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ホームスクーリング
  • ホームスクール・不登校
  • 2022.8.31

小学生、中学生、高校生の学生の保護者必見。日本国内で受けられ英語も学べるオンライン・ホームスクールや英語、日本語教材もご紹介

ホームスクールとは?

ホームスクール、またはホームスクーリングは学校に通学することなく、自宅から学習する正規の学校教育に代わる、いわゆるオルタナティブ教育の形式の一つで、ホームエデュケーション(自宅ベース教育)とも呼ばれています。家を基盤とした子ども中心の学びなので従来の学校に通って教育を受けるのとは違う形になります。残念ながら、日本では義務教育を学校以外で認めていませんが、米国・英国、フランス、ギリシャ、トルコなど海外諸国では地域や州によりホームスクールを認めています。

ホームスクール教育を受けている子供はホームスクーラーと呼ばれています。まだまだ日本ではホームスクールが一般的な選択肢にはなっておらず、学校などでのホームスクールの理解を得るのは難しいかと思いますが、「NPO法人日本ホームスクール協会」、「チア・にっぽん」、「ホームスクールジャパン」など国内で学校での義務教育に替わる選択肢・支援も増えつつあります。

日本の不登校割合と現状は歴史的な深刻さ

参考:https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf

令和2年度、不登校、いじめ、暴力行為、小中高の長期欠席(不登校)について文部科学省の報告を見ると小・中学校における不登校児童生徒数は196,127人(前年度181,272人)であり,前年度から14,855人(8.2%)増加。 在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は2.0%(前年度1.9%)となっています 。

過去5年間の傾向として,小学校・中学校ともに不登校児童生徒数及びその割合は増加しており、もはや珍しい状況ではないと言えます。(小学校H27:0.4% → R02:1.0% ,中学校 H27:2.8%→ R02:4.1%)

不登校児童生徒の65.7%に当たる128,833人の児童生徒が,学校内外の機関等で相談・指導等を受けており、 不登校児童生徒数が8年連続で増加,約55%の不登校児童生徒が90日以上欠席しているなど,憂慮すべき状況となているのが今の日本の学校の現状です。

小学校・中学校における長期欠席者の推移
文部科学省より。小・中の長期欠席車は287、747人(前年度252,835人)。このうち不登校によるものは196、127人(前年度181、272人)
小・中学校における長期欠席者のうち不登校児童数は196,127人で1000人あたりの不登校児童生徒数は20.5(前年度18.8人)。不登校児童生徒すうは8年連続で増加し、過去最多となっている
*一部抜粋 https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf 

高等学校における長期欠席者は80、527人(前年度76、775人)。このうち不登校によるものは43,051人(前年度50,100人)。

1000人あたりの不登校者数は13.9人(前年度15.8人)となっています。

高等学校における長期欠席者の推移

不登校の理由(一部)

不登校の人たちの理由としては次のものが挙げられます。一部抜粋として代表的な理由を取り上げています。

  • 無気力・不安
  • 親子との関わり方
  • いじめ
  • いじめを除く友達関係をめぐる問題
  • 学業の不振
  • 生活リズムの乱れ、あそび、非行
  • その他

不登校の支援方法・リソース(国内の公的機関等サイト?)

  • 青少年相談センター(お住まいの地域・都道府県)
  • 少年相談・保護センター
  • 子育て支援センター
  • 生活支援課(お住まいの地域・都道府県)
  • 全国・民生児童委員 市区町村の行政へお問い合わせください
  • 24時間子供SOSダイヤル:0120−0ー78310
  • SNS等を活用した相談事業
  • 民間運営のフリースクール・フリースペース(オンラインのも増えつつあります)

アメリカではホームスクールは合法。日本でも法律の根拠から考えても、ホームスクールは合法となっている

ホームスクールは合法

イギリスやアメリカではホームスクールに対応した法律は明確に整っています。一方で日本には正式なホームスクーリングそのものに関する対応基準はなく、いわゆる「不登校」の枠組みで処理されてしまうのが実情です。

