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インターナショナルスクールの生徒
  • インターナショナルスクール
  • 2021.7.22

インターナショナルスクールは「いつから」入学するのが良いか?

入学してから後悔しないために知っておきたい、学費事情。

インターナショナルスクールの背景

日本に外国籍の生徒が通える学校として「インターナショナル」という言葉を名前に含む学校は、1924年に初めて設立されました。駐在員として働いている親の子供が通う学校なので、その希少性から公立小学校と比べて学費は、高額になります。

外国籍の生徒の学校は、1872年以降存在しており、100年以上の長い歴史があります。昨今では、帰国子女の学生が選ぶ学校の第一名詞です。

インターナショナルスクールの学費

授業料に加えて、入学金、施設利用料、教材費、給食費、スクールバスなど学費総額は、200万円以上かかります。希望しているインター校のカリキュラム国籍や国際的認可のある学位が取れるかなど、インター校の環境によって金額が大きく異なってきます。

インターナショナルスクールの学費「安く」通う方法については、こちら

公立小学校の学費と比較

日本の文部科学省に定められたカリキュラムを受講している学校は、国から学校として認められ、補助金が出されます。これにより、学費、教科書ともに無償で教育を受けられるのです。なので、公立学校の場合、親が負担する教育費は、ノートや鉛筆などの学用品、給食費(月4000円程度)、PTA会費、校外学習の費用など総額約69,600円/年になります。

インターナショナルスクールと公立学校の違いについては、こちら

インターナショナルスクールに通わせる親の平均年収

インターナショナルスクールに通うとなると、子供1人150〜400万/年、2人になると、300〜800万/年かかり、とても一般的な家庭で払える額ではありません。それもそのはず、インターナショナルスクールは、外国から日本に住所を移した駐在員の子供が通うことを目的に設立されています。現在では、日本人の親を持つ子供が半分以上在籍しているインター校が多く存在していますが、外資系企業で働く親の会社では、現地で働く会社員の補助金がでるため、授業料が会社負担となるのです。

親の職業と平均年収

インターナショナルスクールに通わせる親の職業は、経営者、医者、弁護士、外資金融サラリーマン、大学教授、投資家など決定権を持つ職業が連なっています。平均年収は、2000万以上になるでしょう。月々の家賃が30万円超という高物件に住まわれていることも珍しくありません。1000万前後の世帯年収の方ももちろんいらっしゃいますが、授業料が会社負担にならない場合には、支払いが家計を圧迫する可能性があります。

幼稚園からインターナショナルスクールに入学、地元小学校進学のその後

各都道府県にあるプリスクール

プレスクール

全国にプリスクール(幼稚園のインターナショナルスクール)は、小〜高校のインターナショナルスクールより多く存在しています。幼児期の脳は、とても柔らかく、新しい知識や感覚を身につけることに抵抗がありません。他の年齢と比べて、勉強することをより遊びと捉え、生活の中で能力を養っていきます。インターナショナルスクールの中でもプリスクールの数が圧倒的に多いのはそのためでしょう。

プリスクールを卒園したその後

プリスクールはあるが、小学校インターナショナルスクールがない都道府県さんの場合、プリスクール卒業後は地元の小学校に通う必要があります。懸念されるのは、子どもの英語能力の衰えです。公立学校の学習環境では、圧倒的に英語に触れる機会が減ります。

昨今では、小学校3年生から外国語教育を授業で取り入れています。45分授業を週に1回〜、年間35回授業があるので、1575分/年英語に触れていることになります。

実用的な英語力を保持するためには安定して英語に触れる時間の量が必要です。毎日30分でもアニメや音楽、絵本などを通して触れることで、私達の脳は英語を使うために必要な音や形を認識し、思い出し続ける中で言語能力を習得していきます。英語に触れる時間がほとんどない公立小学校では、英語能力を保持し続けることが難しいことは明らかです。

小学校は、イマージョン教育へ移行!?

プリスクールから次の進学先として、お住まいの近辺にイマージョン教育を推進している学校がないか探してみるのも、ひとつの打ち手だと思います。

イマージョン教育とは?

イマージョン(immersion)とは、水の中などに物を「差し込む」(immerse)ことを転じて勉強や訓練に没入することの意味に使われるものとなっています。通常母国語で学習されてきた教科、図工、体育、音楽、算数など…を「英語を使って」教授します。

教科教育を外国語を通じて行おうという外国語(第二言語)イマージョンが1960年代にカナダで始まりました。日本語の文化的背景と英語の国際色を併用しているので、日本語力を心配することもありません。

日本で受講できるイマージョン教育

全国にイマージョン教育を受講できる学校は、22校あります。そのうち、私立学校が20校、公立学校が2校です。(※2021年7月Nisai調べ)実際には、私立小学校は様々な特色ある教育を行われていますので、イマージョンと表示していなくても、英語教育に力をいれている学校は多々あります。

