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学校の授業が簡単すぎる生徒とその保護者向けに、飛び級やギフテッド教育を行っている国内外の学校を紹介
  • ホームスクール・不登校
  • 2022.8.31

学校の勉強が簡単すぎて不登校になったりクラスで浮きこぼれている小中高生とその保護者必見!飛び級やギフテッド教育を行っている国内外の教育・学校を紹介!

小学校の授業・中学校の授業が簡単すぎると感じる「ギフテッド」と言われる子どもたち

学校でうき溢れている、授業が簡単すぎるという理由で学校内・クラス内で浮いていて不登校という選択肢を選ぶ方も多いと思います。今回はそんなお悩みを抱えている学生や保護者の方に向けて、主に国内外で行われている飛び級制度やギフテッド教育についてご紹介します。

残念ながら、日本の教育では高校在学を条件に一部の大学で認められる飛び級制度や特定分野にずば抜けた知識や好奇心を持っているギフテッド教育を行っている学校はほとんどないのが現状です。

自分の能力に合った教育を受けたい

授業を聞かない子ども生み出してしまう、日本の教育の「平等・公平」のあり方

日本の学校教育では「平等・公平」という言葉のもとに「できる子は待たせる」ということがよく行われています。柔軟性のある教育者だと「できる子は先に進んで学ぶような授業スタイル」「学び合いを取り入れて互いに高めあう授業」を研究して取り組んでいることもあります。ただ現状として大多数の教師は「できる子は待たせる」といったアプローチをすることが多いのが現実で、結果的に「授業を聞かない子ども」を生み出すこととなっています。日本の教育ではこのギフテッドの要素を持った子どもに対しての教育的なアプローチは、世界と比べてもまだまだ研究不足で追い付ていないと言えます。日本の教育の「平等・公平」の認識やあり方は考え直していく必要がありそうです。

ギフテッドとは呼ばれる同年代と比べると、生まれつき音楽、論理、数学など特定分野ずば抜けた能力や成果を持っている子どのことを示す言葉です。アメリカの連邦政府のギフテッドの生徒を「知性、創造性、芸術性、リーダーシップ、または特定の学問分野で高い達成能力を持つため、その能力をフルに活かすために通常の学校教育以上のサービスや活動を必要とする子供たち」と定義しています。高い知能と能力に伴い精神的・社会面で問題を抱えている子供も多くいて、子供そして保護者への充実した支援を受けられます。学校や塾の先生など、周りの大人と協力し継続したサポートを届けることも重要となってきます。

*引用:https://www.blog.crn.or.jp/report/02/130.html 

日本国内のギフテッド教育

現在、日本の教育ではギフテッドと呼ばれる生まれつきに特別な才能を持つ子供を見出し、能力を伸ばすための環境及び教育が不十分です。なお、ギフテッドが生まれる原因としては遺伝と環境の両方の影響と言われています。知的好奇心と強み・特性をフルに活かすこと、周りや自分の力を借りて高難度な課題を解決する能力を高められる教育が必要不可欠になります。

海外ではなく、引き続き国内でギフテッド教育を継続したいという方もいらっしゃると思います。一部の学校現場や民間企業・NPO等でギフテッド教育を行っているプログラムはありますので、そちらをご紹介します。