日本の教育制度を考えるときに、法的根拠として「日本国憲法」「教育基本法」「学校教育法」があります。

①日本国憲法第二十三条  学問の自由は、これを保障する。第二十六条  すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。○2  すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

日本国憲法をおおもととして、各種の法律が作られています。つまりどの法律も日本国憲法に反して作ることはできないということでもあります。

教育基本法第五条 国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。2 義務教育として行われる普通教育は、各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養うことを目的として行われるものとする。
(家庭教育)第十条  父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
2  国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。

教育基本法では、公の性質を有して設置される施設を「学校」としています。そしてこの「学校」において執り行われる授業内容や学校運営に関して取り決められているのが学校教育法です。教育基本法第10条では、ホームスクールが合法の根拠として「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有する」と書かれています。これは「「子の養育」ではなく「教育について」となっています。つまり親の教育権を宣言しているものであるとも言えます。

また国際法上でも認められているのがホームスクーリングです。また、そうした憲法も踏まえ、法律の文言でも「多様な学習活動の重要性に鑑みる」と明記されています。

文科省の考えで、「不登校児童生徒等」(積極的にホームスクーリングを選択した児童生徒を含む)の保護者に対して、不登校児童生徒の1人1人の状況に応じて、民間施設と連携し「多様な教育機会を確保する必要がある」とあります。つまり、ホームスクールは法的にも根拠をもって選択できるものであるとわかります。

ホームエデュケーションの成功・失敗は学校選びで決まる!!ホームスクーリングをお考えのご家庭が学校を選ぶ時の最大のポイントは卒業資格を取得できるかどうか

ホームスクーリングを選ぶ際のポイント

ホームスクーリングの人たちが学校を選ぶ時のポイントは

  • 認定資格・サポート
  • 費用
  • 学習スタイル
  • 時間割
  • 先生の質
  • 進学先

ホームスクーリングでの学校選びのポイントについてはこちらをご覧ください。

あえて学校に行かないフリースクールに通う生徒が急増!「積極的不登校」という選択肢

認知資格・サポート

学校選びの時に教育の内容だけでなく、卒業資格(認定資格)が取得できるかどうかも大きなポイントの1つとなっています。ホームスクーリングが増えていく中で、同時に起こっている問題が「卒業資格がもらえない」という点です。卒業資格がもらえないことにより大学進学ができない、今までの学びが証明できないという結果を引き起こしてしまいます。

一言に学校・スクールといっても「文科省認定」「ケンブリッジ国際認定」「バカロレア認定」「WASC・ECIS・ACSIの認定」など様々です。中にはどの機関からも認定を受けずに運営をしている学校もあります。大学に進学するとなった際は、必ずと言っていいほど、卒業資格(認定資格)が求められます。

学校選びの際は「どこの卒業資格が取得できるのか」ということもポイントに入れて選択していきましょう。

費用

費用についても、非常に大きなポイントになってきます。Nisaiによく届く相談の声としては「国内のインターナショナルスクールに通っていました。いい教育を受けさせてあげたいのですが、費用がかかり過ぎるため断念しました」などが多くあります。

毎年、学費や教材費などがかかります。「その費用を払い続けられるか」と考えて学校を選んでみるのも良いかもしれません。

学習スタイル

ホームスクーリングといっても学習スタイルは様々です。以下に代表的なホームスクーリングの学習スタイルを掲載しています。どの学習スタイルを選択するかは、お子様やご家庭の状況によるところが大きいと言えます。

