぶため、日本では高校3年間の学習内容程度に値します。先程の2教科で学ぶ基礎的な数学に加え、高度な数学の一部として数列や微分・積分を深く掘り下げています。

IGCSEと大学進学

多くの大学では入学条件の一環としてIGCSEと A Levelsの両方を求める場合があります。例えばアメリカ・カナダのトップ大学ではA levelsを必要としていますが、一部のカナダやアメリカの大学では5つのIGCSE試験で成績がC以上で入学を受け入れています。イギリスではケンブリッジIGCSEは国内で受けるGCSEと同等の試験として扱い、多くの大学ではIGCSEの試験結果に加えA Levelの予測スコアの提出が必要です。

IGCSEの詳細はこちら

データベース

引用:https://www.cambridgeinternational.org/recognition-search/

検索方法:

  1. 組織名のみの検索:組織名を入力+Search(検索)をクリック
  2. 組織名、場所、種類、資格等で検索:Location(場所:国名を選択)Organisation Type (組織の種類:大学・政府機関・企業等)、Qualification(資格:IGCSE, A Level等)から複数選択+Search(検索)をクリック

A Levelとは?

最近話題のA-Levelってなに?取得とその難易度について

高校卒業資格及び大学入学資格になる国際的な試験で一般的には大学教育を受ける16歳から2年間の勉強の末、最終学年に行われます統一試験です。受験の際に55科目のうち3−5科目を選ぶことができます。大学での志望学部によって選ぶ科目が制限されることもあります。イギリスを中心としたアメリカ、ヨーロッパ各国、オーストラリア、シンガポール、日本(一部の大学に限り)などの大学で入学資格の一部として認められています。直接、希望する大学のA Levels条件を確認することが必要不可欠です。

ケンブリッジの大学検索データベース

科目の選び方としては、得意もしくは興味のある科目、将来的に仕事やA Levels以降により高度な教育で必要な科目、将来の目標等が決まっていない場合はできるだけ広く選択肢を持てる科目をお勧めします。

評価方法は6段階あり、科目ごとに最高評価から順にA*(90%以上)、A(80%)、B(70%)、C(60%)、D(50%)、E(40%)の6段階で評価されます。トップの大学を目指すのであれば、各科目でA*かAを取れるようにしましょう。

大学の志望学部を見据えて科目選び

大学で学びたい科目とA Levelの科目・及び成績は重要になってきます。学部により、A Levelの科目と成績を指定してくることが多いです。

一例としてUniversity College Londonを見てみましょう。

化学専攻の場合:A levelは3科目において成績が全てA、加え科目は化学と生物、物理、数学のいずれか一つが必要になります。また、GCSE(IGCSE)に関してもEnglish LanguageはCもしくは4以上に加え、数学はBもしくは6以上が必要です。

引用:University College London Chemistry BSc Entry Requirements 

医学専攻の場合:A levelの成績は3科目でA*AAが必要になります。追加条件として、化学と物理はどちらかはA*の成績でGCSEにおいてEnglish Languageと数学の成績はBもしくは6以上が必要です

引用:University College London Medicine MBBS BSc Entry Requirements 

政治と国際関係専攻の場合:成績は3科目においてAAAが必要ですが、特定科目はありません。エッセイベースの科目は推奨されていますが必要はありません。最低2科目はUCLが公開している望ましいAレベル科目リストをご覧ください。GCSEではEnglish Languageの成績Bもしくは6以上、数学はCもしくは5以上が必要です。

引用:University College London International Social and Political Studies BA 

IGCSEとA Levelの科目との関係性

A levelsとIGCSEを比べると科目数が3科目と少なくなりますが、より専門性の高い希望する大学の専攻等にあった授業を受けることになります。のちに教科を絞って勉強するため、A Levelで何を勉強するのはIGCSEの受験科目やどの国の大学・専攻で学ぶかによります。IGCSEで〇〇(教科名)の試験を合格していないと、A Levelsでの特定の科目試験を受けることはできない、ということではありませんが、多くの学校ではA Levelで特定の科目を受けるために何かしらのIGCSEでの科目の基準(成績)を設けている、もしくは推奨している場合があります。A LevelsとIGCSEの受験科目を同じもしくは似た分野にすることで、IGCSEで身につけた知識をA Levelsでより深く学ぶことができA Levelsを学ぶ上で有利になります。

詳細はこちら:A-levelの記事

入学難易度:偏差値やランキングはない!

日本人は何年生までに入学?

入学希望者はできればYear 11(15・16歳)で受けるIGCSEの準備が始まるYear 10 より前に入学することをお勧めします。英語で授業を受け試験に備えるほどの英語力を持ち合わせていない場合、英語のサポートクラスであるESLを必要とするので英語を伸ばすのに必要とする時間を確保する必要があるのと、Year 10以降では受験機会を与えてもらえない可能性があります。また、IGCSE受験後の2年間はAレベルの試験があるため、短期間でイギリス・世界各国の難関大学の入学基準を満たす英語力を身につけるにはお子様の負担がだいぶかかります。より専門的な意見を求める場合は、推奨学年等は各学校にご連絡することをお勧めします。

イギリス式インターを含む、多くのインターでは入学希望者は皆同じ入試試験を受け、面接や試験結果で合否が決まるわけではありません。入学試験は学校や入学時の学年などによりますが、一般的に英語と数学・算数の試験が課せられ、そのほかに受験生やご家庭との面接、推薦状も必要になる場合があります。