日本国内・ギフテッド教育の支援プログラム

支援プログラム名 概要
日本ギフティッド協会 日本にもギフティッド教育を提供し、ギフティッドの子供を含め、保護者や先生、教育機関等のサポートを行っているNPO法人 Feelosopher`s Path Japanによって運営されている団体です。アメリカ国内のギフティッド教育の取り組みに関する情報や、ギフティッド用の個別教育計画書を申し込むことができ、個別教育をお悩みの方におすすめです。
異才発掘プロジェクトRocket Room Of Children with Kokorozashi and Extra-ordinary Talentsの頭文字を取ったプロジェクトで2014年からギフテッドの小中高生とその保護者向けにイベントやセミナーを実施しています。日本財団と東京大学先端科学技術研究センターの協力のもと、書類審査と面接を通して「スカラー候補生」を選別し、体験型・プロジェクト型の学習、海外研修や各業界の最前線に立つ方の講義など異端な才能を持つ子供への教育の機会を提供しています。
ジュニアドクター育成塾  国立研究開発法人 科学技術振興機構 (JST) の次世代人材育成授業の一つです。特に意欲と科学分野における高い能力を持つ人材の育成を目的としていて、小中学生を対象にさらに創造性と専門性の能力を伸ばす体系的プログラムです。 自己推薦(保護者推薦)、各種オリンピックや学校推薦など各地域の小中学生を選抜し、その後講義や少人数での実験など科学技術関係人材の育成とともに、メンターによる支援や研究室とのマッチングも行なっています。ジュニアドクター育成塾を実践している機関は法人、大学、または高等専門学校に限られていますが、過去に実施した機関は仙台高等専門学校、筑波大学、東京大学、株式会社リバネス、長崎大学など多岐にわたります。
実施した機関の活動紹介
孫正義育英財団 ソフトバンクグループ代表の孫正義氏が設立した孫正義孫正義育英財団は、高い志と異能を持った若者に自らの才能を開花できる環境を提供し、人類の未来に貢献する人材の支援を目標としています。現在支援している人材は2021年7月1日時点で10歳から28歳の240人で10代が4割弱を占めています。最大5年間の返済義務のない支援金を新しいテクノロジーの研究・開発、留学・進学費用などのために申請することができます。

国内でもギフテッドを支援するようなプログラムはあるものの、まだまだ数が少ないのが現状です。近年では不登校の生徒の数が増えており、中には飛び級ができるインターナショナルスクールを求めて転校する生徒やホームスクールでオルタナティブ教育に切り替えていく生徒もいるようです。日本の法律では小学校と中学校は義務教育となっているので、学校に在籍する必要があります。このギフテッドの要素を持った子どもたちに対応した日本の義務教育のあり方にも期待したいところです。

国内:ギフテッド教育の選択肢高校の授業は通信教育など柔軟に認められているのでマイペースで進めることができる

渋谷区:公教育としてのギフテッド教育

東京都渋谷区は東京大学先端科学技術研究センターと連携し、2017年の9月から公教育にギフテッド教育を取り入れています。対象は渋谷区に在住している小学3年生〜中学3年生の以下の条件を満たしている児童を対象としています。

  • (1)特別支援教室拠点校の巡回指導員による指導を受ける児童 
  • (2)情緒障害等通級指導学級に在学する生徒
  • (3)長期欠席児童・生徒のうち、本人とその保護者が参加希望し、校長が参加を認める方に限られます。

プログラムは先ほど紹介した異才発掘プロジェクトROCKETが共同開発しています。特別な才能が認められていて、学級不適応の子供たちを対象としているため、アメリカのように通常の学年と並行して行っている公教育の一環とは少し違うようです。渋谷区在住でプログラムに興味のある方は渋谷区公式サイトをご覧ください。

翔和学園(授業料:年間120万円ほど+教材費や施設費、個別指導は別途で110万円ほど)

東京都中野区にある特定非営利活動法人で小学校から大学の小中高大一貫校です。ギフテッド教育は小学校と中学校の段階で取り入れていて、2Eの小学生・中学生を対象としています。才能を伸ばす教育を目標としているギフテッド2E小中学部の募集要項には発達障害など問題を持つ2Eの子供であることと小学1年〜3年生は高IQ(WISCのFIQ 125以上)なども記載されています。ギフテッドのための特別支援教育を行なっているので、学校や授業内で手厚いサポートや特性にあった授業内容の解説などが充実しています。

卒業後の進路としては国内外の大学及び専門学校等の高等教育機関への進学や翔和学園大学部への進学の2パターンがあります。

国内の中学・高校受験

受験をすることでより自分に合った良い学校を選ぶ選択肢が広まります。中高一貫の学校ですと、中学生という範囲を超えて高校や大学レベルの学習ができたり、学習環境が整っているので、知的好奇心の強い子供たちと自分を応援してくれる学校を選ぶことで学校も通いやすくなります。ただし、受験では4ー5科目を満遍的に学習する必要性があるので、お子様の長所を十分活かしきれずに受験が合っていない可能性もあります。個人の特性に合わせた勉強をする必要がありますが、最終的に偏差値に問わられずにどこの学校に進学したいか、本人の意思を尊重することも大事です。