学習スタイル 概要
School at home(スクールアットホーム)  家庭で学校のように時間割を定め、保護者が教員になって教育をする。「学校が家庭」「先生は親」というような仕組みで行う学習スタイルです。 海外では物理的に学校に通うことが困難なご家庭がホームスクールを選び、このスタイルをとるケースが多いと言われています。
Learning at home(ラーニングアットホーム)  スクールアットホームとの大きな違いはありませんが、学びの目的が明確であり、それに向かって学ぶスタイル。 通信教材やeラーニングなどを利用するご家庭もあります。
Relax/Eclectic Homeschooling(エレクティックホームスクール)  スクールアットホームとアンスクーリングのハイブリット型のスタイル。アンスクーリングほど子どもに委ねず、スクールアットホームよりもカリキュラムやスケジュールを持たないものと言われています。 現在ではアメリカのホームスクールではこのスタイルが一般的となっているようです。
UnschoolingNatural Learning(アンスクーリング)  子どもの興味や自主性に基づいて行う学習スタイル。保護者側からの指示はありません。 生活や遊びの中で最も多くを学ぶという概念のもと、子どもを自由にさせているケースが多いようです。自由と責任は表裏一体であり、教育放棄と周りから見られるリスクもあることから、現在の日本ではかなり高度なホームスクールのスタイルであると言えます。
Umbrella school(アンブレラスクール)  アメリカではホームスクーラーが政府の基準に合った教育を受けているかどうかを監督する教育機関があります。基準は州によって違いますが、それらの機関をアンブレラスクールと呼ぶようです。 日本ではホームスクーラーのコミュニティを指すこともあるようです。日本でもアメリカのように一定の基準を第三者評価できる機関ができれば、公教育との関係性に悩むホームスクーラーの救いになるのではないかと思います。
Hack schooling(ハックスクーリング) “個”を尊重する教育。子ども本人が自身の教育を自身でハッキングしていく学習スタイル。 今は世界のあらゆる大学の講義も手軽にネットで受けられる時代になりました。このような学び方を選択する子どもたちも増えていくと予想されています。

時間割

時間割はホームスクールにとって重要な判断基準の1つといえます。実際にあったケースですが、ある生徒はカナダのオンランスクールに通っていました。しかし、時差の関係上、授業が実施されるのが夜中になったり朝方になったりしていたそうです。結局、体調を崩して継続できなかったという話も聞きます。私たちの生活の中で継続できる時間割であるかどうかも重要なポイントになります。

先生の質

親が先生となる場合も、学校に通う場合も「先生」の質が重要であることはいうまでもありません。教育カリキュラムだけでなく、そのカリキュラムを効果的に実施し、子どもの能力を引き出していくのが「先生」を呼ばれる人たちの重要な役割と言えます。この質が良いかどうかについては、現在その学校に通われる生徒の声(口コミ)などがもっとも参考になると言えます。また、その教育機関で実施されている体験授業に参加してみても教育の質を見ることができるのでおすすめです。

進学先

「自分のやりたいことも両立できる」「家でも学べます」「手軽に質の高い教育を受けることができる」など様々なキャッチフレーズをよく目にするかと思います。もちろん、どのような教育を受けることができるかについてはホームスクール生にとって重要な選択要素の1つと言えるでしょう。

しかし、もう少し視野を広げて見た時「この教育を受けた人がどうなっていったのか」という視点でリサーチをしてみても良いかもしれません。その学校の卒業生が社会に出てどうなっているのか、進学先はどこなのかなど。自分の思い描く将来像と実際の生徒のゴールの姿を重ねてみても「後悔のない学校選らび」ができるのではないでしょうか。

ホームスクーリングの問題点とメリット・デメリット

メリット① 得意を極めて、個性や能力を伸ばせる
メリット② 自分にあった教育を選択できる
メリット③ 荒れた環境や人間関係を避けて、落ち着いて学習ができる
メリット④ 拘束時間が減り、実体験などを多く取り入れることができる

デメリット① コミュニケーションを取る機会が減少
デメリット② お金がかかる
デメリット③ 親子関係が悪化しないように注意がいる
デメリット④ 教育の質が担保できない