岡山市立石井小学校では、図工科をALT(ネイティブの先生)から受けています。公立の中ではどこよりも早く教科学習を英語で行っている先駆の学校です。

2019年6月に算数の授業を英語で行うことから始まった豊橋市立八町小学校では、2020年に、英語を使って国語と道徳以外の教科を学習するコースを設立しています。学級担任とALTのT2による授業です。

オンラインだからできること

プリスクールからインターナショナルスクールへ、そのまま継続して小学校もインター校を選ぶことができればいいのですが、住んでいる場所や資産によって抱える悩みは様々です。

Nisaiでは、小学校5年生から入学できるオンライン授業を提供しています。(飛び級により、早い段階から入学できるケースもあります。)オンラインだからお住まいの住所は問いません。完全オンラインだからこそ実現できた最適価格の授業料がここにあります。

Nisaiプロデュース!何歳から入学するのがベスト?入学時期(YEAR7~13)ランキングとそのメリット

Nisaiの3つの観点<学び方・時間・学費>

3つの視点

Nisai学校は、国際教育機構であるケンブリッジ国際から認定を受けているため(※世界ではじめて認定を受けた完全オンライン学校)、ケンブリッジのカリキュラムを扱います。英語、数学、サイエンス、歴史、ICT、経済学、心理学など専門的な学問を英語を使って受講します。

日本のカリキュラムとは大きく異なっており、特定した教科書はありません。クリティカルシンキング、問題解決力、自律的研究、プレゼンテーション力、コラボレーション、議論などの能力を体系的に養っていきます。1コマ30分の授業時間が継続的な集中力を生み、自主学習する機会を創出します。

第3位:高校から入学(Advanced level:YEAR12-13 / 16~19歳)

Nisaiのおすすめ入学時期第3位は、高校から入学です。海外の学年でいうYear12,13にあたり、高校1年〜3年に相当します。ケンブリッジステージで表すと、Advancedになります。

国際教育機関の認可をうけた海外大学入学資格

9月入学のNisaiのケンブリッジカリキュラムのAdvancedは、2年間授業を受け、大学1年生までの一般教養を学びます。卒業時には、アメリカやイギリスの大学進学の入学資格であるAレベルを取得できます。日本の高校3年の8月にはケンブリッジインターナショナルから資格証明が授与され、9月に大学進学が可能になります。

Advancedでは、志望する進学学部先が決まっている学生に対しては、バカロレアよりケンブリッジでの海外大学入学資格が適当です。ケンブリッジでは、3-4科目と選択科目が少ないため、思考力を鍛えながら学生の得意かつ関心の深い分野を深く極めていくことができます。

日本の教育カリキュラム、教育法と大きく異なるため、慣れるために時間がかかります。学生の能力を最大限のばすことと時間を有意義に使うことを踏まえて、3位としました。

第2位:中学から入学(IGCSE :YEAR10-11 / 14~16歳)

Nisaiのおすすめ入学時期第2位は、中学から入学です。海外の学年でいうYear10,11にあたり、中学校1年〜高校1年に相当します。ケンブリッジステージで表すと、Upper Secondaryになります。

IGCSEコースで叶える最適価格

中学1年生から入学するIGCSEコースは、なんといっても低価格で質の高い授業を受講できることが一番の押しポイントです。1科目20,900円/月〜受講でき、IGCSEの取得最低必要科目数の3科目※を1年間受講すると、年間授業料752,400円になります。2年間合計の授業料は、1,504,800円と他のインターナショナルスクールの1年間の授業料よりもなお安い金額です。Nisaiは、完全オンラインの学校を運営しているため、通常インター校で必要になる給食費やスクールバス代、教材費、施設利用料などにかかる費用はございません。

1位にするか迷いどころだったのですが、お金以上に時間を有効に使える魅力が勝りましたので、2位としました。”子どもの時間”は、特別な他には替えられない命(=人生)そのものなのです。

※IGCSEに通う海外生徒は基本的に英語と数学が必須となっています。日本の生徒の場合は日本の学校に通って義務教育の卒業資格がもらえるため、必須はありません。しかし、ケンブリッジからのIGCSEの資格しかない方は上記の2科目かScienceを加えた3科目は必須です。

第1位:小学校から入学(NS :YEAR7-9 / 11~14歳)

Nisaiのおすすめ入学時期第1位は、小学校から入学です。海外の学年でいうYear7,8,9にあたり、小学校5年〜中学校1年に相当します。ケンブリッジステージで表すと、Lower Secondaryになります。

堂々の第1位は、小学校5年生から入学できるNSコースです。(飛び級制度を使って、早い段階から入学できるケースがあります。)ケンブリッジカリキュラムは、小学校5年生から中学校1年生の対象です。

思考・言語能力別のクラス分け

Nisaiは、2019年9月時点でイギリス、アメリカを中心に世界約160カ国10,000校の学校で認可され、100万人の生徒が学んでいるケンブリッジ国際から認可を受けた学校です。

どの学年に編入するかは、年齢ではなく、子ども自身の英語力及び思考力で判断しています。そのため、小学校3年生でも能力があれば中学校1年生のカリキュラムクラスで数学を勉強することができます。飛び級のタイミングは、授業態度や発言数、評価テストなどをかんがみて教科担任の先生から評価されます。