日本国内の飛び級・飛び入学教育

日本では大学への飛び級(飛び級学)制度はありますが、小学校や中学校などの義務教育課程では残念ながら飛び級制度は存在しません。海外、特にアメリカ、中国、オランダなどでは小学生の段階で積極的に取り入れています。日本国内の大学への飛び入学では2021年に京都大学医学部に飛び入学した当時高校2年生の林璃菜子さんが有名ですね。

筆者が通っていたアメリカのボーディングスクールでは1学年、合計120人のうち1−2名は特定の科目で数年飛び級をしています。学年が1つ下の後輩は特に数学の分野において秀でていて、入学当初(中学3年生)では高校1年生の内容を学んでいて、理系分野では名門大学の研究者と夏休み間研究を行っていました。最後の数年間は近くの短大の授業をオンラインで受けていたみたいです。周りにも高校時代に大学の単位が取れる科目別のAP試験で優秀な成績を収め、3年で大学を卒業したり、高校在学中に大学の授業と並行に取っていたおかげで大学入学時(入学一年目)には単位的に3年生と認定された友達も何人かいました。

日本は現在大学への飛び入学制度を実施していますが、大学の定める特定分野で優れた資質を保持し(法第90条第2項)、かつ高校に2年以上在学していること(施行規則第153条)を条件としています。判断要素としては在学している学校の校長からの推薦状や学校以外の指導者として、国内外のコンテストにおいて飛び入学希望者と長期的な指導を行っている指導者、その他にも学問・スポーツ・芸術分野において大変秀でた成績を残したことを意味します。

また、追加で大学ごとに試験や飛び入学が可能かについて、各大学にお問い合わせください。

現在飛び入学を実施している大学一覧

大学名 学部
千葉大学 文学部・理学部・工学部・園芸学部
名城大学 理工学部
エリザベト音楽大学 音楽学部
会津大学 コンピュータ理工学部
日本体育大学 体育学部
東京藝術大学 音楽学部
京都大学 医学部
桐朋学園大学 音楽学部

文部科学省:飛び入学について

国内・飛び級:インターナショナルスクール(授業料200万円 以上)

日本国内のインターナショナルスクール(通称インター)では小学校の段階から学力試験等で優秀な成績を収めた場合飛び級に対応している学校が多くあります。入学条件として母語話者と同等の英語力が必要なインターから、日本語英語バイリンガル教育を行なっているインター、米英カリキュラムの違いなど国内には様々な学校があります。

インターナショナルスクール

もしインターを選ばれるのであれば、授業料の目安、国際機関等による認定資格、卒業資格とカリキュラムについて調べると良いでしょう。メリットを複数挙げると初等部から英語に加え、英語で学ぶ理科、社会、算数や音楽・美術などの科目学ぶことができます。

オンラインで通えるインターナショナルスクール・一覧(一部紹介)