上記のメリットとデメリットを見ても分かるように、ホームスクールには自分に合った教育を選択肢したり、実体験を多く取り入れるなどできるようになります。しかし、一方で質の高い教育にはお金がかかったり、また教育の質が担保できない場合もあるなどデメリットの部分も存在しています。また問題点としては上記のメリット部分を多く持ち、デメリット要素がすくない学校と出会えるという点が挙げられます。学校選びは「ホームエデュケーションの成功・失敗は学校選びで決まる!!」と言われるほど重要事項です。ホームスクーリングをお考えのご家庭は次のポイントを中心に学校調べをおこなっても良いと思います。

オンラインで通えるインターナショナルスクール・一覧

スクール名 対象年齢 卒業資格 概要
Global Step Academy 3歳〜15歳 記載なし 国際基準の米国・コモンコアに基づくEnglish Language Arts(ELA)プログラムを元に英語の4技能を含む総合的な英語力と批判的思考を中心とした教育を受けることができます。スピーキングやライティングの短期集中コースも用意されているほか、英語で工学やゲームベース学習、算数(4歳以上を対象)やフォニックス、プログラミングなども学べます。ELAスタンダードコース、フォニックスの短期集中コースは3歳から受講でき、その他にも年齢無制限のコースが幾つか提供されています。また、GSAコンサルティングは40年以上の国際教育経験、海外進学を視野に保護者への25年以上教育コンサルティングを行なっていて、米国トップレベルのボーディングスクール、大学等に多数の進学実績があります。2週間の無料体験期間を設けています。
東京インターハイスクール 中学・高等部 日本の高校卒業資格・米国ワシントン州公認高校の卒業資格 2000年に創立されたオンラインスクールで中学1・2年生を対象としたジュニアコースと中学3年生から高校3年生を対象とした英語コース(基礎・6ヶ月コース・英語特進コース・英語基礎コース・高認コース)があります。 基本コース、高認コース、英語特進コースでは教科ごとの個別指導のほか、卒業時に米国ワシントン州の高校卒業資格も取れます。日本の私立大学のほとんどではこの卒業資格での受験を認めているほか、日本の高校卒業資格が必要な場合は姉妹校である通信制高校である明蓬館高等学校に特別編入も可能です。中学3年生以上を対象としている本コースで学べる科目としては、英語、数学、科学、社会、外国語、公民や芸術、そして選択科目としてテーマ学習(ダンス、音楽、スポーツ等)が卒業として合計24単位1単位につき150時間以上の学習時間に加え、成果物の提出等が必要です。 中学1年・2年生向けのプログラムは中学校に席を置きながら、担当学習コーチと共に自分のペースで進めることができます。米国で実践されている学習コーチングメソッドを採用していて、生徒が自ら自分で考え実践し、結果を出すというプロセスを個別指導にて支援しています。希望者は各コースの詳細は公式サイトにある資料請求フォームをご記入ください。
SSUP 小学1年〜中学3年 記載なし 「国際社会を自由に生きる力を持ったバイリンガル育成」を教育理念をもち、英語で学ぶことを目的としているインターナショナルスクールです。クラスメイトも同じ英語レベルでSSUP独自の発音プログラムも取り入れているので、英語習得が早くなり、英語で基礎科目を体系的なカリキュラムで学べます。年齢や英語レベルに合わせたクラスなので、英語が話せなくても、英語に初めて触れる方向けのクラスなども設けられていています。学校の英語だけでは不十分と感じる保護者・生徒や、将来のために総合的な英語力と国際的な教養を身につけたいと感じているご家庭におすすめです。公式サイトで授業体験や無料のカウンセリングを行なっています。
KEA Online School 年少〜小学生 記載なし 兵庫県神戸市を拠点とするKobe English Academyのオンライン・インターナショナルスクールです。1クラス6人と少人数での英語保育及び英語教育を行なっていて、「英語が話すようになるのは当たり前」「さらにワンランク上の教育を」の理念を元にインターナショナルスクールと同レベルの英語教育をご自宅で行えます。アメリカのカリフォルニア州で採用されているPhonicsカリキュラムを元に、英語の第二言語習得を目的としています。また、ハロウィンやクリスマスなどの季節毎の催し物や週2回行われる放課後ライブにより、クラスメイトとオンラインで交流できる機会があります。
Nisai Global School 11歳~19歳 ※英語力育成プログラムは5歳~ ケンブリッジインターナショナルIGCSE及びALevel卒業資格 ケンブリッジ傘下のケンブリッジインターナショナルスクールを完全オンラインで運営。授業は全てライブレッスンで行われています。ケンブリッジから世界で初めて完全オンラインのインターナショナルスクールとして認定されました。ケンブリッジプログラムのYear7~advance-Levelまでカリキュラムを提供。オンライン授業なのでインターネット環境が整っているところ日本全国どの都道府県・市区町村エリアからも受講できます。Nisaiを受講するとIGCSEやA-Levelの国際卒業資格を取得することができます。英会話、英語力に自信がない方にも本コースに入学できる英会話力・英語力を短期間で身につける事ができるBoosterコース、CEFR EnglishコースやUnits of Soundのコースも提供している。