通常授業は日本の学校の放課後の時間帯をとっているため、ダブルスクールの形態をとることができます。日中は地域の公立小学校に通い、放課後にはNisaiの学校に通う選択肢が考えられます。

子供時代の時間を有効に使う

子どもの能力を高める時間の使い方として、Nisaiの学校のみに通うことも可能です。(※籍だけ公立小学校に置いておくことで、義務教育修了が認められます。)科学や生物、プログラミングやスポーツ、物作りなど、Nisaiの授業が始まるまでは研究したい学問や遊びに没頭することができます。「自分自身が何者なのか。」十分に自分と向き合う時間が取れることが中学以降の人生の選択の幅を広げてくれます。

IGCSEコース(中学校)の年間スケジュール。日本の学年区切りと入学時期が違う。

IGCSE-中学生向けコース年間スケジュール

IGCSEコースは、学費の面ではもちろんのこと、柔軟性があることが魅力な日本の中学校カリキュラムにあたるコースです。

入学は9月、卒業は8月になっており、日本の学年区切りと入学・卒業時期が異なります。2年間のIGCSEコースでは、中学2年の9月に入学、高校1年時の8月に卒業ということが考えられます。卒業時には、国家資格となるIGCSEの学年末テストを受け、その結果を持って、A-levelコースへ移行していく形となります。IGCSEコースの年間スケジュールは、以下の図をご覧ください。

IGCSEコース(中学校)への編入。9月入学を逃した場合

IGCSEコース(中学校)の授業形態

IGCSEコースでは、1コマ30分のライブレッスンが週4回、1週間に一度出される課題の他に、自主学習を週3〜4回(10〜20分程度)を推進しています。他の学校より授業時間が短いですが、その分密度の濃い思考力が鍛えられる授業が待っています。そのため、自主的に学ぼうとする力が育まれ、人生のハンドルを人任せにしない、そういった特徴があるでしょう。

IGCSEコース(中学校)で養う能力

グローバル人材に必要な力である問題解決能力、クリティカルシンキング、自律的研究、議論、コラボレーション、プレゼンテーション力を各科目を通しながら養い育成していくように学習が設計されています。また、それに加え、IGCSEコースの最も重要な学習成果は、批判的思考、探求型学習、問題解決の3つの力の育成になっています。

9月入学を逃しても、クリスマスホリディまで入学可能

9月入学を逃した場合でもクリスマスホリディまで入学が可能です。12月の中旬から1月の1週目まで約3週間をイギリスの学校はホリディとしています。仮に、12月の上旬で入学した場合、3ヶ月分のカリキュラムを受けていないことになりますので、少々学生にとってはハードな側面もありますが、学校選びは子供の将来を大きく左右するものですので、現在考えられているインター校の出口(卒業時の資格取得)に着目してみてください。

選択の「失敗」は、誰が決めるのか。

現在通われている学校は、保護者の方とお子さんがともに選択してきた道だと思います。家庭で大事にしている教育や子育てを話し合って決めてこられたことに、失敗はひとつもありません。今までの子ども自身の経験を有価値にできるのは、お母さん自身の強い心です。常に、自分を責めたり、過去を後悔すしたりするのは、自分自身の一念です。あるいは、自作の「できない理由を探す思考」や「他者の言葉をネガティブにとらえてしまう気持ち」でしょう。十分に考えて、選択した教育環境をお母さんや子供の手で天地にするのです。

ぜひ、今までの教育の在り方以上にこれから21世紀の社会を創る教育に目をむけ、正しい情報を手にして進んでいってほしいと思います。

Nisaiインターナショナルスクールの小学生〜高校生まで能力に合わせたカリキュラム

Nisaiの学校では、小学校5年生〜大学1年生までの体系的なケンブリッジカリキュラムを扱っています。入学要項には、英語要件がついており、例えばIGCSEコースに入学する場合、CEFR B1の英語力が求められます。CEFR基準で能力を測っていますので、英検のスコアと少しズレがあることにご注意下さい。

英検サイトからCSEスコアを見ると、英検2級がCEFR B1に準拠していますが、実際に授業で使える英語力が身についていない方がいらっしゃいます。現在ではスピーキング力やリスニング力に重点を置いた試験が実施されていますが、合格点に対して6割で合格としているところや試験対策で取得するところにこの問題が生じているように思います。

自分で創る「成功」グローバルキャリアに向かって

グローバルキャリア

グローバルキャリアを形成するために必要なスキルは何かと質問されると、「自分をよく知ること」「家族や友だちなど、目の前の人を大切にすること」「答えのない課題に楽しんで飛び込むこと」といえるでしょう。成功や、失敗の基準や判断は常に己が決めています。何よりも、お母さん方が幸せな道を選び、お子さんとともに進めますように。

そこに、私達Nisaiも伴走させていただくことができれば幸いです。
本記事を読んで、Nisaiインターナショナルスクールに興味を持たれた方は、こちらまでお問い合わせ下さい。

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