スクール名 対象年齢 卒業資格 概要
Global Step Academy 3歳〜15歳 記載なし 国際基準の米国・コモンコアに基づくEnglish Language Arts(ELA)プログラムを元に英語の4技能を含む総合的な英語力と批判的思考を中心とした教育を受けることができます。スピーキングやライティングの短期集中コースも用意されているほか、英語で工学やゲームベース学習、算数(4歳以上を対象)やフォニックス、プログラミングなども学べます。ELAスタンダードコース、フォニックスの短期集中コースは3歳から受講でき、その他にも年齢無制限のコースが幾つか提供されています。また、GSAコンサルティングは40年以上の国際教育経験、海外進学を視野に保護者への25年以上教育コンサルティングを行なっていて、米国トップレベルのボーディングスクール、大学等に多数の進学実績があります。2週間の無料体験期間を設けています。
東京インターハイスクール 中学・高等部 日本の高校卒業資格・米国ワシントン州公認高校の卒業資格 2000年に創立されたオンラインスクールで中学1・2年生を対象としたジュニアコースと中学3年生から高校3年生を対象とした英語コース(基礎・6ヶ月コース・英語特進コース・英語基礎コース・高認コース)があります。 基本コース、高認コース、英語特進コースでは教科ごとの個別指導のほか、卒業時に米国ワシントン州の高校卒業資格も取れます。日本の私立大学のほとんどではこの卒業資格での受験を認めているほか、日本の高校卒業資格が必要な場合は姉妹校である通信制高校である明蓬館高等学校に特別編入も可能です。中学3年生以上を対象としている本コースで学べる科目としては、英語、数学、科学、社会、外国語、公民や芸術、そして選択科目としてテーマ学習(ダンス、音楽、スポーツ等)が卒業として合計24単位1単位につき150時間以上の学習時間に加え、成果物の提出等が必要です。 中学1年・2年生向けのプログラムは中学校に席を置きながら、担当学習コーチと共に自分のペースで進めることができます。米国で実践されている学習コーチングメソッドを採用していて、生徒が自ら自分で考え実践し、結果を出すというプロセスを個別指導にて支援しています。希望者は各コースの詳細は公式サイトにある資料請求フォームをご記入ください。
SSUP 小学1年〜中学3年 記載なし 「国際社会を自由に生きる力を持ったバイリンガル育成」を教育理念をもち、英語で学ぶことを目的としているインターナショナルスクールです。クラスメイトも同じ英語レベルでSSUP独自の発音プログラムも取り入れているので、英語習得が早くなり、英語で基礎科目を体系的なカリキュラムで学べます。年齢や英語レベルに合わせたクラスなので、英語が話せなくても、英語に初めて触れる方向けのクラスなども設けられていています。学校の英語だけでは不十分と感じる保護者・生徒や、将来のために総合的な英語力と国際的な教養を身につけたいと感じているご家庭におすすめです。公式サイトで授業体験や無料のカウンセリングを行なっています。
KEA Online School 年少〜小学生 記載なし 兵庫県神戸市を拠点とするKobe English Academyのオンライン・インターナショナルスクールです。1クラス6人と少人数での英語保育及び英語教育を行なっていて、「英語が話すようになるのは当たり前」「さらにワンランク上の教育を」の理念を元にインターナショナルスクールと同レベルの英語教育をご自宅で行えます。アメリカのカリフォルニア州で採用されているPhonicsカリキュラムを元に、英語の第二言語習得を目的としています。また、ハロウィンやクリスマスなどの季節毎の催し物や週2回行われる放課後ライブにより、クラスメイトとオンラインで交流できる機会があります。
Nisai Global School 11歳~19歳 ※英語力育成プログラムは5歳~ ケンブリッジインターナショナルIGCSE及びALevel卒業資格 ケンブリッジ傘下のケンブリッジインターナショナルスクールを完全オンラインで運営。授業は全てライブレッスンで行われています。ケンブリッジから世界で初めて完全オンラインのインターナショナルスクールとして認定されました。ケンブリッジプログラムのYear7~advance-Levelまでカリキュラムを提供。オンライン授業なのでインターネット環境が整っているところ日本全国どの都道府県・市区町村エリアからも受講できます。Nisaiを受講するとIGCSEやA-Levelの国際卒業資格を取得することができます。英会話、英語力に自信がない方にも本コースに入学できる英会話力・英語力を短期間で身につける事ができるBoosterコース、CEFR EnglishコースやUnits of Soundのコースも提供している。

インターナショナルスクールの選び方についてはこちら

海外:飛び級・ギフテッド教育と選択肢

海外ではギフテッド教育を取り入れている国は多くありますが、そのうち米国のギフテッド教育、および飛び級制度は特に盛んです。アメリカでは、私立学校に加え、公立の学校でもギフテッド向けの授業を行われていて州や学区によって異なります。主に4つの方法のいずれか、もしくは複数の教育方法の組み合わせを取り入れています。一般の生徒と一緒に授業を受けますが、レベルの高い課題やコンテストの参加を促されるエンリッチメント方式、飛び級制度のアクセルレイト方式、ギフテッドの子供を対象としたサマースクール方式、とプルアウト(取り出し)方式と呼ばれる週決められた回数に一定時間ギフテッドの子供を集めて高レベルの授業をおこないます。

海外で中学・高校受験。海外で飛び級・ギフテッド教育:(途中編入も可能)

中学・高校受験は国内に限らず海外を視野に入れることも可能です。学校によりますが、イギリスやアメリカの学校では途中編入や、1日その学校で授業を実際に経験することができます。特に私立やボーディングスクールといった同年代の生徒と一緒に暮らし学校生活を送ることができる学校もあります。年間数百万円と高額な場合が多いですが、学校により奨学金がある場合があります。例えば、アメリカのPhillips Exeter Academy(中学3年生〜高校3年生)は家庭の収入が7万5千ドル以下の場合は全額無料で、生徒の半数が何かしら学校側から経済的支援をもらっていて受験結果は家庭の経済状況に左右されません。