コロナの影響もあり、オンラインのインターナショナルスクールが登場

昨今、コロナの影響もありオンラインのインターナショナルスクールが登場しています。また、日本の大学の国際化の波により海外の教育機関が続々と日本市場に乗り出してきているのも事実。オンラインのインターナショナルスクールを選択するうえでも、上記のポイントをしっかりと抑えながら情報を集めていくことが重要になってきます。

海外の有名なオンラインスクール(一部紹介)

Stanford Online High School (中〜高)

米国・スタンフォード大学が展開しているオンラインの中高一貫校で、中学1年生から高校3年生を対象としています。2006年以降15年間も世界で最先端のオンライン教育を提供していて、全米の進学校の中でもトップの実績を残しています。生徒は世界43ヵ国、アメリカの47の州から来ていてセミナー・ディスカッション形式のライブ授業を行なっています。また、教員の66%が各分野でPh.D(博士号)を取得していて、レベルの高い知識を活かした授業を行なっています。全生徒900人ほどいるのにも関わらず、1クラスの平均人数が13人と少人数制の授業を受けることができます。英語で各科目を学べる他にも、生徒へのサポートも充実していて、Academic Advisorやメンタルヘルスを含むカウンセリング、大学進学サポートなども充実しています。

入学には成績、推薦状、リーダーシップ活動やエッセイに加え、面接やSSAT・ISEEといった高校入学に必要な共通試験の提出が求められます。成績や学力試験等が低くても、合否は総合的に判断されるためご興味のある方は出願することをお勧めします。

Crimson Global Academy(12-18歳)

ニュージーランド政府公認のオンライン・インターナショナルスクールです。カリキュラムは英国のを採用していて、IGCSEやA-Levelsなど国際的に認められてる高校卒業資格も取れます。12ー14歳向けのカリキュラムには Pre-International GCSEと呼ばれる2年間のオンラインコースがあり、英国の高校・義務教育終了試験IGCSEに必要な学力や教養を身につけることができます。14歳ー16歳を対象としたコースでは英国のIGCSEの本試験を受けるためのクラスを設けていて数学、化学、ビジネス、経済学、心理学などを学べます。アメリカの大学の進学希望者に向けてAdvanced Placement Coursesと呼ばれる米国大学の一般教養相当のコースを科目ごとに学習し、学年末(5月)の試験で好成績を残せば大学の単位を貰えます。海外大学専門の進学塾「Crimson Education」のサポートも受けられるので、海外のトップ大学進学への支援も充実しています。