試験結果以外にも定員や国籍などさまざまな要素が合否に関わるため、皆同じ試験を受け、合格基準に達した子供が入学できるとは限りません。つまり、偏差値という概念はなく、そのためにイギリス式インターを含む多くのインターでは偏差値はありません

学力を基準とした偏差値はないものの、中等教育修了試験の結果や大学の進学先等である程度学校のランクを判断することができます。中学・高等教育における学校の入学基準や進学実績は(学校名)+School Profile と検索すると詳細をご覧になれます。

また、多くの外国籍の生徒が在学する名門インターでは保護者が英語で堪能であることや、同じ国のカリキュラムを受けている生徒を優先する場合があります。学校側からの連絡は基本的に英語でとられるため、保護者が基礎的な英語力を身につけるのは必要不可欠になります。

一例として、イギリス式インターの名門、ブリティッシュ・スクール・イン・東京ではAdmissions Policyに以下のような記載があります(以下、和訳):

  • 生徒は年齢相応の英語でのスピーキング、ライティング能力を保持していること
  • 最低でも保護者が1名英語でコミュニケーションが取れること
  • 入学面接の優先順位は以下のようなランク付けがあります
    • 1. すでに本校に通っている生徒の兄弟姉妹である
    • 2. 少なくても一人のイギリス人の親を持つ学生である
    • 3. 日本人以外の生徒で、以前イギリスのカリキュラムがある学校に通っていて、継続的にイギリス式教育のニーズが必要である
    • 4. 過去にイギリスのカリキュラムの学校に4年以上在籍し、継続的に教育が必要である
    • その他のイギリスの教育を必要とし、校長の判断で認められた生徒であること

英語の試験ではエッセイ(英語の作文)や読解・文法を含む筆記試験を受ける必要があり、該当学年の内容に合わせた問題が全て英語で出題されます。数学・算数の試験では学校のカリキュラムによりますが、イギリス式インターではイギリスのカリキュラムに沿った計算や文章問題が出題されるため、日本の一般的な入試試験とは内容が異なります。入学後はほぼ全て英語で授業が行われて、授業についていける前提で入試試験が行われるために入学試験の問題は全て英語で行われます。

入学試験は習熟度を測る試験が多いため、「何点以上取れば合格」という基準はありません。低学年では入学試験に加え、体験入学時の様子を見て入学の合否を判断する学校もあります。また、面接を設けている学校も多く、面接では受験生のリスニングとスピーキング能力が問われます。

試験結果に加え、入学先の学年年齢の定員や国籍(日本より本国の教育を必要とする子が優先される)、あるいはESLのサポートクラスの受講が必要の場合など、さまざまな要素が入学できるかに決まります。ですので、同じ学力や英語力を保持しているお子さんでも入学時期によっては不合格になる可能性もあります。

入学希望者はその学校説明会やインターナショナルスクールのフェアに参加すると良いでしょう。

卒業進路:卒業生のその後

高校卒業後の進路:

海外大学への進学

Aレベルの受験結果をもとに大学進学が決まる場合が多いです。イギリス式インターで日本国内の名門校、British School in Tokyoの2012年から2022年の進学実績を見ると、大多数はイギリスの大学に出願・進学していますが、他にもヨーロッパヨーロッパや韓国・中国・カナダ、オーストラリア・アメリカへ進学している人もいます。

ケンブリッジの大学データベース:https://www.cambridgeinternational.org/recognition-search/

日本国内大学への進学

日本国内では、中央大学、同志社大学、国際基督教大学、東京大学、名古屋大学、早稲田大学、慶應大学などに進学している方もいます。国内の大学に関しては、Aレベルの資格を大学受験資格として受け入れているか、Aレベル試験以外にも追加で二次試験や共通テストを受ける必要があるかなど、各大学のサイトをご覧ください。

イギリス式の小中高から他校への編入・転校:

国内インターから他校への編入、転校は大変難しいです。日本国内でも帰国子女入試を設けているところはありますが、多くの帰国子女入試では受験条件の一つして一定期間海外の学校に通うことを設けています。国内のインターから日本の学校(国際系の学校であっても)に進学・編入するには受験に備えるため塾に通う必要も多く、追加で時間や費用がかかってしまうケースが多いようです。また、小学校と中学校は日本では義務教育にあたるため、義務教育を受けたことと見なされません。日本のインターから一般的な公立・私立学校への入学は入学条件を満たしていかに可能性があります。また、高校はIGCSE だと日本では制度化されてないため、私立でも他の受験者と変わらず学力試験試験を受ける可能性があります。

Nisai Japanで短期オンライン留学 サマースクール

Nisaiでは春休みや夏休み限定のオンライン留学を定期的に行っています。一例として、春の間は春期オンライン留学 Spring Online Study Abroadを開催し、英語(レベル別)や心理学、科学、数学・算数などさまざまな科目を学ぶことができます。

夏限定に開催されるサマースクールでは英語、数学・算数、心理学、科学、SDGsなど目的に応じてさまざまなコースや科目を選ぶことができます。全てがオンラインかつ英語で教えられるので、総合的な英語力を伸ばしつつ、科目知識を高めいつでもどこでも授業を受けることができます。

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