海外のボーディングスクールは一般的には費用も高い傾向ではありますが、多くの名門進学校では勉強やアカデミックな面でのサポートも充実している場合が多いです。費用は年200万円から1200万円まで幅広くありますが、ボーディングスクールは米英以外にもアジア圏やヨーロッパなど多く存在します。先生も修士や博士といった専門分野での資格を保持している場合が多く、学校内外での学習サポートも充実しています。

海外:ギフテッド教育(例)

また、日本在住ですと残念ながら受けることはできませんが、アメリカ・ネバダ州にあるDavidson Academy (通学・オンライン)はギフテッド向けの公立校(無料)で中高生を対象としています。オンラインでもアメリカ国内にいることが条件で、受験資格はIQテストで特定の標準スコア以上、またアメリカの大学受験として使われるSAT・ACTテストの試験結果提出と、学力審査を受ける必要があります。

米国大学・附属プログラム(日本から受講可能・卒業資格なし)

アメリカのギフテッドプログラムの特徴的な要素は幼少期からアメリカ国内の名門大学で同年代同士と一緒に授業や研究をできることです。このような大学附属プログラムの殆どは夏(6〜8月)の間に数週間程度、キャンパスでの対面授業もしくはオンライン形式で行われます。

英語で一流大学の教授から学べ、キャンパスライフを体験でき、同年代の人たちと知り合える機会です。たとえオンラインのプログラムを選択しても、得られることは多いと思います。デメリットとしては多くのプログラムは高額ですが、奨学金も各大学プログラムごとにあるのでぜひご覧ください。

以下、プログラム名と費用、対象年齢・学年の一覧

プログラム名 費用 対象年齢 概要
Stanford online high school (完全オンライン)  2023年度の授業料は4コース以上で年間3万ドル弱、2ー3コースで17000ドル、1コースで5630ドルかかります。教材やその他の費用は入っていません。 中学生〜高校生向け 高等部のみ:卒業資格を取得可能
Northwestern: CTD gifted summer programs  コースは1クレジットと2クレジットに別れていて、1クレジット800ドル2クレジット1200ドルほどかかります。 3歳~12歳 オンライン(年中実施)対面(夏限定)のプログラムを実施
※卒業資格なし
Vanderbilt Programs for Talented Youth
費用は各コース及び実施期間によって異なります
小学生〜高校生 オンラインと対面授業を実施。夏だけではなく、放課後や週末に受けられるコースもあります。※卒業資格なし
John Hopkins Center for Talented Youth Program 世界トップレベルのギフテッド教育のプログラムとして知られています。オンラインと対面のコースを実施※卒業資格なし
Duke University Talent Identification Program  キャンパス内の寮:各コース4700ドル通学者向け:各コース3000ドル 中学〜高校生 プログラムの詳細はPre-College Programsをご覧ください。高校生のみ完全オンラインとハイブリッド形式可能。※卒業資格なし

飛び級・飛び入学もできる完全オンラインのインターナショナルスクールNisai

ここまでギフテッドに対応した機関やプログラムについて見てきました。もうお気づきのこととは思いますが、日本国内に比べて海外の方がギフテッドに対する学校の仕組みやプログラムが充実していることは確かのようです。

保護者の方の多くは「日本の社会で生きていく子どもたち」と考えがちですが、社会に出た時の現実を考えると自分で起業したり海外転勤をしたりとグローバルな世界がそこには広がっています。つまり「世界の中で生きていく子どもたち」と捉えた方が良いのではないかと思います。そう考えると日本の教育だけにこだわるのではなく、インターナショナル教育など「選択肢は広く持った方が良い」と考え直すきっかけにもなるかもしれません。

「日本しか選べない」という状況から「世界の中の選択肢の1つとして日本がある」という状況に変えていこうとするとき、思い切ってインターナショナル教育に切り替えていくというのもあり得ると言えます。

この記事を読んでいただいたことで、幅広い教育の中からその子にあった教育を選択していくのは「ギフテッドの要素を持った子どもにとって重要事項」として考えていただける機会となれば幸いです。

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