*日本語版のサイトもありますが、パンフレットのダウンロードや年齢別のコース紹介などは英語版のサイトをご覧ください

英語が苦手(日本の学校の進学も見据えた人たち向け)オンラインインターナショナルスクールと組み合わせて使える日本語教材

オンラインのインターナショナルスクールに通う人たちも増えていますが、数学や理科は日本の教育の方が進んでいるという部分もあります。オンラインのインターナショナルスクール生でも日本語の教材も組み合わせて受けているという方も多いはず。

今回は日本語教材についてもご紹介します。

日本語教材まとめ(有料・無料)

マルチメディアデイジー(DAISY)教科書(小1〜中3)

視覚障害、学習障害やADHD・アスペルガー症候群、弱視など普通の印刷物を含む教科書を読むのが困難な子供のために開発された教科書です。読み上げ機能とテキストのハイライト機能がついていて、申請後に希望の教科書を無料で利用できます。

DAISYとは、Digital Accessible Information Systemの略で、日本では「アクセシブルな情報システム」と訳されています。視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のためのアクシブルな電子書籍の国際標準規格として、50カ国以上の会員団体で構成するデイジーコンソーシアム(本部スイス)により開発と維持が行なわれている情報システムを表しています。日本からは、日本デイジーコンソーシアムが参加していて、当協会はその会員としてデイジーの開発と普及に係わる活動をしています。*日本障害者リハビリテーション協会「エンジョイ・デイジー」の「マルチメディアデイジー教科書について」より

日本語で学べて、ご家庭でも取り組めれるホームスクール用の教材を有料・無料と対象学年別にリスト化しました。ホームスクールをしたいけど、学力の維持・向上や低下が心配などのご不安を少しでも解消できたら幸いです。

日本語で学べる無料のホームスクール用教材

・ ちびむすドリル(就学前〜入学頃・小学生向け) 

小学生向けの無料学習・教材プリントで、無料でハイクオリティなプリントを印刷できます。デジタル教材より紙の教材をお探しの保護者の方におすすめです。主にドリル形式なプリントが多いので、反復練習向けに向いています。就学前〜入学頃のお子さんを対象とした、幼児プリント集、知育学習ポスターなどに加え、小学校1〜6年向けに国語・算数・英語・社会と理科・プログラミング・全学年共通の音楽教材のプリントが用意されています。中学受験には国語文法と栄光ゼミナールとのコラボ教材で算数のプリントもあります。

Eboard (小〜高) 

NPO法人eboardが運営する無料のオンラインICT教材。「勉強が苦手な子」向けの教材作りを意識していて、映像授業は平均7-8分で集中できるように講師の顔が見えない動画を配信しています。「やさしい字幕」と呼ばれる編集された字幕を映像授業内に取り入れることで、ろう・難聴や外国の子も科目ごとの理解を深めて学べる環境作りに取り組んでいます。
数々の賞を受賞していて、2014年日本eラーニングアワード文部科学省大臣賞受賞、2015・2016年は「先導的教育システム実証事業」の教材に採択、第5回「ジャパンSDGsアワード」においてSDGs推進副本部長(内閣府官房長官)賞を受賞しています。
小・中の5教科、2000本の映像授業と1万問にも及ぶデジタル問題集を無料で利用可能。科目・単元ごとの学習記録も残るので、苦手な分野や問題の克服につながります。(*高校は数学Iのみ)

Youtube:「とある男が授業をしてみた」(小〜高)

教育系YouTuberの葉一さんによる動画チャンネルです。小学3ー6年生の算数と社会、中学の英語・社会・国語・理科の解説動画に加え、高校受験対策や定期テスト対策、その他に勉強関連の話などの動画を2000本以上配信しています。教科書レベルの基礎〜発展内容を多く取り上げていて、苦手分野でも理解しやすく単元ごとの説明があります。
授業のテキスト(PDF)も無料でこちら(公式サイト)からダウンロードできます。
基礎から応用まで幅広い学年をYoutubeという無料プラットフォームで好きな時間に場所を問わず見れることが魅力の一つです。

日本語で学べる有料のホームスクール用教材

  • すらら(出席扱いになる・小〜高) 

不登校で学校を休んでいても、一定の条件を満たしていれば「すらら」を使用した勉強は出席扱いになります。

すららの学習範囲
学年に囚われない無学年方式を取り入れていて、学年関係なく学力に応じた学習を目的としています。小学1年から高校3年まで国語、数学、英語の3教科を幅広く学べるので、学年という概念に縛られずに自分のレベルに合った学習が無理のない範囲でできます。また、授業一つの単元が10分ー15分程度で勉強が苦手な方にもおすすめできます。勉強に苦手意識を持っていたり、学校の授業が簡単すぎたり、帰国子女や不登校、発達障害の子どもなど、いろんなニーズに対応しています。

  • 進研ゼミ(小〜高) 

ベネッセコーポレーションが行なっている中学生から高校生向けの添削式、通信教育講座です。タブレットと紙のテキストを利用した学習をメインとしていて、各単元の予習・復習ができます。また、「赤ペン先生」と呼ばれる添削専門の先生が質の高い細かな添削サービスを行なっているのも魅力の一つです。各学年・各教科で専門の添削指導者がいるため、通塾と比べると費用を抑えながら充実した個別サポートを受けられます。
進研ゼミ 小学講座
進研ゼミ 中学講座
進研ゼミ 高校講座

オンライン学習サービスで定期テストから大学入試対策まで5教科18科目、計4万本以上の動画を視聴可能です。レベル別に指導経験が豊富なプロの講師の動画が月額2178円で見放題なので、塾等でかかる費用を抑えつつ一流の講師陣から好きな時間、場所で勉強ができます。小学校〜高校の授業の他にも英会話やTOEIC対策も対応でき、中学受験講座もあります。

算数の先取り教育に加え、毎週ネイティブの英語レッスンを無料で受けられます。タブレットを使った算数学習と個別のサポートも手厚く、無学年式なので成績向上や算数の苦手克服に向いている教材です。学んだ基礎をもとに合計94ステージ・約1万問を一つ一つ自分のペースで進めることができます。ステージ制なので全体のマップを見て自分の立ち位置を確認できる他、各単元は動画ではなく手を実際に動かして解くため「わかったふり」を防ぐことができます。利用者は開成・麻布・早稲田などの難関中学に合格経験もあり、数学・算数検定の公式監修の教材内容ですので中学受験を視野に入れているご家庭にもおすすめです。

英語で学ぶ教材・リソースリスト

2016年・英語圏教材。保護者によるホームスクールサイトまとめ:http://nanorico.blogspot.com/2016/02/blog-post_18.html 

  • Khan academy (日本語字幕・動画の再生速度変換可能)

アメリカ国内ではこのサイトを知らない人は居ないほどに人気な学習サイトです。

完全無料の学習動画コンテンツがGoogleやFacebookアカウントでの登録後に無料で全動画が見放題で1つ10ー20分ほどの動画で、10、000本以上が公式サイトに掲載されています。NASAやMITとのコラボレーション動画に加え、動画は音声+電子黒板なので授業内容に集中できます。小学校から大学レベルの内容を基礎的な事から学ぶことができます。サイトで学習できる教科は多岐に渡ります。英文法、数学、科学・工学、プログラミング、歴史や芸術、経済学、SATの対策講座などの動画を日本語字幕付きで、再生速度を変えながら見れます。

単元ごとにイントロダクション・内容の説明・練習問題・応用問題などと細かく別々の動画に分かれているのも魅力の一つです。

Youtubeチャンネル:

オンラインインターナショナルスクールと組み合わせて(動画で)

空き時間などにおススメです。

英語で算数・数学を学びたい小学生〜中学生向けのチャンネルです。音に合わせた英語の字幕もついていて、視覚的に数学の概念をわかりやすく解説してくれます。単元ごとの基礎〜発展レベルを1つの再生リストにまとめています。また、Mathanticsホームページにて年間10ドルで単元ごとの練習問題プリントをダウンロードすることができます。

サイエンス系のトピックを5分〜10分程度のアニメーションでわかりやすく説明してくれる動画が多数あります。

例えば、地球が回転を止めたらどうなるか、ホワイトホールの説明など、銀河系や地球の素朴な疑問に答える動画や、環境汚染・公害、人体や病原菌の説明など大人でも気になるような多種多様なトピックについて取り上げています。子供が身の回りの科学を英語で学べて興味を持てるきっかけになれるかも知れません。

ディズニーが監督するオンライン学習教材でアメリカの教育専門家が開発しました。英語で読む、聞く、書く、話す、と復習することを目的としたアプリです。日本では楽天が提供しているため、日本語で英語を学べます。アメリカのIOS App Store/Google Playの教育部門でアプリダウンロード数No. 1を獲得しました。月々約1234円からで、初回2週間は無料です。無料体験に申し込むには楽天IDが必要となります。

無料で海外の名門大学の講義や学習コンテンツを日本語字幕付きで配信しているサイトです。中学・高校生向けのコンテンツでは理科、SDGs、英語ニュース教材、と60秒でわかるシリーズを配信しています。理科の動画では物理学や生物、科学、科学技術とデザインの解説動画に加え、SDGsコースではSDGsをテーマとしたクリーンエネルギーや食品ロスの動画を自由に受講できます。また、米国のイェールやMIT、オランダの名門・デルフト工科大学などの講座内容としては化学・数学・環境やエネルギーの動画、最先端の文化と芸術に関する動画が見れます。

英国式カリキュラムが学べる完全オンラインインターナショナルスクールNisai

オンライン授業で本当に、英語力がつくのか。

オンラインとオフラインの違いであり、大きなメリットのひとつはレコーディングにあります。ライブ授業を受けて、リアルな経験を子どもたちは積みますが、その時間だけでは新しい知識や言葉の習得はなかなか難しい側面があります。課題と並行してレコーディングを見返すことで知識の定着、思考力を鍛えます。レコーディングは何度でも見返すことができるので、好きなだけ勉強に使えること、また、高額の英語教材を買うよりずっと安くラジオ感覚で英語学習を生活の中に取り入れることも考えられます。

目標を持った者同士が集まる少人数授業。活発なクラスメイトとの交流。

クラスメイトは、最大15人までと徹底した少人数指導ができるのもオンラインならではの強みです。1対1では緊張感が増してしまう英語学習も、同じ目標を持ったクラスメイトと一緒なら楽しみながら、学習に取り組むことができます。

小学校、中学校、高校のカリキュラムを受講可能

Nisaiでは、小学校5年生から大学1年生までの幅広いケンブリッジプログラムを用意しています。対象年齢は、小学校中学年から高校生までの本格的な海外の授業を望む子供たちです。クラスメイトとの交流を通して、チャットやマイクを使って活発に本質的な問いを議論します。1週間に1回出される課題では、自分の考えを英語で述べることが求められるため、論理的に意見を述べる力や課題に向き合う精神力をつけることができます。

年齢ではなく、能力別のクラス編成になっています。生徒の英語レベル、教科の知識レベルに合わせて、受講クラスが決まります。

イギリスを中心に世界で認められている A-Level(卒業資格)の取得ができる

英国ケンブリッジ大学傘下の教育機関【Cambridge International】が提供している国際資格で、大学教育を受ける前の16~19歳の学生を対象に提供している高校卒業資格及び大学入学資格です。

バカロレアと同様、世界中の教育機関・大学から承認を得ているため進学が可能になります。

ホームスクール・積極的不登校の記事はこちら

Alevelの記事はこちら

最近話題のA-Levelってなに?科目とその内容について

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